つねならぬ話 - 第一話「萌えゆる話①」

マリーとメイデンのつねならぬ話



マリンちゃん「よっ!またサイコちゃんだよ。今回はちょっと等身を高くしての表示だから、いつもとはちょっと違う雰囲気だけど、大丈夫!いつも通りイカレてるからね!」


操ちゃん「こんにちわ僕はバージニア・ウエストです!
機動歩兵教導大隊学徒隊に所属、通称アイアン・メイデンです。
このコーナーのアシスタントをつとめます。よろしくね」


マリンちゃん「本名は東操(ひがし・みさお)ちゃん。
破壊と蹂躙が好きな筋肉バカちゃんです」


操ちゃん「こらっ!初っ端から何を言っているんですか!」


マリンちゃん「ちなみにサイコちゃんの本名は、マリン・スクェアって言うんだよ。通称はマリー!でも親しい人にしか言わせてないから、皆は言わないでね!」


操ちゃん「いや、誰も聞いて無いんですけど…」


マリンちゃん「ちなみに、操ちゃんにも言わせてないのさ!バカが直ったら言わせてあげる♪」


操ちゃん「…殴って良いですか?グーで」


マリンちゃん「マリン正直ものだから、嘘つけないの。ごめんね!」



ドガッ


マリンちゃん「いたぁーい。何でも暴力で解決しようとするなんて、軍人なんてオーボーだよ!」


操ちゃん「あはは、同じ女の子に甘えた声だしたって無駄ですよ」


マリンちゃん「…ち、小娘が」


操ちゃん「僕に言わせれば、テメェこそ小娘だろ?って感じなんですけどね。
とりあえず…何なんです。このコーナーは?」


マリンちゃん「よくぞ聞いてくれました!このコーナーはね。恋とか、愛とか、憎しみとか、裏切りとか、悪意とか、
そーゆー私の趣味全開の話をするコーナーなの!」


操ちゃん「思いっきり私的なものを…ゾンビコーナーだってあるじゃないですか…」


マリンちゃん「ゾンビだけじゃあ、サイコちゃんの魅力を十分に発揮できねぇんだよ!もっと私に語らせろ!そして閉鎖しちまえ!」


操ちゃん「君は何をブログでしゃべるつもりですか!?」


マリンちゃん「ん~…悪意?」


操ちゃん「あっさり言いきりやがった!?」


マリンちゃん「まぁまぁ良いじゃないか!男だとシャレにならないけど、女の子の口だとまろやかになるものさ!」


操ちゃん「中の人の立場ってのが…」


マリンちゃん「知らないよ、ブログ主なんて。どうせ翻訳作業しかしてないし。黙って私に渡せばいいのさ!」


操ちゃん「はぁ…もう好きにして下さい


マリンちゃん「ま、最初だからね。恋愛の話でもしようじゃないか!」


操ちゃん「お、それは女の子らしいですね。良いじゃないですか」


マリンちゃん「恋にまつわるハァハァするような話とか。
男女を巡るいんぐりもんぐりな話とか!」


操ちゃん「…帰っていいですか?」


マリンちゃん「いやぁ~まってぇ~貴方がいなくなると困る~」


操ちゃん「はぁ~マリンさん。僕は人を効率よく解体する話ならできますけど、いんぐりもんぐりな話なんかできませんよ?」


マリンちゃん「人を解体って…さらりと、凄いこというなぁ…
まあ、操ちゃんが出来なければゲストを呼ぶから無問題!」


操ちゃん「…それで今日はどんなおしゃべりをするんですか?」


マリンちゃん「もうちょっと、こーしょうーな言い方しようよ。
会談とか、語り合いとか、討論とか」


操ちゃん「そういうことは中身を伴ってから言うもんじゃないですか?
ぐだぐだお話するだけなんですし」


マリンちゃん「べらんめぇ!お釈迦様なんて弓矢を見て悟りを開いたんだぞ!」


操ちゃん「そんな何兆分の一の確率でおきるような、
すごい人の一瞬を例にされても…」


マリンちゃん「つっぱりすぎず、緩ませすぎず…これが悟りの心意気…」


操ちゃん「…もういいです」


マリンちゃん「ノリがわるいなぁ…
しょうがない、じゃあお題を変えようか!
今回のお題は「萌え」!萌えるよ~萌え萌えだよ~」


操ちゃん「はぁ、女の子同士で萌えの話ですか」


マリンちゃん「どうしたん?そんな顔してブスだよ?」


操ちゃん「ブスは余計だよ!
…なんと言うか「萌え」って男の人が話すもんじゃないかと思うんだけど?
正直、僕は「萌え」って何だかよくわからないんです」


マリンちゃん「『萌え』とは!笑顔が溢れ出るほど可愛らしく、思わず熱中してしまうことを指すのだよ!」


操ちゃん「それって、赤ちゃんとか、猫ちゃんとか、ですか?」


マリンちゃん「ま、そーゆーことかな?もう、堪えきれないほど可愛らしいってのがポイントだね」


操ちゃん「ん~、でもそれだと対象が広すぎませんか?」


マリンちゃん「~まあ、自分の気持ちを表すものだからねぇ。ま、大きなお友達だと魔女っ娘とか、主に小さい女の子を指して使うことが多いみたいだけど、中には鉄道の車両に萌える!なんて人もいるぐらいだしねぇ…自分が可愛いと思ったりしたものでOK!OK!」


