紹介SLG - マウント&ブレード-ウォーバンド日本語

開発:Taleworlds Entertainment 販売:サイバーフロント
機種:Windows XP/Vista/7(DirectX 9.0以上)
種別:アクションRPG(兼SLG) 定価:6,615円(税込)(特別価格版)
マウント&ブレード-ウォーバンド日本語版公式ページ
http://www.cyberfront.co.jp/title/mount_blade_warband/
マウント&ブレード-ウォーバンドは、カルラディアと呼ばれる、架空の世界で暴れ回るゲームです。
ゲームの分類はアクションRPGとなっていますが、国取り要素や戦術、シミュレーション部分も多く、正確に言えば、アクション要素もかねたシミュレーションRPGに近いとも言えます。
まぁ、面白けりゃ分類なんてどうでもいいんですよ!
(おいおい

架空といっても、いわゆるファンタジーとは違い現実の中世をモチーフにしています。カルラディア大陸にはケルジット=ハン(モンゴル帝国がモチーフ)ノルド王国(ヴァイキング王国系)サラン王朝(エジプト系王国)スワディア王国(西洋系王国)と、いった国々でプレイヤーは生きていくことになります。。
こういった様々な国があるオープンワイドな世界で、自由気ままに交易をしたり、ある日突然引退したり、気まぐれに城を落として世界を敵に回したり、恋人が亡命したので自分も国を裏切ったり、と、愉快な遊びが出来るのが特徴です。
ラスボスという概念や
ストーリーは存在しません。
従って、この与えられた世界で、どれだけ妄想逞しく生きられるかが、このゲームの全てになります。
大迫力の戦闘!
このゲームの売りはなんと言っても戦闘シーンです!分類がアクションRPGとなっているように、主人公をあやつり敵をなぎ倒す姿は、まさに中世版三国無双といってもいいでしょう!さらに、このゲームは敵を倒す爽快感だけではありません。このゲームでは部隊を引き連れることもできます。すなわち、戦術を駆使して戦うことが可能なのです!

マシンパワーさえあれば、一画面に最大150人という、ふざけた大規模戦闘すら出来なくもないのです!
このゲームはトルコ産なので、騎馬戦が主体となっているのも特徴です。すなわち騎馬で戦うことが前提でつくられているため、異常なまでに騎馬が強くなっています。しかし、その反面、騎馬での戦いはひどく難しく、なれないうちは、敵に攻撃をあてることが至難の業です。

一人の兵士として戦い、そして部隊を引き連れて指揮をする…そんなKOEIに求めていた機能をなんと、この会社は見事にやってくれたのです!その気になれば、歩兵で足止めをして、弓矢で遠距離攻撃!トドメに騎馬隊の突撃で敵を壊走させる…ということも夢ではありません!
…夢では無い。
という書き方に違和感を覚えた方は正解です。
目の前の敵と戦っている状態で、
指揮をとることなんざできません。
このゲームを遊ぶと、戦術シミュレーションと、無双アクションの両立を、KOEIがなぜ断念したかよく分かります。

しかも、敵を倒さないと経験をえられず主人公は強くならないという仕様なので「戦術?なにそれ、美味しいの?」状態になること受けあいです。
さらに、ここで注意点があります。主人公は一般の雑魚キャラと区別されているものの、基本的には普通の人間ですので数で圧殺されます。
プレイヤーは呂布でもなければ、
本多忠勝でも無いのです!

しかし、このゲームは、最近異常なぐらいユーザーフレンドリーになっている洋ゲーです「あーアクションゲーム苦手だわー」という方のために、ゲーム途中からでも難易度どころか、プレイヤーの性能を向上させてくれる機能が普通についています。

この機能を使えば、最強状態で、遊ぶことが可能です。
もちろん、それ以外にも敵を賢くしたり、自分を弱くすることで、リアルな戦場を遊びたい方にも、ただのアクションゲームとして遊びたい人も対応しているのです。
さらに視点切り替えで、一人称や三人称視点にできるので、一般的なゲームになれている方でも、遊べるようになっています。本当、素晴らしい仕様ですね。
その他の仕様
さて、戦闘シーンの紹介が終ったら、あとはオマケのようなものですが、一応紹介していきます。

華麗なグラフィック!美しい町並みで遊べるぞ!
町の中を歩いていけますが…実は歩かなくても、入るときに行きたい場所をコマンドで指定すれば、あっさりいけますので、あまり意味はありませんが、雰囲気を楽しみたい方にはいいですね。

人間関係、国家関係、様々な相関図
このゲームは国家間で戦いを行って領土を広げたりしています。それ以外にも、人間関係と言うものがあり、だれそれが好きだとか、嫌いだとか、それにより味方になったり、敵になったりすることもあります。

人間関係を築くことで、娘や妹を嫁にするために、父親と仲良くなる。あるいは、王位簒奪をねらうものと友好を深め、協力することで、後々、美味しい思いをする。なんて、イカしたこともできます。

