雑記 - 犬猿の仲

先月、家の犬が猿に襲われて、大怪我を負うという事件が発生した。
猿が犬をなにゆえに襲うのかは不明だが、結構大きな猿だったために
我が家の、犬ラブ(ラブらドール:3歳)は一方的に蹂躙され
なんと十針を縫うケガとなってしまった。。。

許すまじモンキー!

そして先ごろ、ようやく傷もいえて、飛びまわれるようになった。
よかった。よかった。

しかし、我が家は平野のど真ん中に存在し、山などは存在しない。
一体猿はどこからきたのか。。。全く持って不明である。

警察の話によると、猿の移動があり、体の大きいさるが
(確証は無いが)エサを求めて里におり、そのまま移動を繰り返しているのでは無いかとのことだ。

だが、なんで犬を襲うのかはわかっていない。
襲うようになったのは最近で、最初は威嚇だけだったようだ。
飼い犬は弱いとふんだのか、はたまた犬のエサを狙ったのか…

しかし、犬より、猿の方が強いのは、ちょっと意外。
まぁうちの犬がとびきり弱かった。ということも考えられるんですけどね。。らぶちゃん。。。
スポンサーサイト

つねならぬ話 - 第七話「捕らわれし者4」

マリーとメイデンのつねならぬ話


カミュさん「…8月3日、第一容疑者である恋人宅を監視していた捜査官が、行方不明者と思われる人物を、一階窓辺で確認。写真を照合した結果、行方不明者と合致。同日11時20分、逮捕状が裁判所よりおりる。翌8月4日0時30分、130名の警官及び、特殊急襲隊による一斉突入が開始。行方不明者を確保。容疑者を拘束…」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…皮肉なこととは続くものです。私が抵抗を止めて彼と一緒になろうと決断した事により、彼の部屋を監視していた捜査官の目にふれ、私は救出されたのですから。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…私は体を毛布で包まれ、女性警官の方に抱きしめられて、先導受けながら安堵の笑みを浮かべました。」



マリンちゃん「…解放された喜びから?」



カミュさん「…ええ、解放されたことにより、彼を手に入れる機会を得ることができるのですから。」



マリンちゃん「…う、うう。また、あの笑みだよぉ。」



カミュさん「あの状況でも、彼の心を向かせることは出来ましたが、やはり、完全な上位関係では…彼の中にある…私以外の想いを消すのは難題でした。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「ですが、今度は、私が被害者という絶対的な立場となり、様々な要求が加害者に可能となりました。これを利用しない手はありません。」



マリンちゃん「…利用って。」



カミュさん「私は帰宅すると、涙で溢れる父と母に抱きしめながら、彼に対して復讐したいムネを告げました。もちろん、父母も異論はありません。ですが、私の計画を聞くと一気に顔色を変えて説得を始めました。」



マリンちゃん「…計画?」



カミュさん「…彼の人脈を破壊し孤立させる、全財産を奪い抵抗力を失わせる。最終的には彼を丸裸にする案ですが、これは取り立てて反対はされませんでした。ですが、私が最も望んだ復讐…」



マリンちゃん「…ほ、本当に何もかも奪うつもりだったんだ。」



カミュさん「…つもり、では無く。したんです…まあ、これはともかくとして、私が最も望んだ復讐…彼を私の伴侶にして生涯尽くさせるは、早くから抵抗されましたね。」



マリンちゃん「…それは…親にしてみたら、納得できないやね。」



カミュさん「…ええ、正気を疑われました。実際、自分でもマトモでないことは理解していますが、これだけは妥協できません。この時…操さんも、お腹の中にいましたしね。」



操ちゃん「へへ…僕もいたんだよね。」



マリンちゃん「…あ、アンタ、いたんだ。」



操ちゃん「ずっと横にいたけど?ママの話を、いっぱい、いっぱいで聞いているマリンさんを、じ~と観察してたのさ。」



マリンちゃん「…うう、嫌な人。」



操ちゃん「ちなみに、この時、僕を堕胎する話もあったんだよね。この話をすると、おじいちゃんから確実にお小遣いを貰えるから重宝するよ。」



マリンちゃん「…平和な奴。」



カミュさん「そうしているうちに、父は私の為に、心理カンセラーを何人も呼んできましたが、私は診察を断固拒否しました。彼に責任をとってもらわないと、私の立つ瀬もありません。」



マリンちゃん「…立つ瀬?」



カミュさん「愚かな男に騙された女、犯罪者に暴行をうけた被害者、心にキズをおって精神を病んでしまった人間、愛されていると思ったら誰かの身代わりでしかなかった哀れな存在…そんなものに私はなりたくなかったんです。」



マリンちゃん「………」



操ちゃん「一見すると、物凄い深そうなこと言っているけど、ようするに事件じゃなくて、「恋人同士の痴話ゲンカ」にしちゃえ!ってことだよね。」



マリンちゃん「…(ガク…あ、あんたねぇ…」



カミュさん「…操さん。」



操ちゃん「あはは。ゴメンねママ。僕流に解釈しちゃうと、すっごく軽くなっちゃうよね。もう言わないよ!」



マリンちゃん「…い、いや…その方がいいかも。」



カミュさん「…マリンさん。最後まで「私の話」を聞いてくださいね。」



マリンちゃん「…は…はい。」



カミュさん「…最終的に、彼の弁護人の方を味方につけて、私は母と友人の力を借りて、父をねじ伏せました。」



マリンちゃん「弁護人?」



カミュさん「彼の身内で弁護士をやっていらした方です。後見人でもあったようですが、一年に何回も顔を合わせるほどもないぐらい、関係は希薄になっていたとおっしゃられていました。」



マリンちゃん「親代わり…か。」



カミュさん「とても良い方で、私が、「私は彼を恨んではいません。私の伴侶として生涯をつくして罪を償って欲しのです」と語ると、涙ながらに協力を約束してくれました。」



マリンちゃん「…う~ん。」



カミュさん「実際、弁護人のかたの協力がないと財産を奪うのも、彼を拘束するのも難しかったので大変助かりました。」



マリンちゃん「…きょ、協力って。」



カミュさん「民事訴訟で、彼に支払不能の請求を行い、財産を差し押さえる…口で言うのは簡単なのですが、相手に手馴れた弁護士の方がいると、そういうわけにもいきません。ですが、後見人でもある弁護人の方の協力があればスムーズにことは運びます。」



マリンちゃん「…そ、そんなこと言っても、財産差押えでしょう?協力なんてしてもらえるの。」



カミュさん「通常は無理でしょうが私の場合は特別ですよ。彼の刑事告発を取り下げ、さらに彼と私が結婚する。その前提があるから可能なんです。もちろん、これは弁護人の方と私の共通した目的でもありました。」



マリンちゃん「…ううん。でも全財産でしょ一文無しになるってことだし。」



カミュさん「よく考えて下さい。私と彼が結婚するのですから、彼の生活にはさほど影響がないでしょ?彼が私と別れたいと言わない限りは。」



マリンちゃん「…あ、そうか。でも結婚したら共同財産になるんだから意味は無いんじゃ。」



カミュさん「よく知っていますね。でも結婚前に所有していたものは別だというのも覚えておいた方が良いですよ。これは個人財産となりますから。」



マリンちゃん「…う、う~ん。法律は難しいよ。」



カミュさん「人脈つぶしは簡単でした。「拉致監禁事件の犯人の情報を提供して欲しい」と連絡すれば、大方の人は、彼との関係を止めました。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「弁護人の方など、ごく一部の人達はつきあいを止めることは無いでしょうが、その方達も一時的にも関係を止めようとしたので、彼の人脈や交友関係は基本的に一掃できたと言えるでしょう。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「さらに付け加えれば、大学は彼に対して退学処分を下しました。これは私達が圧力をかけたわけでも無いのですが、特に反対する必要もないので、このままほおっておくことにしました。さらなる孤独感を彼に味合わせることができましたしね。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…こうして彼は何もかも失いました。私は沸き起こる喜びを抑えきれずに、彼に合いにいきました。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「拘置所でいたせいか、彼は少しやつれた感じでした。私の姿をみると節目がちに面会所の椅子に座りました。私が一通り、今の生活状況を聞くと、かれはポツリポツリと答え、現在の状況が好ましい状態には無いことを告げました。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「私はますます嬉しくなって、彼がいかに孤独であるかを説きました。そして、彼の持っていたものが全て失われているという現実を突きつけて、彼に一片の希望も無い様な印象を植え付けました。」