操ちゃん「いい加減だなぁ」


マリンちゃん「なんだよ~このお題も嫌なのかよ~なら、女の子らしく初体験の話とかの方がいいの?」


操ちゃん「そ、それいいです。萌えの話で十分です」


マリンちゃん「でも、こういうのって気になるよね…
初めて男の子と手をつないだとか、キスしたとか…」


操ちゃん「ああ、もう!萌えの話をしましょうよ!」


マリンちゃん「ちぇ、意気地なし」


操ちゃん「で、まぁ萌えは何となく分かりましたけど、マリンさんは、どんなものに萌えるんですか?」


マリンちゃん「ふふふ、良くぞ聞いてくれた娘っこ!
私の萌えはズバリ妊婦なのだよ!」


操ちゃん「…はぁ
妊婦ですか?」


マリンちゃん「お腹の、あの膨らんだ微妙なライン!
体からかもしだされる母のにほひ!
なにより、ただでさえ可愛い赤ちゃんが胎内にいるという幸せ!」


操ちゃん「…はぁ」


マリンちゃん「妊婦萌え~」


操ちゃん「…一つ聞いていいですが?」


マリンちゃん「なんじゃらほい?」


操ちゃん「赤ちゃん好きでしょ?」


マリンちゃん「好きだよ」


操ちゃん「…結婚したら、いっぱい産みたいと思ってますよね?」


マリンちゃん「もちろん!」


操ちゃん「~ん。それって妊婦『萌え』じゃなくて
妊婦『願望』じゃないですか?」


マリンちゃん「生娘えらい!よく分かった!」


操ちゃん「生娘言うな!」


マリンちゃん「そーなの。私、結婚したら子供を沢山欲しいと思ってるんだ!」


操ちゃん「子供、好きなんですね」


マリンちゃん「うん!いっぱい、いっぱい、うみたい!」


操ちゃん「…(ちょっと可愛いかも)」


マリンちゃん「やっぱり、女の子に生まれたからには、赤ちゃん産まないとねぇ~」


操ちゃん「つまり羨望を込めて『萌え』なんですね?」


マリンちゃん「別にそこまで深く考えてわけじゃないけど、そういうのもあるかもね」


操ちゃん「う~ん。萌えるかどうかは分かりませんけど、
温かい気持ちになるのは私も理解できますね」


マリンちゃん「操ちゃんは、何に萌え?」


操ちゃん「僕ですか?僕はもちろんママ萌えです!」


マリンちゃん「ほぇ?ママ萌え?マザコンってこと?」


操ちゃん「マザコンって言い方は、あまり好きではないんですけど、
ママ好きを言うのなら、間違いなくそうですね。」


マリンちゃん「女の子でマザコンって珍しいね?」


操ちゃん「僕のママって、ちっちゃくて、凄く可愛いんですよ!
子供の頃なんて、お人形さんじゃなくてママを抱いていたぐらいですから」


マリンちゃん「ちっちゃいの、ママさん?」


操ちゃん「それはもう!
ママが運転していたら無人車と勘違いされて警邏隊に追われたとか
バックを背中に担いで検問を通ったら、小学生と間違われるとか…」


マリンちゃん「そりゃ凄い」


操ちゃん「もう伝説のママなんです!ママ萌え~なんです!」


マリンちゃん「そこまで言われると見てみたいね君のママさん」


操ちゃん「じゃあ呼びましょう!」


マリンちゃん「え?いいの?」


操ちゃん「私は、親馬鹿ならぬ子馬鹿だから、ママを自慢したいんです!」


マリンちゃん「よっしゃ!それじゃ、話を変更をして、操のママさんを呼ぼう!」


操ちゃん「やっほー!じゃっさっそく呼びましょう!でも…」


マリンちゃん「なに?」


操ちゃん「最初から途中で話をかえちゃってもいいんですか?」


マリンちゃん「大丈夫!ここでは私が法律だ!」

第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」



登場人物


マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いし、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。


操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。




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つねならぬ話 - 第二話「萌えゆる話2」

マリーとメイデンのつねならぬ話

マリンちゃん「というわけで、今回は操ママさんの登場です!」



操ちゃん「はしょり過ぎです!
前みてない人はさっぱり分からないじゃないですか・」



マリンちゃん「そんなん知らないよ。見ない人がわるい。
てか見るようなこと、何かあったけ?」



操ちゃん「君、色んな意味で最低だよ!」



マリンちゃん「ごめんね。私、過去は振り返らない主義なの。」



操ちゃん「…うう、もういいや。」



マリンちゃん「というわけで、操ママさん登場~!!」



カミュさん「始めまして。操の母、榊神代(さかき・かみよ)です。」



マリンちゃん「………」



操ちゃん「………」



カミュさん「…あの」



マリンちゃん萌え~!



操ちゃんママ萌え~!



カミュさん「ちょっ、いきなり抱きつかない…」




マリンちゃん「凄いよ!どうみても小学生やんか!ロリロリやん!」



カミュさん「三十路の女性を捕まえてロリと言わないで下さい。
それはとても失礼なことですよ?」



操ちゃん「ね、ね、凄いでしょ!ギューと抱きしめちゃって下さい!」



マリンちゃん「おうよ!いわずもがな、抱きついたるねん!」



カミュさん「…(二人とも聞いていませんね)」



マリンちゃん「ああ、もう舐めちゃおう!」



操ちゃん「ほおずりしちゃえ!」



カミュさん「…いい加減にして下さい。
私を愛玩する目的の為に呼んだのなら、帰らせてもらいますよ。」



操ちゃん「エー違うよ。ママがあんまり可愛いから、皆に自慢したかっただけだよ。」



カミュさん「…ふぅ、操さん。貴方はとても良い子だけど、もう少し自重を学んだほうが良いみたいですね。」



操ちゃん「そんなこと言わないで。僕は大好きなママを見せつけたいだけなんだよ。」



カミュさん「それを自重しなさいと言っているんです…いつまでたっても、甘えん坊なんだから。」



操ちゃん「…へへへ」



カミュさん「…所で、先ほどから私の頬を舐めまわしている方。

離れて頂きませんか?」



マリンちゃん「え、私?私はマリンです、よろしくね。いや~しかし、美味しいほっぺ。ミルクの味がするよ~」



カミュさん「マリンさんですか。よろしくお願いします。ミルクの味がするのは…今朝、牛乳を飲んでいたからでしょう。」



マリンちゃん「いや、いや、この味はそれだけじゃないね。ママさん、お肉とか食べないでしょう?食肉者特有の臭味が無い!」



カミュさん「食べないことは無いですが、お肉特有の匂いが、

あまり好きでは無いので、確かにあまり食べませんね。」



マリンちゃん「お肉が好きじゃないなんて勿体無いなぁ、でも美味しいほっぺに免じて許すよ!」



カミュさん「…ありがとうございます。
所で、もうそろそろ離れくれませんか?」




操ちゃん「そうだ!いつまで僕のママを汚しているんだ!早く離れろ!」



マリンちゃん「だって可愛いねん。舐めたいねん。キスしたいねん。」



操ちゃん「娘の僕が我慢しているんだから止めないと駄目だよ!」



マリンちゃん「我慢は体に良くないなぁ。君もこっちへ来て反対側のほっぺを舐めるよろし。」



操ちゃん「…うう、誘惑に勝てない僕がいる。ママごめんなさい貴方の娘は堕ちました。」



カミュさん「…二人とも、いい加減にしないと怒りますよ?」




マリンちゃん「…はう」



操ちゃん「…ごめんなさい」



カミュさん「それでは改めまして…
操の母、榊神代(さかき・かみよ)です。宙間運搬会社「ペイドロク」の社長をしております。」



マリンちゃん「榊?東じゃないの?」



操ちゃん「東は戸籍上の苗字、榊は母方、つまり僕のおばちゃんの苗字です。
なんでも古い祭祀の家らしく、ちょくちょく神事をお手伝いしに行くんで
旧姓を名乗ってるんだって。」