むろん、貴方が騎士を目指し、ゆくゆくは城の城主となりたいのなら、どこかの王様に仕え、友好度を上げると良いでしょう。もちろん、そんなことを無視して勝手に城をぶんどって「この城は、俺がおとしたんだから、俺のもんだ!」と主張もできます。殺されるかもしれませんが。
このゲームは最初に書いたように、とにかく妄想力がためされます。
ストーリー重視の方には多少辛いかもしれません。

お姫様とのラブロマンスが楽しみたい。ただ交易でだらだら儲けたい。盗賊になって市民を無差別に襲撃したい。捕らえられた仲間を救出するために活躍したい…そういった妄想ができなければ、このゲームを完全には楽しめないでしょう。
もちろん、戦闘シーンの爽快さ素晴らしいので、いっそ、ストーリーを気にせず、無双系アクションとしてストレス発散ゲームとして楽しむのも良いでしょう。
世界の数だけ貴方の物語がある
…そんな世界で遊んでみてはいかがでしょうか?
M&B:w プレイ日記
M&B:W -プレイ日記01 チュートリアル①
M&B:W -プレイ日記02 チュートリアル②
M&B:W -プレイ日記03 開かれた前途①
M&B:W -プレイ日記04 開かれた前途②
M&B:W -プレイ日記05 開かれた前途③
M&B:W -プレイ日記06 外道、暁に転ず①
M&B:W -プレイ日記07 外道、暁に転ず②
M&B:W -プレイ日記08 同胞総集
M&B:W -プレイ日記09 商業宝来
M&B:W -プレイ日記10 鮮血と善行と
M&B:W -プレイ日記11 高貴なる烏合
M&B:W -プレイ日記12 王女の帰還
M&B:W -プレイ日記13 戦場に咲く華
M&B:W -プレイ日記14 ロードックの槍
M&B:W -プレイ日記15 スーノの灯火
M&B:W -プレイ日記16 別離の夜で
M&B:W -プレイ日記17 解放の時

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M&B:W -プレイ日記01 チュートリアル①

開発:Taleworlds Entertainment 販売:サイバーフロント
機種:Windows XP/Vista/7(DirectX 9.0以上)
種別:アクションRPG(兼SLG) 定価:6,615円(税込)(特別価格版)
マウント&ブレード-ウォーバンド日本語版公式ページ
http://www.cyberfront.co.jp/title/mount_blade_warband/
紹介したマウント&ブレード:ウォーバンドですが、どうも記事だけでは面白さが伝わりにくい…そこで今回、プレイ日記を書いて見たいと想います。このゲームは基本的に「オープンワイドな日常系ゲーム」なので、だらだら書いて行くことになると思いますが、そこらへんはご了承下さい。
登場人物
主人公(プレイヤー)ダンディ

商売人であった父の後を継ぐため励んでいたが、父が急死したことにより債権者が押し寄せ、財産をすっかり失い身一つとなってしまう。「新たな地でやりなおすか…」知り合いの隊商に頼みこみヴァエルギル王国の首都レイヴァディンへまで同行した彼は、その地で何を見るのか…
スタートミッション
盗賊団の襲撃や、厳しい環境を区切りぬけ、レイヴァディンに到着した頃にはすっかりダンディは疲れ果てていた。宿で倒れるように眠りこんだのだが、夜明け前に目が覚めてしまいう。二度寝してもよかったが、それではつまらないと、そのまま起きて街を散策することにした。

「人影は無い様だな…ん?なんだ…」

突如として表れた盗賊!
慌てたダンディは、無我夢中で手に持っていた木の棒を振り回すと、うちどころが悪かったのか、あっさり盗賊は倒れてしまう。

「…なんなんだこいつは?…街中に盗賊がいるだと?どういうことだ?」

「大丈夫ですか?」

「…アンタは?…」

「この街の商人をしているものです。他の盗賊がくるとも限りません。こちらへ…」

宿につくと、商人の現状について簡単に説明した。
昔から小なり大なり盗賊団がいたが、普通は自分達の外の縄張りからは出てこない。だが最近は街の中にまで出没するようになった。警備隊長によれば、国境紛争で人手が奪われ、街の守備が手薄になっているからだと言うが…