マリンちゃん「…なんか…声が弾んでるね。」



カミュさん「…ええ。あの時はとても楽しかったです。彼が絶望に打ちひしがれて、自分の殻に閉じこもっていくのが手に取るように分かり…私だけのものになっていくのを感じましたから。」



マリンちゃん「そして最後に…」



カミュさん「救いの手を差し伸べる!…ふふ。あの時の唖然とした彼の顔は忘れられません。「でも、安心して下さい。私がいますから。」その言葉を聞いた彼は、目を見開いて大粒の涙をこぼしたんです。」



マリンちゃん「…よく、やるよ。」



カミュさん「お褒めの言葉、恐縮です。でも、やったかいは十二分にありました。私が、彼になぐさめの言葉と、いたわりの言葉をかけているうちに、彼の血色は良くなり、私に対する視線が熱くなっているのを感じましたから。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「最後に「夫婦二人で一緒にやりなおしましょう」と言った時の彼の顔は…死んでも忘れないでしょうね。「ここに女神様がいる」なんて、馬鹿なことを言って…鼻水と涙で顔をくしゃくしゃにしていましたから。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「全てが順調にいくかと思ったのですが、意外にも最後まで警察が抵抗を示しました。わりと大掛かりな捜査となり、世間的にも少しばかり有名になったものですから、何とか立件しようと考えたのでしょう。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「彼に対して怒りを禁じえない父に狙いを定めて、何とか起訴するように訴えてきました。」



マリンちゃん「…狙いを定めて?大きな事件なら司法省の検事あたりが立件するんじゃないの?」



カミュさん「彼の弁護人を通じて、連邦弁護士共同協会や、政治家から圧力をかけていましたから。被害者が訴えない限り、立件は出来なかったんです。」



マリンちゃん「…そこまでやるか。」



カミュさん「私を探す為に、大変ご苦労をされた事に関しては、感謝してますし、申し訳なく思っていますが。それとこれとは別の話…結局、様々な手段で抗戦し、警察の抵抗を打ち砕きました。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「結局、彼の拘留は三ヶ月にも及びました。ですが、この間に色々と準備を整えることができたので、無駄ではなかったとも言えます。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「そして彼の拘留が切れた、その日。私はタクシーに乗り彼が出てくるのを待ちました。彼が出てくると、私が一人で迎えに来たことを伝え、彼の家へ…その時は、既に私の名義になっていましたが…と向いました。」







カミュさん「…既に内装は処分しました。この家には売買できないものしか残っていません。」



彼氏さん「………」



カミュさん「カラッポの家。まるで今の貴方のよう…」



彼氏さん「………」



カミュさん「家族、友人、財産、そして未来。全てを失いましたね…」



彼氏さん「………」



カミュさん「…ここに山積みになっているのが何か分かりますか?」



彼氏さん「…これは…母の服?…いや父の服や…時計も…」



カミュさん「貴方のお父様と、お母様の遺品です。これだけは残しておこうかと思いましたが、考えてみれは不必要なものでしたね。」



彼氏さん「…何をするつもりだ!?」



カミュさん「…燃やします。」



彼氏さん「ま、まってくれ…」



カミュさん「…嘘つき。」



彼氏さん「…なっ」



カミュさん「貴方は私さえいれば何もいらないと言いました。ところが、ここには私以外の想いが沢山残っています。」



彼氏さん「………」



カミュさん「…私は、貴方の想いを受取るために、一番大切なものを失いました。」



彼氏さん「………」



カミュさん「…貴方は違うのですか?私の為に…捨ててはくれないのですか?私のこと、想っては…くれないのですか?」



彼氏さん「…そんなことはない。」



カミュさん「…では、燃やしても構いませんね?貴方には、もう必要の無いものなのですから。」



彼氏さん「………」



カミュさん「………」



彼氏さん「…そうだな。私には、もう何も無い。何も必要無い。」



カミュさん「…違います。」



彼氏さん「…?」



カミュさん「ここに…私のお腹に…未来がありますよ?」



彼氏さん「…あっ」



カミュさん「私と貴方の赤ちゃん…大事な大事な私達の子…さぁ…お腹に耳をあてて聞いてください。」



彼氏さん「…ああ。」




トクン…トクン…トクン…



カミュさん「…聞こえますか?」



彼氏さん「…ああ、聞こえる。聞こえるよ。」



カミュさん「ここに、私達の全てがあります…だから燃やしましょう…過去のつらい記憶は全て…」



彼氏さん「カミュ、俺は…」



カミュさん「苦しかったんでしょう?…もういいんです。つらい記憶にすがって、苦しまなくても…貴方の想いを受取る私がいるのですから…」



彼氏さん「………」



カミュさん「貴方が私の鎖を外してくれたように…私も貴方の鎖を外してあげます…」



ボウッ…



彼氏さん「あっ…」



カミュさん「………」



彼氏さん「………」



カミュさん「…燃えています…貴方の過去が…苦しみが…悲しみが…悪夢が…」



彼氏さん「………」



カミュさん「…泣いているんですか?」



彼氏さん「俺は君に…」



カミュさん「…何も言わないで。全て無かったことにしましょう…ね?」



彼氏さん「でも…俺は、俺は…」



カミュさん「貴方には私がいます。私には貴方がいます。そして…お腹には未来があります。それだけで良いでしょ?」



彼氏さん「俺は…俺は…」



カミュさん「我慢しないで…泣いていいんですよ?貴方の想い…全て受け止めてあげます。私の胸の中で…だから…我慢しないで…」








カミュさん「…いつしか、燃え盛る炎は家内にも広がり、その内部を…彼の思い出と共に舐め尽しました。私は彼をつれて外へ出ました。彼は炎に飲み込まれる家を見ようともせず…彼は私の胸の中で大きな声で泣き続けました…産まれ立ての赤ちゃんのように…」



マリンちゃん「………」




カミュさん「炎に照らされる彼の頭を優しく撫でながら、私は思いました。ああ…ようやく、この人を手に入れたのだと…」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…マリンさん?」



マリンちゃん「…オ…オヴェッ」



操ちゃん「うわっ!吐いちゃったよ。」



マリンちゃん「…ま、ママさん…狂ってるにもほどが…オヴェッ」



操ちゃん「ありゃ、キャパ(許容量)を越えちゃったか。だから聞かなきゃよかったのに。はいエチケット袋…背中さすってあげるから、こっちを向いて。」


マリンちゃん「…う、うう。ありがとう。」



カミュさん「少し…刺激が強かったのかもしれませんね。」



操ちゃん「まぁ、恋に夢見るお年頃の娘が聞くような話じゃないからねぇ。」



マリンちゃん「ハァ…ハァ…あ、あんたはよく平気だね。」



操ちゃん「当たり前です。僕は二人の娘だよ?それに軍事学校へ行けば親がジャンキーとか、刑務所暮らしだとか、戦死しているとか、そもそもストリート・チルドレンで親の顔さえ知らない、なんて人が山ほどいるんだから。」