カミュさん「…それは少し違うのですが、古来からの形式により、榊の姓を名乗らせて頂いています」



マリンちゃん「ふぅ~ん。通り名みたいなもん?」



カミュさん「ちょっと違うのですが、そう考えて下さって結構です。」



マリンちゃん「しかし…生娘!アンタ、生意気に社長令嬢だったの!」



操ちゃん「あはは。社長令嬢といえば、聞こえはいいけど家族しかいない、ちっちゃい会社だよ。」



カミュさん「従業員は私と主人、娘6人の計8名…
操さんが軍事学校へ行ってからは7名ですが。」



マリンちゃん「娘が、ろ、6人ですと!…そのボディで!?
ママさん頑張りすぎだよ!」



操ちゃん「…萌えるでしょ?」



マリンちゃん「ロリ妊婦とは完璧だよ…
アンタのママ、私を萌え死にさせる気か!」



カミュさん「外見でロリと言うのは止めて下さい…
私はもう三十路を越えているんですよ?それに7人目が中々できないので、ちょっと落ち込んでいるですから」



マリンちゃん「まだ産むつもりですかママん!?」



操ちゃん「パパとママは、今でも新婚ほやほやなのさ。
じゃあ、僕も幸せを追求するためママを膝の上にのせますか。」



カミュさん「…あっ操さん。」



操ちゃん「きゅぴーん。母子合体!
これで戦闘力は30%上昇だ!」



カミュさん「…もう。人前で抱っこするのは駄目でしょう?」



操ちゃん「母を膝の上にのせる子の喜びって奴ですよ。なでなで…」



カミュさん「操さん、人前で私の頭をなでないの。」



マリンちゃん「…ちょっと、うらやましいかも。」



操ちゃん「がるる…あげませんよ!」



マリンちゃん「…むう。」



カミュさん「…ふぅ。ところで、私を呼んだ本当の理由を
聞かせてもらいたいのですが。」




マリンちゃん「本当も何も、さっき生娘が言った通り
あんまり自慢するんで見たかっただけ。」




カミュさん「…帰らせて頂きます。」



操ちゃん「いやぁ~駄目~もっと自慢するのぉ~」



カミュさん「本当に困った子…今回だけですよ?」



マリンちゃん「それにしても、本当にちっちゃいねぇ。
身長どれくらいなの?」



操ちゃん「え~と、確か136cmだっけ?」



カミュさん「138cmです!…操さん、物事は正確に覚えて下さい。」



操ちゃん「え~いいじゃん2cmぐらい。ちっちゃい方が可愛いよ?」



カミュさん「いけません!そういう細かい所を覚えておかないと、社会に出てから大変苦労することになりますよ!」



マリンちゃん「もしかして、縮んだとか?」



カミュさん「縮んでません!!」



マリンちゃん「そ、そんなに怒らなくても…」



カミュさん「不愉快です!
嘲笑するために呼ばれたのなら帰ります!」



操ちゃん「マリンさん、早く謝って下さい!
ママは身長の事を言われるのが何より嫌いなんです!」



マリンちゃん「ご、ごめんなさい。」



カミュさん「…全く。女性の身長を聞くなんて、良いことではありませんよ!」



マリンちゃん「う~。でも凄く幼く見えるよね。
どう見てもロリロリだよ。」



操ちゃん「遺伝ですね。
お婆ちゃんも、ちっちゃいですし。」



マリンちゃん「お婆ちゃんの場合は、身長が縮…」



カミュさん「…(ギロリ」



マリンちゃん「で、で、でも凄いよね。こんな小さい体で6人も産むなんて。生命の神秘を感じるよ。」



操ちゃん「そうなんですよねー。こんなちっちゃいのに私を産んだんですよ。その時の画像があるんですけど見ますか?」



マリンちゃん「お~ロリータ妊婦萌え!」



カミュさん「…言っておきますが、この時は既に成人に達していましたから。」



マリンちゃん「うわぁ、たまんないよ!ロリータが妊娠しているよ!ハラボテだよ!」



操ちゃん「はぁ~この時、ママの中に僕がいたんだよねぇ…」



カミュさん「…(やっぱり聞いていませんか)」



操ちゃん「あ、そうだ。画像もあるんですよ。出産の場面を…」




カミュさん「操さん!それだけは止めてください!!!!」



操ちゃん「え~つまんなーい。」



カミュさん「もう、分けがわかりません。一体なんなんですか…」



マリンちゃん「つまり、こういうこと…
萌えとは!可愛く心安らぎ興奮するものなり!」



カミュさん「それは『萌え』というよりフェチのような気がしますが…」


第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」




マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いが、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。