「どうも、それだけとは思えません。」

「…どういうことだ?」

「誰かが、そう…裏で手引きをしているとしか思えないのです。さもなければ、誰の目にもとまらず巧妙に街へ入れるでしょうか?」

「…ふむ、確かに。そうなれば説明もつくな」

「先週も、私の弟がつれされました…もう我慢もできません」

「弟さんが?それは難儀な…しかし、商人が身内にいるのなら、速攻で奴隷商人に売ることなどしないだろう。身代金を要求するに決まっているから…」

「身代金を払うつもりはありません」

「お、おい。本気か?」

「盗賊に弟をさらわれ、身代金を払ったら、親族を守れないような奴に出資金を渡せない!と投資家達がわめくでしょう」

「いや、さすがに身内の誘拐ではそこまでは…」

「なにより意地があります!」

「盗賊に払う金はビタ一文、無い。か」

「だが、私の可愛い弟を見捨てることもできません」

「…だろうな」

「で、ダンディさんに提案が!」

「お、おい、まさか俺に弟さんを奪還しろと言うんじゃないだろう?」

「ダンディさん、マジ☆ダンディ!」

「お、俺はただの商人だぞ?傭兵じゃない!アンタ、この街の商人なら顔をきくだろう?」

「この街の人間は信用できません。街の人間が、盗賊とつるんでいる可能性がある以上、頼めないのです」

「…うむ」

「お願いします!準備金も用意致しますし、相応の報酬はお払います!どうか、弟を助けて下さい!」

「・・・・・・」
断ることもできたか、やはり無一文の身では、報酬という言葉は魅力的だった。何をするにしても資金が多いほうが決まっている。それに準備金まで出してくれるというのだから、懐が痛まなくてすむのだ。

「…少人数での襲撃しかないな。せめて十人…最低五人は欲しいが」

「準備金として100デナルをお渡しします。腕が立つ傭兵なら酒場で雇うのが一番ですが…」

「…100デナルではなぁ、近くの農村から、腕っ節のある奴を応募するしか無いな」


「…アイイケ、テパンドラ、ウルフバルパンが近いな。国境を越えてすぐ近くにも村はあるが」

「それはあまりオススメできません」

「どうしてだ?国籍が違うとケンカでもするのか?」

「まぁ、それに近いことが起きると言えます。可能なら同じ国籍で兵を固めた方が無難ですよ」

「…そうか、まぁ他国の人間を収集するのは、人数が集まらなかった場合に限定しよう」

アイイケ、テパンドラ、ウルフバルパンといった村々を巡り、腕っ節のある若者を勧誘していった。一人しか応募してこない村もあったが、おおむね順調に集まり、最終的にはダンディを含め、十五人の戦隊となったのである。


「さすがダンディさん!よく集められましたね」

「多少、多い気もするが、許容範囲内だろう」

「あんまり多く雇いすぎると、週に兵に支払う給料がとんでもなくパラダイスになりますが…大丈夫ですか?」

「…あ、ああ、大丈夫、問題ない…これでも私も商人だ。考えているさ!」

「はぁ、ならいいですか」

「…そうそう、それでアジトの場所はわかったのか?」

「そのことですが、これからのことは、このクエストに書いてあります。後で呼んで下さい」

「おう、で…お前はこないのか?」

「いやだなぁ、自分で行きたくないから
頼んでいるんじゃないですか」

「…そりゃ、まぁ、そうだろうけどな」

「…それに、少し調べたいこともあります」

「…そうか。ムリはするなよ」

かくしてダンディは、ヴェディン商人からの依頼をうけ、一路、盗賊団撃退へと向かうのであった。果たして、無事、彼は盗賊団を倒し、商人の弟を助けることができるのであろうか?
M&B:W -プレイ日記01 チュートリアル①
M&B:W -プレイ日記02 チュートリアル②
M&B:W -プレイ日記03 開かれた前途①
M&B:W -プレイ日記04 開かれた前途②
M&B:W -プレイ日記05 開かれた前途③
M&B:W -プレイ日記06 外道、暁に転ず①
M&B:W -プレイ日記07 外道、暁に転ず②
M&B:W -プレイ日記08 同胞総集
M&B:W -プレイ日記09 商業宝来
M&B:W -プレイ日記10 鮮血と善行と
M&B:W -プレイ日記11 高貴なる烏合
M&B:W -プレイ日記12 王女の帰還
M&B:W -プレイ日記13 戦場に咲く華
M&B:W -プレイ日記14 ロードックの槍
M&B:W -プレイ日記15 スーノの灯火
M&B:W -プレイ日記16 別離の夜で
M&B:W -プレイ日記17 解放の時
M&B:W -プレイ日記02 チュートリアル②

開発:Taleworlds Entertainment 販売:サイバーフロント
機種:Windows XP/Vista/7(DirectX 9.0以上)
種別:アクションRPG(兼SLG) 定価:6,615円(税込)(特別価格版)
マウント&ブレード-ウォーバンド日本語版公式ページ
http://www.cyberfront.co.jp/title/mount_blade_warband/
このゲームでは、唯一最初のチュートリアルで、シナリオらしいシナリオがあります。しかし、以外とあてにならないチュートリアルなのも困り者。最初、兵を集めることができず難儀しました。
登場人物
主人公(プレイヤー)ダンディ

商売人であった父の後を継ぐため励んでいたが、父が急死したことにより債権者が押し寄せ、財産をすっかり失い身一つとなってしまう。新天地レイヴァディンで盗賊騒動に巻き込まれてしまう。
タートミッション
レイヴァディンの商人のたのまれ、十五人の即席奪還チームを結成したダンディは、盗賊団の居場所を調べるべく、活動を開始した。


「教えられた情報を見るには『クエスト』から『人質の居場所をつきとめる』を見ればいいのか」


「…まぁ、そんなことだろうと思ったけどね…潰していくか」
盗賊がいないか周辺をくまなくあるいていたダンディの目に留まったのは、いかにも怪しげな青い色のチーム名を持つ、強盗団の姿。

一目散に追いかけると、案の定、なにか知ってそうな雰囲気をかもしだしている毛深い奴がそこにいた!