マリンちゃん「…むぅ。」



操ちゃん「その人達に比べたら、両親は健在だし、ラブラブだし、会社経営してるし、ハッピーエンドに入るってもんじゃないですか。」



マリンちゃん「…そりゃ、結論だけ見ればそうかもしれないけどさ。」



カミュさん「マリンさん…私は何も、マリンさんに同情されるために口を開いたわけではありませんよ?」



マリンちゃん「…え?」



カミュさん「私が、この話を通じて貴方に伝えたかったことは…「相手の想いを受入れる」ということです。例え辛いことがあっても、相手が好きならば、それを受入れることを忘れてはいけない…」



マリンちゃん「そりゃママさんはスゲエよ!立派だよ!最高だよ!」



操ちゃん「…なにブチギレしてるんですか?」



マリンちゃん「んなもん、あたり前やん!誰でもママさんみたいになれるかい!そこまで悪らつにされて、相手を受入れるなんて、聖女じゃなきゃムリだろ!どこまで慈愛に満ちてんだよ!」



カミュさん「…誰が聖女と?」



マリンちゃん

「ママさんだよ!確かに特殊だよ!特殊すぎて説教にもなら…」



カミュさん「違う!」



マリンちゃん「…は、はい?」



カミュさん「私は聖女なんかではありません!私は…私こそ、本当の『悪意』です!」



マリンちゃん「…マ、ママさん?」



カミュさん「私は彼を恨みました!憎みました!本当に…心から信じた私を裏切った彼を、絶対に許さないと、誓いました!何年かけても、何十年かけても、必ず罪を償わせてやろうと…死より辛い罰を与えてやろうと…」



マリンちゃん「………」



カミュさん「でも…違った。彼の心の声を聞いて…本当に裏切ったのは私だと、私であると…だから!だから!」



マリンちゃん「…裏切ったって…何も…」



カミュさん「どこの世界に、己の婚約者の父母の死因もしらぬ人間がいますか!」



マリンちゃん「…ひっ!」



カミュさん「そんな人間が!こんな人間が!臆面もなく結婚したいなどと!!結婚したいなどと!!!」



操ちゃん「ママ!ママ!終わったんだよ!全て「ナシ」になったんだよ!大丈夫だから…誰も何もうらんで無いから!」



カミュさん「…はぁ…はぁ、ごめんなさい。少し感情的になってしまったようです。」



マリンちゃん「…い、いいえ。」



カミュさん「私は…彼のことを何も知らなかった…「プライベートな事を聞くのは失礼」だと言い…大事なことを全く聞こうとしなかった。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「彼は私のワガママを全て聞いてくれました。きっと辛いことも多かったはずです…なのに彼は、いつも私を優しく包み込んでくれた。私は嬉しかった。私の想いを受入れてくれる彼を…本当に愛しているのだと思い…結婚したいと…でも、それは違ったんです。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「私は…受入れてくれる心地よさに酔っていただけで、彼の想いを全く受入れてなかった。私は彼を愛していたんではなく…彼から愛されるのが好きだっただけなんです…」



マリンちゃん「………」



カミュさん「こんな私が慈愛に満ちた女性だと言えますか?…愛し合っていたと言えますか?」



マリンちゃん「………」



カミュさん「もし、彼のことをもっと良く聞いて…語り合い…胸の内にあったものを聞き出していれば…彼を抱きしめてあげていれば…こんな事態に陥らなくてもすんだはずです。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…マリンさんは結婚願望がおありなのでしょう?」



マリンちゃん「…うん。」



カミュさん「人を愛するということは、その人の想いと、それに付随する多面性を受け入れることでもあるんです。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「愛した人が…夫が、もし罪人であったのなら…その罪と悲しみを一緒に背負わなくてはなりません。不治の病に犯され…苦しんでいるのなら、その苦しみを分かち合わぬばなりません…貴方はそれを受入れる覚悟はありますか?」



マリンちゃん「…そんな重いこと…考えたことないよ。」



カミュさん「では、これを契機に…考えてみてください。恋愛するのも結構です。でも本当に相手の方を想った時、自分が相手を愛しているのか、それとも『愛されるのが好き』なのか…振り返って見つめなおしてください。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「さもないと…私のように、無意識に相手を傷つけ、苦しめて…自分の身に返ってくることになりますから。」



マリンちゃん「…うん。」



カミュさん「よかった。私の話を聞いて、マリンさんが何かを学ばれるのであるなら、私も恥をさらしたかいがあるというものです。」



操ちゃん「…あれ?ママどこに行くの?」



カミュさん「帰るんです。いささか遅くなってしまいました。パパ、怒ってなければよいのだけれど。」



操ちゃん「そう言えば…今日は、ママとパパだけで、お食事をする日だったよね。7人目の妹、よろしくね!」



カミュさん「操さん。下品ですよ…では、失礼します。」



操ちゃん「あーあ、行っちゃった。」



マリンちゃん「………」



操ちゃん「マリンさん。ママの毒気にあたって、ダメダメになってますねぇ。」



マリンちゃん「…理屈は分かるけど…あまり重い現実を見せないで欲しいねん。」



操ちゃん「女として生きると書いて「妻」と書く、女が母になると「毒」となる…」



マリンちゃん「なにそれ?」



操ちゃん「さぁ、前にママが言ってた言葉です。僕も意味が良く分からないンですけど、もしかして僕が…赤ちゃんができたから、ママが変っちゃったのか?なんて思ったり。」



マリンちゃん「本当…あんたも産まれてないとは言え、この狂った恋愛話に出ているんでしょ?こんな話を聞いて良く平気でいられるよ。」



操ちゃん「う~ん。全く平気ってわけでもないんですよね。僕、パパも大好きだけど、ママが可哀想になってきて、一度「パパ、殺しちゃおうか?」って聞いたことがあるんですよ。」



マリンちゃん「…げ、そんなこと考えたの。」



操ちゃん「そうしたらママは「パパを殺すのは私だから、貴方は手を汚さなくても良いんですよ」って答えたんですよね。パパの生殺も自分のものだっていうんですから、ママって本当にラブラブ!と思っちゃいました。」



マリンちゃん「…うう、また気分が悪くなっちゃった。」



操ちゃん「でも一応、ママが死んだ後の生殺与奪権は貰っていますよ。ママが死んだ時、後を追わないばかりか、他に女なんかつくったら、ドン!です。」



マリンちゃん「…ちょ、ちょっと!」



操ちゃん「あ、もちろん。パパが先に死んじゃった時も同じですよ。ママが他の男とくっついちゃたら、ズドンです。狂い咲きをしたのなら最後まで昇華しないとね!」



マリンちゃん「本気で言っているの!?」



操ちゃん「当たり前ですよ。ここまで来たら晩節を汚して欲しくないですもん。」



マリンちゃん「そうじゃなくて…それでアンタの人生いいの?」



操ちゃん「はい?何がですか?」



マリンちゃん「そんな…親を監視するような…そんなんでいいの?」



操ちゃん「当たり前じゃないですか。だって僕はあの二人の愛の結晶なんですよ?物語の最後の幕引きを、僕がしなくて誰がするんですか?」



マリンちゃん「だからって…アンタまで狂うことないじゃん…」



操ちゃん「う~ん。僕の存在理由を否定されてもなぁ…じゃあ、聞きますけど、マリンさんは僕の人生を否定するほど立派な生存理由があって産まれてきたんですか?」



マリンちゃん「…え?」



操ちゃん「正直、物凄い不快なんだよね。マリンさんが親にさぁ…隣人に愛を説くような子に…とか。相手の間違った行いを正すような子に…って言われて産まれてきたのなら、これは仕方がないけど…」



マリンちゃん「………」



操ちゃん「そこんとこ、どうなの?僕は狂気の愛から産まれたことも、その幕引きをすることも、全然後悔してないけど。マリンさんはどうして生きてるの?どんな意味があって産まれたの?」