操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。


カミュさんカミュさん
GOGOカミュさん!の主人公。自他共に厳しい奥様。夫を深く愛しているが、その深さの分だけ容赦しない。




つねならぬ話 - 第三話「恋愛なる話」

マリーとメイデンのつねならぬ話
マリンちゃん「今回は愛戦士、ラヴリ~ソルジャー・マリンちゃんと、愛だの恋だのについて語りましょー」



操ちゃん「引き続き、僕とママが一緒に語ります。よろしくネ!」



カミュさん「よろしくお願いします。
…操さん。そろそろ降ろしてはもらえませんか?」



操ちゃん「いやぁ~、ママをずっと抱っこしているの~」



マリンちゃん「そうだよ。そろそろ放したほうがいいよ。そうでなくても、ママを子供が抱っこするなんてシュールな光景なんだし。」



操ちゃん「そんなこと言って…ははん。
マリンさん。さては、うらやましんですね。」



マリンちゃん「う、うらやましくなんてないもん!もういいよ話を始めるよ!」



カミュさん「…ふぅ
ところで、恋と愛とは、随分深遠なテーマですね?」



マリンちゃん「命短し恋せよ乙女!女子には永遠のテーマなんだよね!」



操ちゃん「…三話目になって、ようやく女の子らしい話ができそうですね(ボソ」



マリンちゃん「そこ!ボソボソ言わない。ハッキリ言う!」



操ちゃん「ん~ハッキリ言うと、
僕は特に興味無いんですけどね。」



マリンちゃん「…ママさんがいなかったら、グーで殴っている所だぞ。」



操ちゃん「え~ん。ママぁ、この人がイジメるよぉ~」



カミュさん「…ホホをすりすりしながら、ワガママいわない。協力しない操さんが悪いんですよ。」



操ちゃん「むにゅ~」



マリンちゃん「さすがは大人!話が分かる。」



カミュさん「…でも、すぐに暴力にうったえるのは、どうかとは思いますが。」



マリンちゃん「まぁ、女の子の暴力なんてカワイイもんですよ。」



カミュさん「暴力にカワイイなんてものはありません。暴力で人を従わせようとするのは最低の行為だと認識すべきです!」



マリンちゃん「は、はい。」



操ちゃん「そーだ、そーだ!」



カミュさん「操さんは、ちゃんと協力する!」



操ちゃん「むにゅ~」



マリンちゃん「(…うう、やりにくいなぁ)
じゃあ、とりあえず『恋とは何か』から語ろうじゃないか。」



操ちゃん「はぁ…でも恋って何でしょう?」



マリンちゃん「まぁ…人を好きになることだよね。」



操ちゃん「人を好きになるのは愛じゃないですか?愛情って言いますし。」



マリンちゃん「…そ、そうだね。じゃあなんだろう?改めて考えると良く分からないもんだよね。」



操ちゃん「…人を好きになってドキドキすること…かな?」



マリンちゃん「それだ!じゃあ、それについて語ろうじゃないか操くん!」



操ちゃん「でも私、人を好きになってドキドキしたことありませんよ?」



マリンちゃん「んなアホな。いくら生娘でも、その年になりゃ2度や3度ぐらい、ドキドキしたことあるでしょうが!」




操ちゃん「…う~ん。空から地上に落下する降下訓練や、実戦訓練の時はドキドキしてますよ。」



マリンちゃん「そりゃ、緊張しているんでしょう!」



操ちゃん「あ、でも恋のドキドキも同じなんじゃないですか?好きな人といると緊張やしてしまうんですから。」



マリンちゃん「なるほど…そう言われれば、そうかも。」



操ちゃん「ていうか、愛戦士のわりに何も知らないんですね。」



マリンちゃん「黙まりゃ!知ってはいるのさ。気がつかないダケだい!」




操ちゃん「…だめだめですね。」



マリンちゃん「まあ、いいや。ここで語ってみよう!」



操ちゃん「恋って緊張!」



マリンちゃん「………」



操ちゃん「………」



マリンちゃん「…何だろう。この胸の奥にある『納得できねぇよ』感は。」



操ちゃん「理論と現実が合わない場合は、理論があってないせいだと学校で教わりました。」



マリンちゃん「簡単に言うと、あんたの答え間違っとるやないけって…感じ?」



操ちゃん「平たく言えばそうかと。」



マリンちゃん「冷静に対応するアナタに、強烈な怒りが湧き起こるのを抑えきれない私がいる…」



操ちゃん「…しかし、彼女は思った。ここはグッと我慢して年上の心意気をみせてやろう…と。」



マリンちゃん「そんなナレーションで私の怒りが収まると思うんか!」



操ちゃん「ちょっ…ちょっと、待ってください。こういうのって、ここから話が盛り上がったり、広がったり…」



マリンちゃん「『恋って緊張!』のどこに、盛り上がりと広がる要素があるっちゅーねん!」



操ちゃん「いやぁ~許して~」



マリンちゃん「許さん!罰としてお前のママさんを代わりに抱っこさせろ!」



操ちゃん「それだけは許して~僕のママを奪わないで~」



カミュさん「随分グダグダですが…これで、大丈夫なんですか?」



マリンちゃん「全然、無問題!」



操ちゃん「単なる穴埋めですもんね。どうでもいいんですよ~」



マリンちゃん「…生娘、アンタあんまりヒドイことばかりいうと、アンタの名前ヴァージニア(処女地)からウェイストランド(荒れ地)にされちまうぞ。」



操ちゃん「ひ、ひどい。何ですか。その意味不明な嫌がらせは!?」




マリンちゃん「ま、いいや。こうなったらアレよ!」



操ちゃん「アレってなんですか?」



マリンちゃん「人妻ママさんに聞いてみよう!」



操ちゃん「はぁ…結局、人様に丸投げですか。」



マリンちゃん「人妻ってからには、恋愛経験も豊富でしょーし、とっかえひっかえ男を手玉にしているだろうし…きっと恋愛の達人に違いないはず!」



操ちゃん「ひ、人の親をアバズレみたいに言うなぁ!」



マリンちゃん「でもね。そんなもんよぉ?現実をみよーぜ!」




操ちゃん「マ…ママはそんなにフシダラじゃないもん!違うもん!」



マリンちゃん「まぁ、まぁ、チミもあと数年たてば分かるってもんさ。」



操ちゃん「うー!うー!」



カミュさん「…マリンさん。あまり操さんをイジメないで下さい。」



マリンちゃん「はーい。ごめんなさーい。」



カミュさん「…当家には『家人の尊厳を傷つけた者を許すなかれ』という家訓があります。」



マリンちゃん「…………(ゴク」



カミュさん「…色々と口に出したい年頃であるのは分かりますが、もう少し慎まれることを覚えておいた良いと思いますよ。」



カミュさん「…特にその人の身内に関することは…ね。」



マリンちゃん「ご…ごめんなさい。」



カミュさん「結構。ところで、恋と愛の説明…ですよね?」



マリンちゃん「は、はい。そうです。」



カミュさん「私も、そんなに達人というわけではありませんので。大したことは言えないのですが…」



マリンちゃん「わくわく」



カミュさん「『恋』とは『心』が『変』と書きます。そして『愛』とは『心』を『受』入れると書きます。思うに、恋とは人を想う心が掻き乱されるさまを言うのでしょう。愛は、文字通り、相手の想いを、心を受入れることだと思います。」



マリンちゃん「じゃあ、恋は一人で出切るけど、愛は一人では出来ないってのは?」



カミュさん「恋は相手を想う自分を指すのですから、一人でもできるのでしょう。しかし、愛は相手の方が自分の心を受入れてくれる状態を指すのですから、自分と相手の方、二人必要だと思います。」



マリンちゃん「へ~さすが人妻!思わず納得しちゃったよ!」



操ちゃん「らぶりぃーソルジャーとは思えない発言ですね。」



マリンちゃん「うるさいな生娘は!自分だって分からなかったでしょ。」



操ちゃん「そりゃ、僕は別に愛戦士じゃないし。」



マリンちゃん「へ理屈言うな!」



操ちゃん「なんでやねん!」



カミュさん「答えに満足されたようですね。そろそろ、おいとましたいのですが。」





マリンちゃん「いや、またれいママさん!」



カミュさん「なんですか?」



マリンちゃん「いや、ここまできたらママさんの恋愛体験も聞きたいなぁ、と思うわけですよ。」



カミュさん「…恋愛体験?」



マリンちゃん「そう、パパさんと出会い、恋愛し、結婚するまでの一大叙事詩!」



カミュさん「…あまり、面白いものではありませんよ?」



マリンちゃん「え~いいじゃん。教えてよママさん。」



操ちゃん「…止めた方が良いと思いますよ。」



マリンちゃん「なんで?アンタは気にならないの?パパとママのよもやま話!今後の私らの恋愛に大いに役にたつと思うよ。」



操ちゃん「いや…その…僕、知ってるし。」



マリンちゃん「あれ、そうなの?自分ばっかり、ずるいな~」



カミュさん「…私の体験を聞いて何かを学ぼうと?」



マリンちゃん「そそ、決して興味で聞いているわけじゃないよ~」



操ちゃん「…一般的な恋愛に馴染まないから。止めた方がいいと思う。」



マリンちゃん「んなもん。聞いてみなくちゃわからないじゃない。ね、いいでしょ?」



カミュさん「…わかりました。良いでしょう。」



マリンちゃん「やっほ~!今夜は焼肉だ(意味不明」



カミュさん「…ただし。」



マリンちゃん「はい?」



カミュさん「…途中退場は許しませんよ?」



マリンちゃん「お、おう。」



第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」




マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いが、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。

操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。


カミュさんカミュさん
GOGOカミュさん!の主人公。自他共に厳しい奥様。夫を深く愛しているが、その深さの分だけ容赦しない。


つねならぬ話 - 第四話「捕らわれし者1」

マリーとメイデンのつねならぬ話

マリンちゃん「今回は愛について、それじゃあ早速、操ママさんの恋愛体験をきこー!」



操ちゃん「…ついに議論すら、しなくなってしまいましたね。」



マリンちゃん「小娘2人の会話より、大人の体験談の方が、どれだけ役にたつか…それが前回の結論だったはずだよ?」



操ちゃん「しんしょうなこと言ってらぁ。興味本位のくせに。」



マリンちゃん「自分のママの過去を他人が聞くからって、やさぐれないの!それじゃあ、ママさんどうぞ!」



カミュさん「分かりました、では失礼して…
…コホン。」



マリンちゃん「わくわく。」


カミュさん「私と主人…つまり彼と、いわゆる恋人同士でいたのは大学に入ってから…そうですね。約1年半ぐらいの間です。」



マリンちゃん「あれ?意外と短いね。恋人から結婚って、そんなもんなの?」



カミュさん「私と彼は、高校時代から何年も一緒にいましたから、付き合い自体は長いといえますね。もっとも、集団交際…という類のにもならない、気の合う仲間の一人、という程度ですが。」