「大当たりだな!さぁ、アジトの場所を教えろ!」

「なんだてめぇ!身代金は持ってきたのか!」

「いや、持って来たのは。。。剣だ!」
強盗団四人に対して奪還チームは十五人。
もはや、これでは戦いともならず…

「い、命はばかりは!マジメに働きますから!」

「誘拐した弟の居場所を正直に話たらな…命は助けてやる」

強盗団からアジトの場所を聞いた奪還チームは、そのまま一気に強襲した。圧倒的な数の前に誘拐犯たちはなすすべもなく倒れ、アジトはダンディの手に堕ちたのであった。


「ふう、しかし、アジトがこんなところにあるとはなぁ。まぁ救出に成功してよかった」


「ああ、ありがとうございます。弟も無事、家に帰ってきました。これはお約束の報酬です」

「ありがたく頂くよ」

「…で、もっと稼ぐ気はありませんか?」

「今度は、なんだ?」

「…盗賊が街に出没する原因がわかりました。警備隊長です。あいつがどうやら投資に失敗して大損をした穴埋めに、盗賊団を招き入れ、リベートを貰っていたんですよ」

「そいつは、世も末だな…」

「そこで、警備隊長をひっとらえて、国王の前に突き出すという計画を立てたのです。多少強引ですが、正規の手続きなんて踏んでいたら、警備隊長がこちらを口封じのために殺しにかかるかもしれませんしね」

「なるほど、その手伝いをしろと?しかし、お前の言い分が正しくなかった場合、俺のクビがとぶことになるな…」

「そうですね。貴方の義侠心を納得させるだけの証拠は、今持ち合わせていません。ですが、これだけは言えます」

「なんだ?」

「私は金を持っています」

義侠心にかられ、正義の怒りを警備隊長にぶつけることを約束したダンディは、街の自警団と共に、警備隊を襲撃した。
警備隊は激しく抵抗したが、壊滅し、警備隊長は捕縛された。

「ハッ!
そして我らが、金の亡者。。。げふげふ。。義侠心のダンディくんは、戦闘中に敵にフルボッコされ、あえなく気絶。気がついたら宿屋の布団の上で寝ていたのであった。

「おお、起きましたか。無事で何よりです!」

「…すまない。倒れてしまって」

「いえいえ、貴方の活躍で警備隊長を捕まえることができました。感謝していますよ…十人の損害が出てしまいましたが」

「…うっ」

「あとは、この警備隊長を国王に突き出すだけです!これで一軒落着ですわ」
だが、そうは問屋がおろさなかった。
ヤログレク国王は暴動を起こした民衆に激怒。
その指導者を追放するという命を下した。

「なんと理不尽な!」

「…それが、この世界カルラディアなんですよ…王は自分の思うままに何でもできる…」

「・・・・・・」

「…暴動の指導者は本来、絞首刑や財産没収などの扱いを受けますが、今回は悪徳隊長を召し取った功を相殺して、財産の処分、及び追放だけで済みました」

「…十分、慈悲深い。と?」

「…貴方は処分を受けなかった。多くのものもね…でも、ダメ、どうしてもダメな部分が出てしまう」

「…ダメ?」

「…心が、ね。弱いんですよ。体面ばかり気にして、本当に大切なことができない…正しいことをするのには勇気がいります」

「国王が?」

「みんな、ですよ。みんなそうです…」

「・・・・・・」

「そうだ。最後にお一つ…貴方の部隊でレベルがUPできる者達がいるようですね」

「レベルUP?・・・「+」表示の兵か」


「戦いで経験をつめばつむほど、部下さんたちは強くなります。レベルUPすれば、さらに上位の存在になるでしょう。例えば新兵の場合は…」


「おお、普通の歩兵になった!ということは、正規軍と同レベルの兵が二人得られたことになるのか」

「歩兵はさらに経験をつめば、さらなる上位キャラになれます。定期的にレベルを上げるのを忘れないで下さい」

「ただ、その分、月に支払う給料が高くなるのか…」

「ま、その辺は懐ぐらいを見て調整して下さいね。では、これで失礼します」

「ああ、達者でな」
かくして、レイヴァディンで起きた盗賊騒ぎは収束した。
この戦いは彼に何をもたらしたかはわからない。

「…さて、これからどうするかな」
ただ、彼の新たなる人生は、ここから始まる。
それだけは間違いないのだ。
M&B:W -プレイ日記01 チュートリアル①
M&B:W -プレイ日記02 チュートリアル②
M&B:W -プレイ日記03 開かれた前途①
M&B:W -プレイ日記04 開かれた前途②
M&B:W -プレイ日記05 開かれた前途③
M&B:W -プレイ日記06 外道、暁に転ず①
M&B:W -プレイ日記07 外道、暁に転ず②
M&B:W -プレイ日記08 同胞総集
M&B:W -プレイ日記09 商業宝来
M&B:W -プレイ日記10 鮮血と善行と
M&B:W -プレイ日記11 高貴なる烏合
M&B:W -プレイ日記12 王女の帰還
M&B:W -プレイ日記13 戦場に咲く華
M&B:W -プレイ日記14 ロードックの槍
M&B:W -プレイ日記15 スーノの灯火
M&B:W -プレイ日記16 別離の夜で
M&B:W -プレイ日記17 解放の時
M&B:W -プレイ日記03 開かれた前途