マリンちゃん「………」



操ちゃん「ねえ?ねえ?」



マリンちゃん「…分かんないよ。そんなの。」



操ちゃん「…あれ?もしかしてマリンさんって『望まれていない子』だったり?」



マリンちゃん「…!?」



操ちゃん「あはは、な~んだ。『望まれていない子』か。どーりで、やたら妊婦、妊婦と騒いだり、赤ちゃん欲しいなんて言ってたはずだ。」



マリンちゃん「…何がおかしいの。」



操ちゃん「いや、ね。こう思っただけですよ。『望まれて生まれてもいない人間が、偉そうに他人の存在理由を否定するな』ってね。」



マリンちゃん「…殺すぞ。お前。」



操ちゃん「誰に口聞いているんですか?こんな至近距離で魔女が軍人にかなうわけないでしょ?口を開いた瞬間に頸骨を折ってやりますよ。」



マリンちゃん「………」



操ちゃん「自分の存在を否定されて…頭にきているのは君だけじゃないんだよ?」



マリンちゃん「………」



操ちゃん「………」



マリンちゃん「…ごめん。私が悪いよね。」



操ちゃん「…え?」



マリンちゃん「…そうだよね。自分の生き方に納得している人の、人生を否定するなんて…良くないよね。本当、ごめんね。」



操ちゃん「あ…いいんです。謝ってくれれば。」



マリンちゃん「…何か疲れたよ。」



操ちゃん「毒が強かったかですから。でも、人を愛するなんて、それぞれ毒の成分が混じっていると思いますよ。他人から見れば異常なこともありますし。」



マリンちゃん「…自分が「愛している」のか。それとも「愛されるのが好き」なのか…か。」



操ちゃん「難しいですよね。一体、どこで分かるんでしょう。誰かを好きになることは理解できますけど、相手の心を受入れる…愛するって、本当にそうなのか、それとも単に自分がそう思っていただけなのか。どこで判断するんでしょうね。」



マリンちゃん「私も…誰かと愛しあえる日がくるのかな…」



操ちゃん「…できるよ、きっと。だってマリンさんは良い人だもの。」



マリンちゃん「どこかで聞いたような台詞をはいてらぁ…」


第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」




マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いが、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。

操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。


カミュさんカミュさん
GOGOカミュさん!の主人公。自他共に厳しい奥様。夫を深く愛しているが、その深さの分だけ容赦しない。


パパさんカミュさんの伴侶。通称パパさん。カミュさんにベタ惚れで頭が上がらない。





つねならぬ話 - 第六話「捕らわれし者3」

マリーとメイデンのつねならぬ話


強すぎる想いは心身を蝕み、あらゆる行動を奪いさる。
さらにそれは自分自身だけではなく、周囲にも広がり
近しい者達の身動きをも封じてしまうのである。
そして最後は、強すぎる想いに引きちぎられ、消失する。

人はそれを、呪縛という。





十数年前





カミュさん「…貴方の気持ちは嬉しい。けれど、私達はまだ学生なのだし、自重する必要があると思う。」



彼氏さん「………」



カミュさん「…もちろん…これは貴方と結婚したく無い。という意味ではなく…今、現在は無理だけど…将来は…私も…伴侶として共に過ごしていくことも念頭においています。」



彼氏さん「………」



カミュさん「…ですから…もし…婚約という形でもよければ…それはとても長い期間なると思うけれど…待っていてくれるのでしたら、私は、貴方の求婚を受入れたいと思います…」



彼氏さん「………」



カミュさん「…どうしたんですか?ひどく沈痛な面持ちですが…どこか体の具合でも悪いのですか?」



彼氏さん「…いや…そうじゃないんだ。」



カミュさん「…え?」




カミュさん「…10月13日、20時40分。両親により捜査願いが入る。
同日、22時10分。行方不明者の所持品の一部が草むらで発見…警察は事件性がアリとして捜査本部を立ち上がる…これは後で聞いた話ですが。」



マリンちゃん「え?え?それって…」



カミュさん「…翌、14日、私は冷たい…レンガ作りの部屋の中で目が覚めました。そこは彼の父が生前にワインを保存するために作った倉庫であると、しばらくして思い出し、自分が現在どのような状況にあるのかを確認しました。」






カミュさん「…これは…一体なんなんですか?」



彼氏さん「………」



カミュさん「…なぜ私が地下倉庫に、鎖に繋がれているですか?…納得できる正当な理由があるんですよね?」



彼氏さん「…君が欲しかったんだ。」



カミュさん「…え?」



彼氏さん「…欲しかったんだ。君が。」



カミュさん「…あきれた。それだけの理由で非行に走ったんですか?」



彼氏さん「…ああ。」



カミュさん「…ふぅ。私は貴方を買いかぶっていたようですね。正直ガッカリしました。もう少し、人の心をしんしゃくできる人だと思っていたのですが。」



彼氏さん「………」



カミュさん「あなたも所詮、「男の人」ということですか。良いですよ。あなたの望みを叶えてあげます。あなたの望むまま…ごゆるりと楽しんだらよろしいでしょう。」



彼氏さん「………」



カミュさん「けして望む形では無いけれど…貴方が相手なら、多少の不快は耐えてあげます。」



彼氏さん「………」



カミュさん「…私の声、聞こえていますか?早く解放して下さい。私はまだ、貴方を見限ってないんですよ?」



彼氏さん「…そうじゃない。そうじゃないんだ。」



カミュさん「…え?」



彼氏さん「…私は君の全てが欲しいんだ。」



カミュさん「だから私は…」



彼氏さん「………」



カミュさん「…な、何を考えているんですか?止めてください!嫌いに…嫌いになりますよ!そんなこと、私にさせないで下さい!私、貴方を嫌いになりたくない!」



彼氏さん「………」




カミュさん「その日の正午、第一次広域捜査を開始。約300人の捜査員が動員され、所持品の発見場所から、周囲600mを探索するも、手がかりは発見されず…」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…その時、私は地下室に留置させられていました。彼は身動きできない私の尊厳と誇りをふみにじり、その暴威をもって私を従わせようとしました。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…私は、彼を想っていました。だからといって、理不尽な暴威に屈しなければならないという理由にはなりません。私は、彼の責め苦をあがらいながら、必ず、この罪を償わせようと決意しました。」



マリンちゃん「…あの」



カミュさん「…なんですか?」



マリンちゃん「…これは一体、何の話なんですか?」



カミュさん「…マリンさんが知りたがっていた、私の「初体験」の話ですよ。」



マリンちゃん「…でも…これって、こんなのって。」



カミュさん「…貴方が望んだことですよ?しっかりと聞いてください。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…私は、何日も何日も、彼の暴威にさらされました。理不尽な行動に、内心怒りに震えながら様々な辛苦に耐えていましたが、ある日…納得できない彼の行為を…もう一度理由を問い直しました。」






カミュさん「…なぜ…なぜなんですか?」



彼氏さん「………」



カミュさん「…教えて下さい…なぜ、こんなことを始めたんですか?こんなことをしなくても…いつかは…」



彼氏さん「………」



カミュさん「…貴方が望むなら…どんなことでも…受入れるつもりだったのに…」



彼氏さん「………」




カミュさん「…彼の変貌の理由が知りたかったんです。精神的に追いつめられる中で「なぜ?」の一言が、私の中に反芻され…こだましました。」



マリンちゃん「…抵抗…しきれなかったの?」



カミュさん「…当初…私の胸の中は、彼に対する怒りと憎しみで溢れかえっていました。本当に信じていた彼が…最もやって欲しくない方法で…最も望んでいないことをおこなったのですから…でも…」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…彼に対する憎しみだけでは…一度は心に決めた相手には…抵抗する気力も気概もかけていたんです…何かしらの理由があると、心のどこかで「救い」を求めていたんでしょう…」