マリンちゃん「恋人同士の時って、何て呼び合っていたの?ハニ~とか?」



カミュさん「ハニーとは…そういう呼び方は私は苦手でしたので、彼のことは名前で呼んでました。私は、恋人同士…というよりも、仲間内では『カミュ』と呼ばれていましたね。」



マリンちゃん「カミュ?」



カミュさん「本名のカミヨとは発音しにくかったんでしょう。基本的に知り合いは、全員そう呼んでいました。もちろん、彼もそうです。」



マリンちゃん「ふ~ん、そうなんだ。じゃあ次に、どうやって恋愛関係になったのか聞いていい?」



カミュさん「…そう…ですね。
私が彼を気になる存在として認識したのは、隣街の図書館へ行った帰りでした。」



マリンちゃん「図書館の帰り?」



カミュさん「…ああ、話を急ぎすぎましたね。
私は読書が趣味で、よく図書館へ通っていたんですが、そのさいに一緒にいてくれたのが彼だったんです。」



マリンちゃん「えーと、読書仲間ってこと?」



カミュさん「ええ、簡単に言えばそうですね。知り合いの中にも本を読むのが好きな人は沢山いらしたのですが、図書館にまで行かれる方は少なかったんです。」



マリンちゃん「それで、さそってラブラブって感じに…」



カミュさん「さそって…というわけでもないんですが…大学に入って何気なくあいさつをしているうちに…そうです…ね。時間合わせて、といいますか。一緒に本を読むようになりました。」



マリンちゃん「自然にぃ、怪しいなぁ~実は狙っていたんでしょ。」



カミュさん「そういう発想は、少なくとも私には無かったですね。」



マリンちゃん「そ、速攻で否定!?」



カミュさん「あえて、あの時の私達の関係を言葉にするのなら『同じ趣味を共有する、同好の士』でしょう。」



マリンちゃん「じゃあ、どうやって恋人同士に…」



操ちゃん「それをこれから話すんじゃないか。あんまりガツガツするとママに嫌われちゃうぞ。」



マリンちゃん「むぅ~」



カミュさん「ええ…と、図書館へ一緒に行く所まで話ましたね…一緒に図書館へ行く様になってしばらくすると、今度は共に本の散策にでかけるようになりました。」



マリンちゃん「散策って?」



カミュさん「地元の図書館や本屋に無い本を探しに、街を歩く…といったところでしょうか。」



マリンちゃん「え?でも図書館の本は少しぐらい遠くでも予約できるし、本屋なら本を無料で取り寄せることもできるよ?」



操ちゃん「マリンさん。良く知ってますね。」



マリンちゃん「あたしゃ、これでも魔女だよ?魔法を極めるために、年がら年中、本を読んで勉強しているんだよ。もちろん師匠の家にない本を探しに図書館にも本屋さんにも行くし。」



カミュさん「そうですね。特定の本があればそれで十分なのですが、関連性のある本を探したり、漠然としたテーマだけあって本自体決めてなったり、私一人では入りずらい古本屋さんにも…一緒にいると入りやすい、というのもありましたね。」



マリンちゃん「テーマがあった場合か、それは分かるなぁ。私も知りたい魔法の本を探すのに、丸々二日もかかったもん。二人もいれば効率よくさがせるね。」



操ちゃん
「そこの本屋の人探してくれなかったんですか?」



マリンちゃん「探してくれたけど、彼氏さんがいれば、その分多く探せるでしょ?二人より三人の方が良いよね。」



カミュさん「ええ、そうですね。実際、彼がいてくれると大変助かりました。それで…知らず知らずのうちに甘えてしまい…何かあると、彼に一緒に来てくれるようにお願いしていました。」



マリンちゃん「ふ~ん。」



操ちゃん「ママの甘えん坊♪」



カミュさん「そうして二人で散策していたある日のことです。彼が電車の中で…私に向かって、こう言いました。」



マリンちゃん「なんて!」



カミュさん「その…二人でいるとデートみたいだね…って。」



マリンちゃん「うひょ~言っちゃたんだね、彼氏さん!それで、それで!?」



カミュさん「え?あ、ああ…一瞬、何のことか分かりませんでした…というか混乱しちゃって…」



マリンちゃん「どういう事?」



カミュさん「さ、さあ…なんでしょう。とにかく…その…こういうことには、あまり馴染みが無かったものですから…」



マリンちゃん「今でも、思い出すと混乱しちゃうの?」



カミュさん「ええ、まぁ…そうですね…」



マリンちゃん「…ふ~ん。」



カミュさん「…や、やっぱり止めませんか?こんな恥ずかしい話、役に立ちませんよ、きっと。」



マリンちゃん「えーダメ!聞くー!」



カミュさん「…わ、わかりました。エッヘン…その時、私は彼に言ったんです。」



マリンちゃん「…なんて?」


カミュさん「そういう混乱させるようなことは言わないで下さい!…と。」



マリンちゃん「…そうとう混乱してるよね。」



カミュさん「今、考えるとそうですね。混乱の極致ですよね。」



マリンちゃん「それで、どうなったの?」



カミュさん「…そ…その後にですね…疲労が溜まっていたせいか、不覚にも…彼に寄りかかって寝てしまいました。」



マリンちゃん「ほー、よりかかって。」



操ちゃん「…マリンさん。目がエロいよ。」



カミュさん「今考えると、凄い不覚です…男の人の体に…寄り添って寝てしまうなんて。これでは、まるでデートだというのを肯定しているようなものじゃありませんか。」



マリンちゃん「てか、デートやね。」



カミュさん「デ、デートではありません!その…彼のことを信じていましたから安心して身を任せてしまったためで…いえ、違うんですよ!」



マリンちゃん「まーまーそれでそれで?」



カミュさん「その…次の日、来週の日程を決めるために合う予定もありましたので、ついでに誤解を解こうと彼の元に行きました。そうしたら…」



マリンちゃん「そうしたら!」



カミュさん「君のことが好きだ…と言われてしまいまして…」



マリンちゃん「おお、やったね!」



カミュさん「ずるいと思いませんか!人が否定しに行ったというのに、告白するなんて、こんなことを言われてしまったら「昨日のことは違います」なんて言えなくなってしまうじゃありませんか!」