開発:Taleworlds Entertainment 販売:サイバーフロント
機種:Windows XP/Vista/7(DirectX 9.0以上)
種別:アクションRPG(兼SLG) 定価:6,615円(税込)(特別価格版)
マウント&ブレード-ウォーバンド日本語版公式ページ
http://www.cyberfront.co.jp/title/mount_blade_warband/
チュートリアルが終了すると、いよいよ本番です。チュートリアルで得た部隊と資金で、果たしてプレイヤーは何者となるのでしょうか?
登場人物
主人公(プレイヤー)ダンディ

商売人であった父の後を継ぐため励んでいたが、父が急死したことにより債権者が押し寄せ、財産をすっかり失い身一つとなってしまう。
開かれた前途
レイヴァディンの盗賊騒ぎも一段落、ようやく落ち着いて行動をとれるようになったダンディは、手持ちの金を見て、次に成すべきことを思案する。


「部下もいるし、ある程度の資金もある。行商を始めることもできるが…」

「…ああ、アンタ。悲しい兵隊の話…聞きたくないか?」

「…なんだお前は?(酔っ払っているのか…)」

「…ある兵隊が、貴族のボンボンに目を付けられてなぁ、アホな理由でムチ打ち刑されそうになったんだよ」

「…ほう」

「で、その兵隊は貴族のボンボンを殴り、部隊長の財布をちょろまかして逃げた」

「…そして、その兵隊は、行きずりの客に愚痴をこぼして酒を飲んでいるってわけか」

「ハハハ、その金もつきて路頭に迷う寸前だがな」

「…ふむ、なら、俺の隊にくるか?」

「なんだって、本気で言っているのか!?」

「…ああ、本気だ。これから行商なりを始めようと思っているんだが、集めた兵隊は近隣の農民からかき集めた素人ばかりだ」

「なるほど、そいつらをまとめる隊長が必要ってわけだ!
よしのった!俺を選んだこと、後悔はさせないぜ!」

「…ああ、頼む(いかにもよくいる荒くれ者だが、こういう人間も必要だろう)」

「で、だ。ちょっとばかり金を融通してくれないか?いや、
酒場女を孕ませちまってさぁ…」

「…ハァ(大丈夫か、こいつ?)」


「それで、これからどうするんだいダンナ?」

「ダンディでいい。交易を始めるつもりだが…」

「ダンディなダンナ。
それより先に武器と防具を何とかした方がいいんじゃないかい?そんな革服と木の棒じゃあ、敵に教われたら一ころだぜ?」

「ダンディは名前だ。かっこつけているわけじゃないぞ。
が、一理あるな…」

「よし、ダンディ。
武器屋へ行こうぜ!」

「いきなりタメ口かよ…」

「商人としてはともかく旅人としちゃぁ、ダンディ、アンタは
レベル1のプチスライムすら倒せない初心者だ。
俺が色々とレクチャしてやるよ」

「…プチスライムもドラゴンもいないがな」

「そうそう、敵は人間様のみ。
だからこそ面倒だって話でもある」

「…(核心をつくことも言うんだな)」


「市場でいける場所は、四つ、武器屋と防具屋、
それに馬屋と雑貨屋だ」

「雑貨屋では、交易品や、食料を売っている…まぁパーティ用の品と考えていいんだろうな」

「さすが商人、分かっているねぇ!で、残り三つは個人の装備品だ。馬は置いて、武器と防具屋へ行こうか」

「馬は買わなくていいのか?」

「馬は乗れるだけで十分さ。アンタは、すでに一頭もっているだろう?ま、強力な馬に乗れるには越したことはないけどな」

「そうか、そういえば盗賊のアジトを襲撃したときに、
馬を一頭得たな…お前のるか?」

「お、ありがたいぜ!馬は乗っていると乗っていないのじゃぁ、全然違うからな!アンタも、戦闘中に馬から下りようなんて思わない方がいいぜ。フルボッコにされるからな!」

「…ああ、心得よう(もう一度されたしな)」


「…色々、武器があるものだな。どんな武器が良いんだ?」

「弓矢を除けば、ズバリ長槍系だな。より長く、より遠くへ届くのが一番いい。威力がそれに付随していれば最高だ」

「剣や棍棒は?セオリーだろう?」

「闘技所へ出るならともかく、戦いで剣なんか使えないさ。敵に近づく前に、槍隊に突き刺されるか、頭を割られてお陀仏だよ」

「…夢が無いな」

「言ったろう?俺達が相手にしているのはスライムでもなくドラゴンでもない、頭の回る人間様だ。そしてアンタも俺も、伝説の英雄でも無ければ、神に選ばれた預言者でもない」