マリンちゃん「………」



カミュさん「そして彼は、静かに口を開きました…」





彼氏さん「…君に、死んだ両親のことを話したことはなかったね。」



カミュさん「貴方の…お父様と…お母様?」



彼氏さん「…父は…とても優しい人だった。困っている人を見ると助けてしまい、ついつい騙されてしまうことも少なくなかったが…「うそで良かった」と笑って済ませてしまうような男だった。」



カミュさん「………」



彼氏さん「でも、俺はそんな父が大好きだったよ。」



カミュさん「………」



彼氏さん「だが母は違った。母は若い男と駆け落ちし、俺の目の前から消えた。「あんな男についていけない」と捨て台詞を残して…」



カミュさん「………」



彼氏さん「その時、父は何といったと思う?「彼女は自分の本当の幸せを見つけたんだ。彼女がそれで幸せになるのなら、それで良いじゃないか」…と言ったんだよ。」



カミュさん「………」



彼氏さん「笑ってしまうぐらいの、お人よしだろう?でも、その言葉を聞いたとき、俺は父を誇りに思ったよ。誰が何と言っても、父は世界一の父親だと、胸をはって皆に言い続けた。」



カミュさん「………」



彼氏さん「だから母がいなくなっても、俺は平気だった。何しろ俺には誰にも負けない世界一の父がいる。これ以上のものは必要なかったし、贅沢だと思った。」



カミュさん「………」



彼氏さん「…五年後、父の商談に家族と付き添った俺は、とある酒場の路地裏で、ボロボロの服をきながら声をかけていた一人の女性に注視した。」



カミュさん「………」



彼氏さん「…母だった。」



カミュさん「…ああ」



彼氏さん「…美しかった母は、まるで道化のような化粧をしていた。玉のような肌は荒れ果てて、年齢より遥かに老けた顔つきとなっていた。それよりもショックだったのは…父の顔もわからないほど正常では無くなっていた。」



カミュさん「………」



彼氏さん「…驚いた父は、母を保護したが、性病と薬物により、もう手のほどこしようが無いありさまだった…その姿は、父と別れてからの生活を如実に表すものだったが…自由奔放に生きた代償として突き放すには…父はあまりにも優しい男だった。」



カミュさん「………」



彼氏さん「…客と家族の見分けもつかない母に…何度も何度も謝っていたよ…何度も何度も…私が悪かった…と。」



カミュさん「………」



彼氏さん「…一ヶ月後、父は病室にいた母を射殺して、書斎で自殺した。父の手に握られていた新聞には、母とかけおちした男が、何ものかに殺害された記事が掲載されていた。」



カミュさん「………」



彼氏さん「…父は死ぬ直前…何度も母に言っていた…私にもっと男としての魅力があれば…女性を…妻を、縛り付けるだけの力があれば…と。」



カミュさん「…だから私を?」



彼氏さん「…君の存在が、俺の中で大きくなるにつれて、怖くなったんだ。俺も父と同じく、君を幸せにできないかもしれない。その結果…俺の手から離れてしまい…別の悪い人間に騙されて不幸せになるんじゃないかと…たまらなく…我慢できなかった。」



カミュさん「…それが…私を留置し、従わせる本当の理由なの?」



彼氏さん「君を…幸せにしたかったんだ。ただ、それだけなんだ。そしてこの手段が間違っていると分かっていながら実行してしまった…きっと、俺は、人を愛する資格なんて無いんだろう…」





カミュさん「…この答えを聞いたとき、私は彼を憎みきることは不可能だと悟りました。」




マリンちゃん「………」



カミュさん「…私は彼を説得することに決めました。彼を説得して正しい道に戻すことこそ、私が行うべき責務であると認識したのです。」



マリンちゃん「…でも、恨んで…憎んでいたんでしょ?」



カミュさん「…ええ…それは言葉にならないほど。」



マリンちゃん「なら…」



カミュさん「…しかし、彼は心に大きな傷を負っていたのです。私を愛することにより、それを広げてしまったのであるなら、私にも責任があります。それに…」



マリンちゃん「…?」



カミュさん「…彼のことを愛してましたから。」



マリンちゃん「…でも、少しおかしい気がする。なんか…上手く言えないけど…間違っている気がするよ。」



カミュさん「…言いたいことは分かります。彼は罪を犯しました。そして罪は償わなければなりません。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「ですが幸い…と言うのもおかしいですが、幸い被害にあったのは私だけです。彼が改心し、私の良き伴侶となってくれれば…彼の償いはそれだけで十分だと思ったんです。」



マリンちゃん「…そんなに割り切れるものなの?」



カミュさん「…他の人が、私と同じ立場になり、彼の言葉を聞いて、どう思うかは分かりませんし、興味もありません。ただ、私が思ったことは…彼には私が必要なんだ。ということです。」





カミュさん「…ごめんなさい。私…あなたの事を何も知らなくて。」



彼氏さん「………」



カミュさん「私がもっと、貴方に関心を向けていれば…こんな事態を招くことは、なかったんですよね…」



彼氏さん「………」



カミュさん「貴方の伴侶になる…なんて浮かれているばかりで…貴方が何に苦しんでいるのか…いえ、苦しんでいる事実させ理解してなかった…」



彼氏さん「………」



カミュさん「やりなおしましょう…ね?二人で…一緒に…」



彼氏さん「…それは…できない。」



カミュさん「…信じて…私は、絶対に裏切りません。貴方に抱きしめられてからずっと…生涯の伴侶は、貴方一人だけだと決めていました。」



彼氏さん「………」



カミュさん「私は、貴方の為なら何でもします…だから…」



彼氏さん「…何でも?」


カミュさん「ええ…それで貴方の心が癒されるのなら…」



彼氏さん「…すまない。嘘をついて逃げ出そうとするのは良い。だが、言ってほしくない嘘をつくのは止めてくれ。」



カミュさん「嘘じゃない!私は本当に…」



彼氏さん「…なら、従僕しろ。そうすれば鎖も外すし、ここから出しもする。」



カミュさん「…それはダメ。」



彼氏さん「…出来ないだろ?「何でもする」と言いながら…だから言って欲しくなかった。落胆は君に対する行為に転換される…だから頼む、希望を持たせないでくれ。」



カミュさん「貴方に…嘘はつきたくないの。」



彼氏さん「…結局、君は最も大切なものを決して触れさせようとしない…だからこそ…」



カミュさん「私は…ただ、貴方と一緒に…貴方と共に肩を並べて生きたいだけ…同じ視線では…いけないんですか?貴方の足元にはいつくばり、下から眺めないと認めてはくれないんですか?」



彼氏さん「…下から眺める必要は無い。ただ、俺のモノになってくれれば、どこにいてくれても構わない。君が一族の当主になろうが上司になろうが…そんな事に興味は無いんだ。」



カミュさん「……ああ。」


彼氏さん「…ただ、君が欲しい。それだけなんだよ。」



カミュさん「…私は…私のモノです。誰のものでもありません。」



彼氏さん「…分かっている。君の強固な自意識は誰よりも知っているよ。だからこそ…縛らなければ…奪わなくてはいけない。」



カミュさん「…ダメなんですか…そこまでしなければダメなんですか?私の心も…体も…全て貴方のモノなのに…私の一分の尊厳まで奪わないとダメなんですか?」



彼氏さん「………」



カミュさん「…それまで失ったら、私は…私では無くなってしまう。私が失われてしまう…それでも構わないというんですか?」



彼氏さん「…構わない。」



カミュさん「…え?」



彼氏さん「…例え壊れても…私は君を放しはしないよ。」




カミュさん「…この言葉を聞いたとき、私は少しだけ嬉しくなりました。壊れていても好きでいてくれる…それは何よりの励みとなりました。」




マリンちゃん「…励みって?」



カミュさん「…彼を説得する励みです。これは…逆説的とも言えるのですが…彼が私を欲しがれば、欲しがるほど、私も彼を説得できるのでは無いかという…希望が沸いてきたんです。」