マリンちゃん「えー言っている意味が良く分からんのですが。結局、告白されて何と答えたんですか?」



カミュさん「…そ、その「また、混乱するようなことを言わないで下さい」と。」



マリンちゃん「なんなんですか、それは…」



カミュさん「…し、しりません!とにかくそういうことなんです!」



マリンちゃん「そういうことですか。」



カミュさん「そういうことです。」



操ちゃん「ぷぷ…ママ可愛い!」



カミュさん「それで…次の目的地を動物園に決めて、行く事になりました。」




マリンちゃん「とりあえずデートをしようと考えたわけだね。」



カミュさん「デ、デートではありません。目的はあくまでも周辺の本屋さんや図書館です。」



マリンちゃん「なんつーか、混乱しすぎじゃない?ママさん。」



カミュさん「…とにかく、動物園に行ったんです。」



マリンちゃん「彼氏に手を握られて?」



カミュさん「な、なぜ、手をひかれていたのを知っているんですか?」



マリンちゃん「…良く感が鋭いといわれるよ。はぁ…でキスをそこで?」



カミュさん「キ、キスなんてしません。デートじゃないんですから!」



マリンちゃん「えーと、さっきから内容と表現が、あってない気がするよ。」



カミュさん「…大人の世界ではよくあることです。」



マリンちゃん「この場合は全くちがうと思うんだけどなぁ」



カミュさん「何にしても動物園での話は、ここで終わりです。手は引いてもらいましたが、それだけのことです。ただ…予想してないことが起きてしまいました。」



マリンちゃん「予想しないこと…って何だったの?」



カミュさん「本屋へ行かなかったんです。」



マリンちゃん「…はぁ?」



カミュさん「散策が中心だと言うからついていったのですが、動物園の中を見るだけでで終わってしまったんです。ひどいと思いませんか?」



マリンちゃん「ま、まぁ…約束を破るのはわるいよね。」



カミュさん「ええ。これではデートをしに行った様な者です。幾ら楽しくても、嘘をついて不意打ちするなんて卑怯ですし、いけないことです。」



マリンちゃん「不意打ちですか…不意打ち…ねぇ…」



カミュさん「ですから、私も帰りの列車に乗り込んだ時は…嘘をついてまで彼は私とデートしたかったのかと思うと、何ともいえない気持ちで…少しピリピリしてました。」



マリンちゃん「…ママさんって、何か少し変じゃない?(ボソ」



操ちゃん「…ママは潔癖症なんですよ。約束を守らないと怖いんですから(ボソ」



マリンちゃん「…う~ん(潔癖とも違うような)」



カミュさん「それで列車に乗り込みましたが、中はすし詰め状態で、座ることもできず。私達は立ちつくすしかありませんでした。
その時です…彼が…」



マリンちゃん彼が!



カミュさん「お、大きな声を出さないで下さい。ドキドキしてしまいます。」




マリンちゃん「私も期待でドキドキしてるよ!」



操ちゃん「僕もドキドキだよ!」



カミュさん「操さんまで同調しない!」



マリンちゃん「いいから早く、早く!」



カミュさん「…その、私達はお互い正面を向いて車内で立っていました。ですから、後から圧迫された時に…彼の胸の中に…押し込められてしまいました。」



マリンちゃん「やったぁ!」



カミュさん「彼は私の体に手を回すと…優しく抱きしめました。驚いて、彼を見上げる私に、彼は…『君は…小さいから、押しつぶされないように守ってあげようと』なんて…言い訳がましく…言ったんですよね。」



マリンちゃん「それで、それで、何て返したの!」



カミュさん「私は『体は小さいですが、気にかけてもらうほど弱くはありません』と反発しました…でも、彼の好意を無にするのも失礼かと思い…そのまま…」



マリンちゃん「おお、ツンデレ!」



カミュさん「…?何ですかそれは?」



マリンちゃん「ツンツンしながら甘えてしまう事です、マザー!」



カミュさん「…素直になれない…と言われても返答のしようがありません。父以外の男性に抱きしめられたのは初めてだったのですから。」



マリンちゃん「でも、嬉しかったんでしょ?」



カミュさん「…否定はしませんが、現実問題として彼から離れられる空間がありませんでした。」



マリンちゃん「嫌じゃなかったくせに~」



操ちゃん「くせに~」



カミュさん「もちろん。彼に安心して身をゆだねましたのは事実です。…あ、いえ、抱かれている内に安心したのが本当かもしれませんが。」



マリンちゃん「ほほ、安心しましたか…それはさぞかしホホなどもゆるやかになれたことでしょうねぇ~」



カミュさん「…そんなに詮索ばかりしていると、嫌な子だと思われてしまいますよ?」



マリンちゃん「真実を求めるものは常に嫌われるものなのだよ…」



操ちゃん「ゴシップ好きが、何言ってるんですか。」



マリンちゃん「うるへ~、で、その後はどうなったの?」



カミュさん「…その後は、その…笑ってしまいました。」



マリンちゃん「笑うって…なんで?」



カミュさん「…乗客の方々がいつしかいなくなる中で…私は、抱きしめられている理由も無くなったのに…離れようとは考えませんでした。」



操ちゃん「パパにギュッと抱きしめられて気持ち良かったんだね!」



カミュさん「…ええ。気持ち良くて…人目をはばからず…抱擁し合っていました。その時に、気がついたんです。ああ、私はこの人に好意をもっているんだと。」



マリンちゃん「それで笑ったの?変なの~」



カミュさん「本当に…変ですよね。でも、その時はおかしかったんです。何でこんな簡単な事実に気がつかなかったんだろう…と。でも、その時からです。彼を…私の恋人と認識したのは。」



マリンちゃん「…ふ~ん。」



カミュさん「列車から降りた後、彼は私を家まで送ると言い、手を引いてくれました。それで私の自宅の近くまで…来たのですが…」



マリンちゃん「お、口ごもるってのは何かあるんだよね!」



カミュさん「近くの社(やしろ)の前で…その…彼がは、私を突然振り向かせて…顔を近づけてきました。」



マリンちゃん「彼氏とのファーストキスだね!」



カミュさん「…と言いたい所なのですが、私はとっさに身構えてしまったばかりか…反射的に抵抗しようと頭突きを…」




マリンちゃん「…へっ?」



カミュさん「一応、口と口を当てたことは当てたのですが、思いっきり歯を強打してしまい…私達は二人して口中を血だらけにして、その場でもんどりうってしまいました。」



マリンちゃん「…なんじゃそりゃ!」



カミュさん「…その時の痛さといったら、少女漫画でキスするときは鼻がじゃまにならないかな?…という文章を見たことがありますが、一番気をつけなければならないのは、歯であると理解しました。」



操ちゃん「勉強になるよ!マリンさんも気をつけようね!」



マリンちゃん「…勉強に…なるかなぁ」



カミュさん「こうなってはキスどころの話ではありません。私達は血だらけになった口をおさえると、それぞれ家路につきました。私はすぐ近くだったので、問題ありませんが、彼はきっと大変な思いを味わったでしょう。」



マリンちゃん「…パパさんの場合は、自業自得のような気もするけどなぁ。」



カミュさん「家に帰ってきてからも、もう散々でした。血まみれの私をみた家族は、最初は何事が起きたかと大騒ぎし、次に内容をきくと呆れ、最後は笑いものにされてしまいました。」



マリンちゃん「…そりゃ血まみれになって帰ってくりゃねぇ。」



操ちゃん「血もしたたる良い女、ですよ!」



マリンちゃん「…ホラーじゃないんだから」



カミュさん「…あの時は本当に散々でした。母は笑い転げてましたし、父は『加減も知らないような奴とは別れろ』といきり立っていましたし…おまけに、思ったよりも口内に損傷があり、2..3日は流動食で我慢しなければなりませんでした。」