「しかし、人生という物語では、俺が主人公だ」

「…イイ台詞だな。俺も肝に銘じておくよ。その言葉」

「…いや、そんなシンミリされても、な」


「そうそう、武器は色々あるが、強力なものほど、スキルが必要になる。たとえば、アンタが手にとっているシャベリンを装備するには「強肩:1」が必要だ」

「…うーむ、強そうなのに、残念だ。しかし、総じて威力が高いがスキル・ストップで買えないと、なかなか戦力増強は難しいな」

「ところが意外とそうでもない…ふむ、アンタには、これがオススメだな。かなり強力だぞ!」


「…これは…槍に斧を足したような武器だな」

「これはかなりオススメだ。まず、長い!そして盾にもダメージを与える!そして安いのに、32という斬撃力!
そして何より、『振る』だけですむ!」

「…?すまない、良くわからないな、説明してくれないか?シャベリンの攻撃力37に近いから、値段でみれば、強いのはわかるが…」

「そうだなぁ…まぁ、長いのと、盾があっても損害を与える。って部分は分かるだろうが、『振る』って部分を教えてやろう…」


「まず、もう一度シャベリンの項目を見ろ…
『射撃』『振る力』『突く』の三種類があるだろう?」

「…あるな」

「俺達が戦う中で一番考えなけりゃいかんのが『馬にのって敵に攻撃を与えられるどうか』この一点にある。これも分かるな?」

「…ああ」

「まず、シャベリンの射撃…これは槍投げだ。つまり投げて相手に刺すことをいう…自分の武器を投げるというかなり無茶な攻撃方法だ。「投擲:5」と書かれているのは5回投げられることを意味している」

「…そうなのか」

「ハッキリ言って意味が無い。
自分の武器を投げてどうする?素手で敵と戦うってか?そもそも動いている人間相手に槍を投げてもそうはあたらん。ナンセンスだ」

「………」

「次に『突く』これは騎馬上で、
槍を構えて突進していく攻撃方法だ」

「伝統的な騎馬戦法だな」

「素人が槍を構えて突進しても、まず敵にあたらん。
よほど訓練しないとな、なれるまでに時間がかかる」

「で、最後の『振る力』…とは?」

「うむ、これが今回の話で一番大切な横に薙ぎ払う攻撃方法だ!これはいいぞ!なにせ薙ぎ払うから一度に多くの敵にダメージを与えられる!しかも、上の槍投げのような投擲攻撃や、突進攻撃と違って、はるかに命中しやすい!」

「…なるほど、なら…逆にこうも言えるんじゃないか?
『より様々な攻撃方法をある方が色々な戦法を取れる』と」

「ははは、頭でっかちの言う台詞だな。そりゃ!」

「なんだと!何がおかしい!」

「いやいや、悪い悪い。ダンナみたいな頭が良いと、そういうことを言う奴もいるんだよ。でも、実際にはそれじゃあダメなんだ」

「どういうことだ?」

「戦場にでれば、ダレでも頭が真っ白になって、戦うんだ。やれ、この時は突き刺す!投げる!なんてことはできないんだよ。敵に囲まれたら無我夢中で武器を振り回す。それが戦場さ」


「…まぁ、それは確かに言えるな(無我夢中で戦って気絶したし」

「武器にとって一番重要なのは『使いやすさ』これだ。様々な攻撃方法は、時として攻撃が複雑になり、操作を誤る元になる。戦場における使いやすさは時に、数値以上の威力を発揮するものさ」

「…ふむ」

「仮にだ、敵と戦っている最中に操作を間違えて武器を投げたらどうなる?周囲を囲まれているときに、間違って一点に攻撃する突撃を行ったら?」

「…むぅうう」

「余計な事は考えず、シンプルに横に薙ぎ払う。
それだけでイイのさ」

「…だけどなぁ、ブンドゥック」

「なんだ、まだ言いたいことがあんのか?
負けず嫌いだねアンタも」

「…いや、そうじゃなくて」

「なんだよ」

「俺、筋力が7しか無い」

「・・・・・・・」
かくしてダンディは、交易は後回しにし、
レベルをあげ、多少なりとも実力をつけることを
決めたのであった。
M&B:W -プレイ日記01 チュートリアル①
M&B:W -プレイ日記02 チュートリアル②
M&B:W -プレイ日記03 開かれた前途①
M&B:W -プレイ日記04 開かれた前途②
M&B:W -プレイ日記05 開かれた前途③
M&B:W -プレイ日記06 外道、暁に転ず①
M&B:W -プレイ日記07 外道、暁に転ず②
M&B:W -プレイ日記08 同胞総集
M&B:W -プレイ日記09 商業宝来
M&B:W -プレイ日記10 鮮血と善行と
M&B:W -プレイ日記11 高貴なる烏合
M&B:W -プレイ日記12 王女の帰還
M&B:W -プレイ日記13 戦場に咲く華
M&B:W -プレイ日記14 ロードックの槍
M&B:W -プレイ日記15 スーノの灯火
M&B:W -プレイ日記16 別離の夜で
M&B:W -プレイ日記17 解放の時
M&B:W -プレイ日記04 開かれた前途②