マリンちゃん「…相手の欲求が原動力ってこと?」



カミュさん「…これほど私を愛してくれるのなら、いつかは私の言葉を受入れてくれるはず…そう思い…そう思うことが、私の唯一の光明だったんです。」



マリンちゃん「…でも、相手のやることは無茶苦茶だし、説得できるとは思えないんだけど。逃げすことを考えた方が良かったんじゃないの?」



カミュさん「…マリンさんは、わりと素直なんですね。」



マリンちゃん「む…今、トゲを感じたぞ。」



カミュさん「壊れていても愛してくれるのなら、死体になっても愛してくれるでしょうね。」



マリンちゃん「…う。そうか相手は正気じゃないんだ。何だかんだ言っても最後は…」



カミュさん「…それに、もし逃げ出したとしても、彼がどういう行動にでるか。」



マリンちゃん「…行動って…追いかけてくるとか?」



カミュさん「…自棄になって自殺、ということも考えられます。」



マリンちゃん「…へ?」



カミュさん「言う事を聞かないのなら殺す…程度の相手なら、別に相手がどうなろうが知ったことではないですが…彼が自殺する可能性を考えると、どうしても決断はできませんでした。」



マリンちゃん「なんで?勝手に死なせればいいじゃん。一人よがりの自傷行為に何で付き合うの?」



カミュさん「…自傷行為なんて難しい言葉を良く知っていますね。」



マリンちゃん「…むぅ、またトゲがあることを。」



カミュさん「私の無知により追い詰めてしまった償いもできず…狂気に走り私を尊厳を踏みにじった彼に償いをさせることができず…ただ、辛い過去だけが残る結末…幾らなんでも、あんまりだとは思いませんか?」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…先ほども言いましたが、それに私は、彼を…失うことは出来ませんでした。彼に傷つけられても…それでもなお、私を愛してくれているという一点で、私は…彼を許すことも、自分を保つことも出来たんです。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…だから、彼があの言葉を私に告げた時、私の心は崩れてしまいました。」



マリンちゃん「…え?」





彼氏さん「…私が憎いか?」



カミュさん「…憎い?…ええ…憎いに決まっています…こんなにヒドいことをした上に…私の言葉を受入れてくれないんですから。」



彼氏さん「…そうか。」



カミュさん「…今頃、自分のした事に対して怖くなりましたか?…なら、今すぐ私を放して下さい。」



彼氏さん「…放したら…その手で、私を殺すんだろう?」



カミュさん「…それは素敵なアイデアですね…でも、そんなに簡単に終わらせませんよ…私をお嫁にいけない体にしたのですから責任を果たしてもらわないと…」



彼氏さん「…結婚しろと、いうのか?」



カミュさん「…当然です。貴方を…私の良い伴侶となるよう、徹底的に再教育してあげます。」



彼氏さん「…分からないな。俺を受入れないのなら…嫌えば良いのに。そうすれば…」



カミュさん「…あら、知らなかったんですか?私は一度決めたら絶対に妥協しないんですよ。なにせ渾名が”超合金”ですから。」



彼氏さん「俺を好きだというのか?…誇りを渡さないクセに。」



カミュさん「…貴方こそ…人生を捨ててまで、私を求めてクセに。」



彼氏さん「…笑ってしまうな。お互いを求めるのに、接点が見つからないなんて。」



カミュさん「…ボタンの掛け違いから始まったのですから…一度かけなおす必要があるんです。ただ、それだけの話ですよ。」



彼氏さん「…あるいは、決して交わることの無い線なのかもしれないな。」



カミュさん「そんなことはありません!絶対に私達は合います!諦めないで、私を見て下さい!」



彼氏さん「………」



カミュさん「大丈夫。怖がらないで、私は貴方を見捨てたりしないから…ね?」



彼氏さん「………」



カミュさん「…さぁ、もっと私を見て下さい。」



彼氏さん「………」



カミュさん「………」



彼氏さん「…君が」



カミュさん「…え?」



彼氏さん「…君が、ここに繋がれてから、どのくらい経過した分かるか?」



カミュさん「どのくらいたちましたか?30日まで数えて止めたので分かりません。」



彼氏さん「…もう半年は過ぎている。」



カミュさん「そんなにたちましたか。月日が経つのは早いものですね。」



彼氏さん「…冷静だな。その精神力には敬意を表すよ。」



カミュさん「惚れ直しましたか?」



彼氏さん「…ずっと惚れてるよ。」



カミュさん「確かに辛いですけど、ちょっとハードな婚前旅行と割り切れば、大して気にもなりません。ここは綺麗に掃除されていますし、ベットのシーツもお洋服も、ほぼ毎日取り替えてくれます。それに日に一回は…ガラス越しですが、日の光を浴びることも許してくれますしね。それになによりも…」



彼氏さん「…?」



カミュさん「…貴方の作るお料理、美味しいです。」



彼氏さん「…前に君が作ってくれた料理の方が美味かったさ。」



カミュさん「貴方が、私のために作ってくれる。その事実が一番の調味料です。」



彼氏さん「…そうか。」


カミュさん「私は食べて寝るだけだから楽なものですね。正直、主婦に家事を全て任せてしまう夫の気持ちが分かりました。結婚したら専業主夫になりませんか?」



彼氏さん「…君がやしなってくれるのか?」



カミュさん「ええ、外に出て働きますよ。私達の幸せのために…」



彼氏さん「…そんなことをされたら浮気が心配だな。」



カミュさん「そうは言いますが、外で働いている人は、家人が間男を引っ張り込まないか心配するものですよ?」



彼氏さん「…そうか、そうだな。なら衛星通信装置でもお互いに付け合うか?」



カミュさん「それは、いいですね。どこにいても居場所が分かりますから便利です。」



彼氏さん「連絡がつかないと罰金とか…」



カミュさん「貴方の場合のみ、近くから女の人の声が聞こえるとヒネるとか…」



彼氏さん「…それは俺のハードルが高くなるような。」



カミュさん「あら、統計的にみても男性のほうが、女性よりも浮気をする確率が高いのですから当然ですよ?」



彼氏さん「…そうだな。ふふふ。」



カミュさん「…ふふ。」



彼氏さん「…こんな話をしていると半年前に戻った錯覚を覚えるよ。」



カミュさん「…戻れますよ。貴方さえ望めば…」



彼氏さん「…半年以上の不在は、どう見繕うつもりなんだ?」



カミュさん「…何でも言い訳は出来ます。海外へ旅行に行きたくなったとか、しばらく一人旅をしたくなったとか、山奥に巫女の修行しにいっていたとか…私が強行に主張すれば、それ以上どうにもならないハズです。」