マリンちゃん「あれ?つき合っているのを親に報告してたの?」



カミュさん「驚くようなことでは無いと思いますが?私達は健全なお付き合いをしていましたし、そもそも、彼は父も母も知っている私の交友関係の一人でしたから。」



操ちゃん「他の人って、自分の友達の事とかパパやママに言わないのかな?私も前に驚かれたことがあるよ。」



カミュさん「操さんと私もそうですが、家族とは良く話をしますね。父はともかく、母などは、私と彼がちょくちょく、他の街へ出かけていたので、『てっきり、キスぐらいはしていると思ったけど』と笑っていました。」



マリンちゃん「仲良し親子だねぇ。」



パパ画像1
「自分の交友関係は、小まめに話した方が良いぞ。さもないとワシの知り合いのように、突然死んだ時に誰にも連絡できん、なんて自体もおきるからのぉ。」



マリンちゃん「ええい!女の会話にヤローがでしゃばるな」


ドガ


パパ画像1
「げぶら!」



カミュさん「…マ、マリンさん!?」



マリンちゃん「気にしないで、正月のオモチを蹴飛ばしたダケだから。で、その後は?」



カミュさん「…その後、ですか?」



マリンちゃん「まだ、ファーストキスしてないよね~」



カミュさん「…気づきましたか。やはり、言わないとダメですか?」



マリンちゃん「もちろん!キース!キース!」



カミュさん「…あの後、二週間ぐらいして彼の部屋に訪れました。」



マリンちゃん「おお、積極的~」



カミュさん「何を考えているかは想像つきますが、それが目的で彼の家へと赴いたわけではありません。」



マリンちゃん「まぁまぁ…でで?」



カミュさん「私が…そうですね…彼の部屋の本棚から、本を探してきた時「手伝うよ」と後から、声をかけてきました。私が身構えるまでもなく、彼は私の後ろに回りこむと、肩に手をかけてきました。」



マリンちゃん「ドキドキドキ。」



カミュさん「さすがの私も、彼が何をしようとするか理解できました。来る…と身構えるのと、ほぼ同時に彼は勢いよく私に…キスをしました。」



マリンちゃん「今度は大成功だ!」



カミュさん「いえ、実はそんなに成功はしては無くて、やはり前歯を思いっきりぶつけてしまいました。」



マリンちゃん「ダメじゃん!興奮しすぎだよ!」



カミュさん「ええ、でも歯医者に通わなくてはならないほどのものではありませんでしたし。キスはちゃんとできましたよ。」



マリンちゃん「…そうなの?ふーん。」



カミュさん「…どうかされましたか?」



マリンちゃん「…いや、さっきまで、混乱したり口ごもったりしながら話してたのに、随分スラスラ~ってしゃべるなぁ、って思っただけ。」



カミュさん「…気持ちが落ち着いてきたからでしょう。別にキスぐらいどうというものでもありませんし。」



マリンちゃん「じゃあさ、キスの味を教えてよ。」



カミュさん「…キ、キスの味…ですか?」



マリンちゃん「そう、キスの味。彼氏さんとのファーストキスはどんな味?」



カミュさん「味、と言われましても…その…何といいますか…血のような味だっと思います。」



マリンちゃん「血、出てるやん!」



カミュさん「いえ…正直にいうと、私も頭が真っ白になってしまい。良く覚えていないんです。彼と…夢中で…キスしていたものですから…」



マリンちゃん「夢中ですと!具体的にはどういうことですか!?」



カミュさん「…具体的には…その唇とか…」



マリンちゃん唇とか!?


カミュさん「舌とか…」



マリンちゃん舌とか!?


カミュさん「…ああ…なんで私…こんな恥ずかしいことを…もう…顔から火が出そうです…」



マリンちゃん後学のため!後学のためなのだ!(ハァハァ」



操ちゃん「息を荒くして何を言っているんですか!ママをイジメると僕が許さないぞ!!」



マリンちゃん「うう…仕方がないねん。他の人の恋愛に興味しんしんなのねん。そーゆーお年頃なのねん。」



操ちゃん「年頃のせいにするな!僕より年寄りなのに分別もないんだから!」



マリンちゃん「と…年寄りだと!?その言葉、宣戦布告と判断する!」





カミュさん「…と、様々あり、私は彼と正式に恋人として付き合うことになりました。」



マリンちゃん「ち、しまった。マトメられたか!…ふふ、でもねぇ。まだ、まだ、終わらないよ!最後の段階が残っているしね!…ひぃーひひ。」



操ちゃん「…君、一体何なんですか?」


第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」




マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いが、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。

操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。


カミュさんカミュさん
GOGOカミュさん!の主人公。自他共に厳しい奥様。夫を深く愛しているが、その深さの分だけ容赦しない。






つねならぬ話 - 第五話「捕らわれし者2」

マリーとメイデンのつねならぬ話


マリンちゃん「さぁ、さぁ、きたよ。ここまできたよ!ハグに手つなぎ、キスとくれば、残りはラヴリ~道一直線だ!」



操ちゃん「…えー、素朴な疑問なんですが。ここってエロいの禁止じゃなかったんですか?」



マリンちゃん「HAHAHA!何言ってんの。一庶民の恋愛体験の告白だぞ。そんなことをいったら昼のメロドラマもエロかっつーの。」



操ちゃん「…そんなエロ親父みたいな目をして言っても説得力ありませんよ。」



マリンちゃん「だって、興奮するじゃな~い。」



操ちゃん「…う~ん。多分、マリンさんが想像するような話にならないと思いますけど。」



マリンちゃん「HAHAHA、子供だねぇ~そんなねっとりした話、自分の子供に話すわけないでしょー」



操ちゃん「いえ、そういうことじゃなくて…」



マリンちゃん「聞き出すよ~私は~実の子供が聞けないような話を~」



操ちゃん「…はぁ、もういいです。」



カミュさん「…そろそろ、良いですか?」



マリンちゃん「おう!心の準備は出来ているぜ、イッツァマザー!聞かせておくれよ愛の日々!」



カミュさん「…私が、彼とお付き合いを始めて…これは私が彼に対して好意を抱いていると分かってからですが…一年半後、私は「君の全てが欲しい」と彼に呼ばれて家へと向いました。」