開発:Taleworlds Entertainment 販売:サイバーフロント
機種:Windows XP/Vista/7(DirectX 9.0以上)
種別:アクションRPG(兼SLG) 定価:6,615円(税込)(特別価格版)
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チュートリアルが終了すると、いよいよ本番です。チュートリアルで得た部隊と資金で、果たしてプレイヤーは何者となるのでしょうか?
登場人物
主人公(プレイヤー)ダンディ


開かれた前途 その②
盗賊騒動も一段落し隊商を始めようとしたダンディであったが、仲間にした元軍人のブンドゥックに「その実力では生き残れない」と、個人的戦闘力が弱さを指摘され、商売を始めるよりもさきに、実力を磨くことに決めたのであった。
1257年3月24日 レイヴァディン(ヴァエギル王国)


「結局購入したのは、兜と革鎧…狩猟弓と矢か…」


「うんうん、それっぽくなってきたじゃねぇか。だがな…」


「いくら商人が戦いの専門家じゃねぇっつてもよ、あの武器もあつかえねぇんじゃ話にならねぇ!アンタのレベルをあげるぞ!」

「…そんなに怒鳴るな。聞こえているよ」

「いいかアンタが倒されたら、戦いはそこで終るんだ。
雇い主が死んだり、囚われたりすりゃ、兵隊達は降参するか、
一目散に逃げるしかなくなる」

「…わかってるよ」

「言っとくが、俺はアンタが盗賊団に捕まっても助けにゃいかんからな!」

「そこまでは俺も期待しちゃいないさ…で、鍛えるってどこで鍛えるんだ?マップには修行場というのも、あるが…」


「修行場は、武器の扱いを習うところで、レベル上げのようなことはできない。アンタがもつ武器は、薙ぎ払うことしか出来ないので、特に習う必要はないだろう…まぁ、他の武器を使いたくなった場合にでも、行くといいさ」

「そうか…」


「というわけで、
さっそく武闘大会に登録しておいたぞ」

「ちょっと待て
意味が分からないぞ!?」

「何でも説明しないとわからねぇのかよ…めんどくせぇなテメェは」

「常識的に考えろと言っているんだ!
素人が武闘大会へ出ても倒されるだけだろう!」

「よく聞け、戦闘でレベルをあげるにゃ、敵を自分の手で倒さなきゃだめだ。つまりダンナが敵を倒す必要がある」

「それは分かっている」

「で、実戦でやるには、リスクが大きい…負けた時のことを考えるとな。商品も奪われ、兵も失う。ところが武闘大会なら幾ら倒されても、病室で目覚めるだけですむ。つまりリスクは少ない」

「…それは言えるが」

「わかったろう?しかも武闘大会ってのは、いつでも開いているものじゃない。この機会を逃す手はないぜ!」

「…どうも、しゃくぜんとせんが…まぁリスクといえば、体力を失う程度なら、参加してもいいかもしれないな」

「よし、やる気が出てきたようだな!行くぞ!」

「…うむ、やるからには優勝を目指すつもりでやるぞ!
うおおおおおおお」

無理でした。

「…くぅ、一人倒せたが、やはり無謀だったが」

「ほらほら、ダンナの奮闘を見た主催者が感動して、次の試合の出馬を認めてくれたぞ!」


「…え?」

「さぁ、ダンナの勇士を皆に見せ付けてやろうぜ!」

「…なんというありがた迷惑…しかし、せっかくの好機を無駄にはできまい…やってやる!いくら力量に差があろうとも!うおおおおおおおおおお!」

やっぱり駄目でした。

「…むぎゅう」

「…へへ、だらしねぇなダンナ」

「…お前だって負けたじゃないか…って、その金はなんだ?」

「…え?いや、そう…言い忘れたが、武闘大会では一試合につき、自分に金を賭けることができるのさ!」


「…まさか、貴様。自分が儲けるために武闘大会へ」

「ささ、ダンナのレベル向上計画・第二段と参りましょう!」

「…支度金返せ」
1257年3月25日


「一晩寝て、体力もバッチリ。ダンナはどうだ?」

「ああ、問題ない…だが、なぜ、ギルドにきているんだ?街の情勢や政治状況などの情報を集めるにはギルドは確かに一番だが…」

「それはだな。ギルドの依頼を受けるためだ」

「ギルドの依頼を?なぜだ?」

「ただレベルをあげるだけの戦いなどつまらないし、モチベーションがあがらねぇだろう?目的を達成すれば褒賞もでるし、街の人たちからも好感が得られる。良いことづくめってわけだ」