彼氏さん「…大した人だよ君は。」



カミュさん「そうでしょ?パートナーにしないと勿体無いですよ。」



彼氏さん「…半年間もここにいて…どうして談笑ができるんだ?なぜ、そこまで強い精神力を持つことができるんだ?」



カミュさん「貴方が…好きだからです。」



彼氏さん「…なに?」



カミュさん「貴方の間違った行動を正すこと…正してくれることを信じているから…」



彼氏さん「………」



カミュさん「この…半年間。確かに精神的にひどく追い詰められました。しかし、人一倍、私の体と健康に気を使ってくれたのも貴方です。」



彼氏さん「………」



カミュさん「おかげさまで、心はボロボロですけど、体は元気一杯ですよ。」



彼氏さん「………」



カミュさん「それに、やり方も問題です。貴方は私に対して、いかなる行為を行うときでも愛情をいっぱいそそいでしてしまいます。それではいけません。」



彼氏さん「………」



カミュさん「勉強、練習、しつけ、調教…これら他者に何かを教え込ませる時に必要なのは、アメとムチであり…これらはメリハリをつけて行わなければいけません。」



彼氏さん「………」



カミュさん「特に人の意思を奪うほどの非行を行うのでしたら、相手に対する情を捨て去るか、凍結させねばなりません。ですが、貴方にはそれができてはいません。」



彼氏さん「…博識だね。」



カミュさん「文学人間ですから…その手の本を貴方と一緒に読んだこともありましたね。」



彼氏さん「…ああ、そうだったね。」



カミュさん「………」



彼氏さん「………」



カミュさん「…上手くいくはずがありません。元々、貴方はこんな事をできる人間じゃないんですから。」



彼氏さん「………」



カミュさん「私の幸せを感受してしまうような人が…こんなことを行うなんて、そもそも無理だったんですよ。」



彼氏さん「………」



カミュさん「辛かったんですよね…心ならずともしてきたことに…貴方が泣いていることぐらいお見通しですよ?」



彼氏さん「………」



カミュさん「…ね?鎖を外して下さい。そうしたらギュッとしてあげます。」



彼氏さん「…ギュ?」



カミュさん「ギュ…と、貴方が私を抱きしめてくれたように…私も貴方を抱きしめてあげます。」



彼氏さん「………」



カミュさん「知っていますか?ギュ…と、抱きしめられると、とても気持ちがいいんですよ?きっと、疲れた心も体も休まると思います。」



彼氏さん「…そんな、ちっちゃい体で?」



カミュさん「ちっちゃくても…胸の中に飛び込んでくれたら…貴方をつつみこんであげますよ。」



彼氏さん「………」



カミュさん「…きて。」



彼氏さん「………」




カチャ



カミュさん「…あっ」



彼氏さん「…鎖を外した。ドアの鍵も開けておく。」



カミュさん「…うれしい。」



彼氏さん「………」



カミュさん「…貴方なら、きっと分かってくれると思いました。」



彼氏さん「………」



カミュさん「…きて。」



彼氏さん「………」



カミュさん「…もう、恥ずかしがって、どうするんですか?さぁ…」



彼氏さん「…いや、いい。」



カミュさん「…え?」



彼氏さん「…いいんだ。それは。」



カミュさん「いいって…」



彼氏さん「…ここに拳銃がある。父が使っていたものだ。銃弾も入っている。」



カミュさん「…私に?」



彼氏さん「…好きなように使ってくれ。」



カミュさん「…どういうことですか?意味が分かりません。これで私にどうしろと言うんですか?」



彼氏さん「………」



カミュさん「…答えて…答えて下さい!なぜ…どうして!?」



彼氏さん「………」



カミュさん「お願い…答えて…なんで黙っているの…」



彼氏さん「………」



カミュさん「お願い…」




カミュさん「…彼に拳銃を渡されたとき、私は泣きました。あらゆる責め苦に涙一つ流すことはありませんでしたが…この時は泣きました。泣いて、泣いて大声で泣いて…私は世界が反転し暗闇に包まれるのを感じました。」




マリンちゃん「…どういうこと?」



カミュさん「…抱擁を拒否され、銃を渡されたときに理解したんです。彼が求めていたのは、私自身ではなく、自分を捨てた父母の幻影を投影する存在だということに。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…彼の本当の望みは…自分を一緒につれていかなかった両親の元へ行くことだったんです。それで愛するべき対象…私に父母の影を重ねて、送って貰いたかった。そういうことです。」



マリンちゃん「…そんな。」


カミュさん「…それを悟ったとき、私の中に残っていた、最後の尊厳は打ち砕かれました。皮肉にも「彼に愛されている」と思っていたことで保っていた、私の認識が崩壊したんです。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…失ったんです。このとき…私は本当に大事なものを…」



マリンちゃん「そんな。そんなのって…」



カミュさん「だから私は決めたんです。復讐しよう…って。」



マリンちゃん「…え?」



カミュさん「彼が私の全てを奪って、空っぽにしちゃったように…私も、彼の全てを奪おうって…」




マリンちゃん「………」



カミュさん「奪って、奪って、奪いつくして。そして最後に「私」しか残らないように…「私」だけしか残らないように…」



マリンちゃん「…それ、狂ってるよ?」



カミュさん「…ふふ。そうですね。」



マリンちゃん「うう…そんな透明な笑顔を返さないでよ…」



カミュさん「…クス、ごめんなさい。あの時のことを思い出すと。今でも心が透明になる気がするんです。真っ白で、透き通っていて…」



マリンちゃん「…うう…聞きたく無い…」



カミュさん「私は、復讐を成し遂げるために、彼に従僕することを決めました。彼に従僕し、気を引かせるのが…この場合、唯一の道だと考えたのです。」



マリンちゃん「…あ、あのね…一つ聞いていい?」



カミュさん「なんですか?」



マリンちゃん「その…ママさんの考えって…本当にそうだったの?」



カミュさん「本当…とは?」



マリンちゃん「…そ、その…彼氏さんが、自分に両親の影を合わせたって…いきなりそういう話が出てきちゃったから…本当なのかな…て。」




カミュさん「さぁ?」



マリンちゃん「…さ、さぁ?」



カミュさん「単なる妄想です。彼に真意を聞いても答えてはくれなかったですし、証拠もありませんしね。」



マリンちゃん「ちょ、ちょっと待って。それって…」



カミュさん「普通に考えれば、心身が極限にまで衰弱し、本能が自我崩壊を食い止めようと、目の前にあったツール(銃)で彼に従う為の虚構を創り上げた。…と解釈するのが妥当でしょうね。」



マリンちゃん「自分も信じていない想像で復讐を誓ったの!?」



カミュさん「本当かどうかなんて、もうどうでもいいことなんです。私が復讐を誓った。その事実だけが重要なんです。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「…それから…私は、彼の命ずられるまま、どのような要求にも応じました。今まで言わなかったことを言い。今まで出来なかったことを行いました。」



マリンちゃん「…不信がられなかった?」



カミュさん「もちろんされました…でも、不信というより、驚きという感じでしたけれど。」




彼氏さん「…どうしたんだ?」





カミュさん「…と、聞いてきましたので、私は正直に答えました。『貴方の全てを手にいれるためなら、他のことは、もうどうでもいいんです』と。」



マリンちゃん「…うう、それって今まで彼氏さんが言ってたことじゃない。」



カミュさん「ふふ、彼も今の貴方と同じ顔をしていました。最も今までの経緯がありましたから、完全には信じられなかったんでしょうね。その後、かなり無茶な命令をしてきました。」



マリンちゃん「そ、そうなの。」



カミュさん「聞きたいですか?」



マリンちゃん「い…いや、いいです。」



カミュさん「それでも、しばらくするうちに、私が本当に従順になったのを知ると、そう変な命令はしてこなくなりました。目的が嗜虐ではなく、私の意思剥奪だったので、当たり前と言えば当たり前なのですが…」



マリンちゃん「…ふ、不満だったの?」



カミュさん「そうですね…もっと色々と試してくれてもよかったと思いました。」



マリンちゃん「…積極的だね。」



カミュさん「抵抗する理由がありませんでしたからね。逆に彼が注目してくれるのなら、どんな命令でもして欲しかったぐらいです。」



マリンちゃん「…むぅ…ダメ。くらくらしてきた。」



カミュさん「そのうち彼の口調も、命令調から、元の優しい彼の口調に変ってきて…いつしか一緒に、よりそって生活しているようになりました。」



マリンちゃん「寄り添い?閉じ込められていたんじゃ…」



カミュさん「既に前回の時点で、鎖も家の鍵も外されていましたから、もう閉じ込められている。という状況には無かったですね。」



マリンちゃん「…あ、そうか。じゃあ、寄り添うってことは、その時は彼氏さんの部屋で寝泊りしてたってこと?」



カミュさん「そうですね。その頃になると、彼の部屋で一緒に寝るようになっていました。…一緒にお食事を作り、お洗濯をし、お掃除をして、お風呂に入る…依存度の高さを除けば、同棲と変らなかったんじゃないでしょうか?」