マリンちゃん「ちょっと、待ったマザー!!!」



カミュさん「何ですか?」


マリンちゃん「一年と半年をはしょりすぎ!私としては濃厚な恋人期間を知りたいわけなのよ。」



カミュさん「そういわれても、特にかわったことはありませんよ?一緒に手を繋ぎ、図書館へと赴き、時にはふれ合う…」



マリンちゃん「そこ!」



カミュさん「…?」



マリンちゃん「体のふれあい!肉体のコミュニケーションを聞きたいの!」



操ちゃん「…マリンさん。もう少し、品性を磨いたほうが良いと思うよ。」



マリンちゃん「うるしゃぁ、このオボコ!恋愛なぞ、つまる所そこに行き着くのだ!」



操ちゃん「げーひん!げーひん!」



マリンちゃん「生娘はほおっておいて…ささ、ほーりーあっぷ!」



カミュさん「…すいません。言っている意味が、わかりかねるのですが。」




マリンちゃん「だから、恋愛のABCを聞きたいっていうの!特にC辺りとか。」



操ちゃん「そんな例えで聞いたって無理ですよ。ママって、そういうのに興味ないんですから。」



マリンちゃん「親子そろってタンパクだなぁ。Aはキス、Bはハグで、Cはそれ以上!愛と情熱の神エロスのことなのだ!」



操ちゃん「タンパクじゃありませんよ。マリンさんが、エロいだけです。それに何ですか、そのまんまエロスって…魔女なら、悪魔との契約を例えにしたらどうですか?」



マリンちゃん「ほっとけ!」


カミュさん「エロス?…ああ、婚前交渉のことですか。それなら、特に話すことはありません。」



マリンちゃん「え~いいじゃん、教えてよ~」



カミュさん「教えるも何も、彼とは一年半の交際期間中は何もしてませんでしたから。」



マリンちゃん「…え?恋人どうしならしちゃうもんでしょ?」



カミュさん「なぜですか?結婚もしていないのに、行為を行う必要性が認められませんが。」



マリンちゃん「いや、いや、恋人どうしなら、こうパーと盛り上がって…ねぇ?そうでしょ生娘?」



操ちゃん「僕に振られたって分かりませんよ。したことないですもん。」



カミュさん「…それで、盛り上がって子供が出来てしまったら、どうするんですか?」



マリンちゃん「…へっ?できたらって…そりゃ…まぁ…」



カミュさん「子供が出来た時の準備もせず、一時の熱情にかられて、そのような行為をされるのは愚劣としか思えませんが?」



マリンちゃん「え~確かにそうなんですけど…」



カミュさん「子供が出来た場合に備えて、近くの産婦人科を調べておく必要もありますし。出産費用、それに生まれた場合の養育費も考えなければなりません。それに恋人同士ということは、両親に結婚の報告をしにいく必要もありますね。」



マリンちゃん「…ふ、普通はそこまで考えないと思うけど。」



カミュさん「考えて下さい。一生の問題ですよ?それとも恋人同士とは、将来のことなど考えず、ただ目先の情熱に浸りたいためにフシダラな関係になる事を言うのですか?」



マリンちゃん「で、でで、でも…何でも理屈で考えすぎじゃないかなぁ~」



カミュさん「おしゃる意味が理解できませんが?それより皆さんが何も考えず行為に及ぶ方が納得できません。」



マリンちゃん「う、う~ん。」



カミュさん「私は、何も考えず行為に及ぶのは生命に対する冒涜としか思えません。」



マリンちゃん「…ぼ、冒涜っ?」



カミュさん「子供が出来た時のことを考えないと言うのは、極論すれば「堕胎すれば良い」という考えが前提にあるからでは無いでしょうか?」



マリンちゃん「…そんなことは…無いと思うよ…たぶん。」



カミュさん「…ならばなんで気軽に行為を行うことができるのですか?新たな命を宿す…それは生命の誕生であり、一人の人生がページが開かれる瞬間なんですよ?その重みが分かっていれば、安易にそのような行いはできないはずです。」



マリンちゃん「…そうだけど、それを回避するための道具っちゅーもんが。」



カミュさん「ふぅ…つまり、人間を生み出す神聖な行為を、安易な快楽に浸るための行動にしたいと?で、その道具が役にたたなかった場合は?」



マリンちゃん「…へ?」



カミュさん「論点がずれていますが?子供が出来た場合を私は話しているんです。その道具が、何らかの不具合によって壊れたり破損したとき、責任を負うのは、誰でもない女性の貴方なのですよ?」



マリンちゃん「…う、う~ん。」



カミュさん「子供が出来た時は、堕胎すればよい。…そうお考えなら、私はもう話すことはありません。個人的に絶対に許せないですが、人の信条を侵すつもりはありませんから。どうぞ、ご自由に。しかし…」



カミュさん「子を宿すのは女性であり、その子の命を自分の胎内で絶つのも女性の役目です。最終的な責任は全て女性にかかっているんです。後悔なされないように気をつけて下さい…」



マリンちゃん「…うう、この人、固いし、怖いし、説教するし、何か嫌だよ。」




操ちゃん「そりゃ、そうですよ。神官一族ですもん。聖職者に性の柔らかさを求めても無駄ですって。」




マリンちゃん「で、でも、彼のことが好きだったんだよね?」




カミュさん「もちろんです。ですが、勘違いしないで下さい。私は彼のパーソナリティー…彼という個人を好きになったのであって、彼が男だから好きになったわけではありません。」



マリンちゃん「むう~」



操ちゃん「マリンさんは男ならOKってかんじだもんね。」



マリンちゃん「ひ、人をアバズレのように言うなぁ!」



操ちゃん「おかえし!おかえし!」




カミュさん「そういうわけですので、私と彼は、恋人であった時は、そのような行為を行ったことはなく、教えられることも何も無いと、申し上げたんです。」



マリンちゃん「でも、彼氏さんは我慢できたの?」



カミュさん「前にも言いましたが、付き合い自体は長かったので、私の考えを彼もよく理解してくれました…もちろん、多少の妥協はしましたが。それでも最後の一線までは越えることはありませんでしたよ。」



マリンちゃん「う、う~ん。多少の妥協ですか…」



カミュさん「それに彼には常々、因果を含めていましたし。」



マリンちゃん「…因果って、なにそれ?」



カミュさん「…あまり人に言う事でもないのですが…子供をつくるときは、少なくとも、卒業し、社会に出て、生活基盤を確保し、その上で子供を育てられる余裕が出てきてから、行いましょう…と彼に伝えていたんです。」



マリンちゃん「な、何て気の長い話…それまで彼氏さんはオアヅケですか?別れるとか言われなかったの?」



カミュさん「その程度のことで別れると言うのなら、こちらからお付き合いを、お断りします。…単なる体目的で、近づいてきたということですから。」



マリンちゃん「…あれ?…これってノロケられていんの?」



操ちゃん「そうだよ!ママ必殺の、遠まわしノロケ!」



マリンちゃん「…やっぱり!」



カミュさん「…本当に好きであるなら、何年でも待ってくれる…と言いたかったダケです。」



操ちゃん「…否定はしないんだよね(ニヤニヤ」



マリンちゃん「…くそぉ、ここまでの話が、自分がノロケるための前フリだなんて…恐るべしママさん!」



カミュさん「…ふぅ。もう良いです。ですから、彼が付き合ってから一年半後、「君の全てが欲しい」と彼に呼ばれて家へと向いましたが…」



マリンちゃん「…ああ、一番最初の台詞に戻るんだね。」



カミュさん「…正直、不安で仕方ありませんでした。」



マリンちゃん「…なんで?」



カミュさん「…彼の求めに…心でしか受け止められない以上、彼はきっとプロポーズしてくると思ったからです。」



マリンちゃん「良いじゃん。それで何が不安だったの?」



カミュさん「…まだ、大学を卒業もしてませんでしたし、社会にも出てなかったのですよ?このような状況でプロポーズを受入れられるわけがありません…ですが拒否することも…絶対にできません。」



マリンちゃん「贅沢な悩みをいってらぁ。」



カミュさん「…ですから、私は卒業まで保留という形で、何とか決着を計りたかったんです。ですが…」



マリンちゃん「はい、はい、彼の熱意に押されちゃったんでしょ?もう、聞かなくても見当がつくよ。」



カミュさん「…10月15日、私は彼の家に訪れました。今は、まだ…結婚できないことを伝える為に…」



第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」



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