「…なるほど」

「んじゃ、挨拶しにいこうぜ…おーいマスター!」

「これはこれは…お会いするのは初めてかな?私は、レイヴァディンのギルドマスターです。よろしく」

「よろしくお願いします」

「見たところ、商人の方のようですが、交易ですか?それとも事業で?」

「いえ、今回は『交易』や『工場の建設』では無く、ギルドの仕事をしに来たのですよ」

「商人の方が?なぜです?」

「うちのダンナは弱くてねぇ。まるで貧弱の見本のような生き物なんだよ。そこで、戦闘の経験をつませたいんだが、ただ闇雲に戦うよりもギルドで仕事をした方が、効率よく、無駄なく強くできるかと思ってね」

「なるほど、そういうことですか」

「何か仕事がありますか?」

「スーノへ向かう隊商を護衛する仕事があります。報酬は182デナル。現地に到着したら隊商から支払われるでしょう」

「あそこら辺りは、最近盗賊がよく出るらしいな。こりゃうってつけじゃないか?」


「山を二つ越えた先か。ちなみに護衛の規模はどれぐらいあれば、できそうですか?」

「そうですね。最低でも11名なければ話にならないでしょう。もちろん、兵は多ければ多いにこしたことはありませんが」

「…俺と、ブンドゥックを含めて16名か…なんとかやれそうだな。わかりました引き受けましょう。その前に…」

「ん?」


「なんだ、この街の相場を調べていたのか」

「帰ってくるときに、スノーで買える物があればついでに買ってこようとおもってな」

「レイヴァディンからは、何か買っていかないのか?」

「金が無い
全財産は、なんと驚きの46デナルだ…穀物一袋以外に何も買えないぞ!…武器と防具を購入し、さらに誰かさんを雇ったおかげでな」

「ハハハ!その価値はプライスレスだぜ!右腕を買ったと思ったら安いもんさ」

「お前は最初に俺を『つかまっても助けない』と言っていたが、俺も予め言っておくぞ、『お前が捕まっても身代金は払えん』」

「まぁ、お互い人生崖っぷちって所だよなぁ」

「お、隊商の連中が、来たぞ」


「ああ、そうだ。これからスノーまでよろしくたのむ」

「俺たちだけでは心配だったんだ。これで少しは安心できるな、で、俺達はどうすればいい?」

「後ろからついて来てくれ、案内する」

「ほいきた」

「ん、あれは…大部隊がいるぞ」


「ヤログレク王の親衛隊だな。184名って、すげぇ部隊だぜ…率いる兵も最強クラスが何人もいる。おお怖い、怖い」

「ヤログレク王…レイヴァディンの…
ヴェエギル王国の国王陛下様か」

「なんだ?まさか王様と知り合いってことは無いよな?」

「噂で聞いただけだ。
何でも心が広く寛大で、お優しい王様だって話だ」

「ハッ!人の噂ほどアテにならねぇものは無いぜ。貴族や王族なんて奴らは、尊大で我侭な、自己中クソ野郎にきまってるさ!」

「…かもな。先を急ぐぞ」


「森の中にいる敵は発見しにくい、
注意しないと奇襲を受ける可能性がある」

「ああ、了解した」


「夜は夜で視界が狭くなり敵を見つけにくくなる。これも注意だな」

「しかし、相手だってこちらを見つけられないんだろう?」

「そうだな、で、お互いが知らずに、最接近してニッチもサッチもいかずに遭遇戦になるということもある。」

「盗賊の発見が遅れるのも困るが、隊商の姿を見失うこともあるな。注意しないと…」


「略奪者を発見!よーし、奴らを倒し、嘆き悲しむ人々の恨みを晴らしてやろう!」

「奴らから回収したものは略奪された村へ返すのか?」

「もちろん、一番困っている人に渡すのが筋というものだろう?」

「で、一番困っているのはもちろん…」

「俺達だ!」
かくして一行は、隊商を守りつつ、悪辣非道な略奪団や盗賊団を倒し、その得られた物資を恵まれない人々(自分の部隊に)に譲り渡し、順調に道を進んでいった。


「スーノが見えてきたぞ。あとちょっとだ」

「ああ、ありがとう。ここまで来たならもう大丈夫だ。報酬を渡すよ。護衛してくれてありがとうよ!」

「やったなダンナ!これで一息つけるぜ」

「ああ、レベルもあがって、武器も装備できるようになった。万々歳だな。スーノに行って一休みしよう」
M&B:W -プレイ日記01 チュートリアル①
M&B:W -プレイ日記02 チュートリアル②
M&B:W -プレイ日記03 開かれた前途①
M&B:W -プレイ日記04 開かれた前途②
M&B:W -プレイ日記05 開かれた前途③
M&B:W -プレイ日記06 外道、暁に転ず①
M&B:W -プレイ日記07 外道、暁に転ず②
M&B:W -プレイ日記08 同胞総集
M&B:W -プレイ日記09 商業宝来
M&B:W -プレイ日記10 鮮血と善行と
M&B:W -プレイ日記11 高貴なる烏合
M&B:W -プレイ日記12 王女の帰還
M&B:W -プレイ日記13 戦場に咲く華
M&B:W -プレイ日記14 ロードックの槍
M&B:W -プレイ日記15 スーノの灯火
M&B:W -プレイ日記16 別離の夜で
M&B:W -プレイ日記17 解放の時