マリンちゃん「…そうなんだ。」



カミュさん「…比較的、私の理想としていた生活と似ていたので「これならば、もっと早くこうしていれば良かったかな」などと愚にもつかないことを考え始めたとき、彼は最後の踏み絵を私の前に置きました。」



マリンちゃん「…踏み絵?」



カミュさん「彼はおもむろに…私の目の前に婚姻届を置いたのです。」



マリンちゃん「婚姻って…結婚申込書だよね?それが踏み絵なの。」



カミュさん「私が今まで拒否し続けた…とても大切なものを…彼の言うがままに受入れるかどうか見たかったのでしょう。用紙を前に置くのと同時に、私の耳元で「子供をつくろう」と、囁きました。」



マリンちゃん「…うう…なんか気分が悪い。」



カミュさん「…ふふ、マリンさんには分からないかもしれませんが。私は、この婚姻届を見た時、脳髄にしびれるような快感が突き抜けたんですよ。」



マリンちゃん「…な、なんで?」



カミュさん「彼は、この事実をもって、私を縛りたいと考えていたのでしょうが。この紙は、私を縛るのと同時に、彼を縛るものでもあるんです。分かりますか?彼が私を妻にしたのと同時に、彼は私の夫となるんです。」



マリンちゃん「…うん。」



カミュさん「…まだ、彼の全てを手に入れたわけでは無いけれど…彼を、私の…私の唯一の夫とすることができる。彼の存在全てを求めることが目的となった私にとって…これ以上は無い絶頂でした…」



マリンちゃん「…うぇ。」



カミュさん「私は嬉しさのあまり…ペンを持つ手が震えてしまい…サインを書くのにひどく手間取りました。彼に婚姻の意思が無いと疑われるのが嫌で、あの時は感情を抑制するのに必死でした。ふふ。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「そして…彼はサインの確認した後、私の指に婚約…いえ、結婚指輪をはめてくれました。私は、嬉しくて、嬉しくて、涙をポロポロこぼして言いました。「私は貴方のモノです。だからずっと、そばに置いて下さい」と…」



マリンちゃん「………」



カミュさん「彼は、そんな私を見て、にっこりと微笑むと、優しく唇にキスをしてくれました。「ようやく君を手に入れた」と言って…」



マリンちゃん「………」



カミュさん「彼の言葉に、意識が失うほどの幸福感に包まれましたがハタと気がつきました。「私は、まだこの人を手にいれて無い」。私は直接、その事を彼に言ったのですが、勘違いした彼は私に交換用の指輪を渡してくれました。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「本当なら、その時に訂正すれば良かったのでしょうが、指輪を見た瞬間、そんな気も吹き飛び、彼の指に指輪をはめ込むのに夢中で…頭が一杯になって、忘れてしまいました。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「でも、まぁ…結婚の時に、わざわざ復讐を口にするのも何ですし、結果的にみればそれで良かったかもしれません。」



マリンちゃん「………」



カミュさん「こうして私達は、誰にも認められていない結婚を行いました。このまま、平穏に終わるのかと錯覚するほど、満ち足りた日々は、しかし、外部的要因によって終わりを迎えました。」



マリンちゃん
「…外部要因?」


第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」



マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いが、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。

操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。


カミュさんカミュさん
GOGOカミュさん!の主人公。自他共に厳しい奥様。夫を深く愛しているが、その深さの分だけ容赦しない。


パパさんカミュさんの伴侶。通称パパさん。カミュさんにベタ惚れで頭が上がらない。



つねならぬ話 - 第五話「捕らわれし者2」

マリーとメイデンのつねならぬ話


マリンちゃん「さぁ、さぁ、きたよ。ここまできたよ!ハグに手つなぎ、キスとくれば、残りはラヴリ~道一直線だ!」



操ちゃん「…えー、素朴な疑問なんですが。ここってエロいの禁止じゃなかったんですか?」



マリンちゃん「HAHAHA!何言ってんの。一庶民の恋愛体験の告白だぞ。そんなことをいったら昼のメロドラマもエロかっつーの。」



操ちゃん「…そんなエロ親父みたいな目をして言っても説得力ありませんよ。」



マリンちゃん「だって、興奮するじゃな~い。」



操ちゃん「…う~ん。多分、マリンさんが想像するような話にならないと思いますけど。」



マリンちゃん「HAHAHA、子供だねぇ~そんなねっとりした話、自分の子供に話すわけないでしょー」



操ちゃん「いえ、そういうことじゃなくて…」



マリンちゃん「聞き出すよ~私は~実の子供が聞けないような話を~」



操ちゃん「…はぁ、もういいです。」



カミュさん「…そろそろ、良いですか?」



マリンちゃん「おう!心の準備は出来ているぜ、イッツァマザー!聞かせておくれよ愛の日々!」



カミュさん「…私が、彼とお付き合いを始めて…これは私が彼に対して好意を抱いていると分かってからですが…一年半後、私は「君の全てが欲しい」と彼に呼ばれて家へと向いました。」



マリンちゃん「ちょっと、待ったマザー!!!」



カミュさん「何ですか?」


マリンちゃん「一年と半年をはしょりすぎ!私としては濃厚な恋人期間を知りたいわけなのよ。」



カミュさん「そういわれても、特にかわったことはありませんよ?一緒に手を繋ぎ、図書館へと赴き、時にはふれ合う…」



マリンちゃん「そこ!」



カミュさん「…?」



マリンちゃん「体のふれあい!肉体のコミュニケーションを聞きたいの!」



操ちゃん「…マリンさん。もう少し、品性を磨いたほうが良いと思うよ。」



マリンちゃん「うるしゃぁ、このオボコ!恋愛なぞ、つまる所そこに行き着くのだ!」



操ちゃん「げーひん!げーひん!」



マリンちゃん「生娘はほおっておいて…ささ、ほーりーあっぷ!」



カミュさん「…すいません。言っている意味が、わかりかねるのですが。」




マリンちゃん「だから、恋愛のABCを聞きたいっていうの!特にC辺りとか。」



操ちゃん「そんな例えで聞いたって無理ですよ。ママって、そういうのに興味ないんですから。」



マリンちゃん「親子そろってタンパクだなぁ。Aはキス、Bはハグで、Cはそれ以上!愛と情熱の神エロスのことなのだ!」



操ちゃん「タンパクじゃありませんよ。マリンさんが、エロいだけです。それに何ですか、そのまんまエロスって…魔女なら、悪魔との契約を例えにしたらどうですか?」



マリンちゃん「ほっとけ!」


カミュさん「エロス?…ああ、婚前交渉のことですか。それなら、特に話すことはありません。」



マリンちゃん「え~いいじゃん、教えてよ~」



カミュさん「教えるも何も、彼とは一年半の交際期間中は何もしてませんでしたから。」



マリンちゃん「…え?恋人どうしならしちゃうもんでしょ?」



カミュさん「なぜですか?結婚もしていないのに、行為を行う必要性が認められませんが。」



マリンちゃん「いや、いや、恋人どうしなら、こうパーと盛り上がって…ねぇ?そうでしょ生娘?」



操ちゃん「僕に振られたって分かりませんよ。したことないですもん。」



カミュさん「…それで、盛り上がって子供が出来てしまったら、どうするんですか?」



マリンちゃん「…へっ?できたらって…そりゃ…まぁ…」



カミュさん「子供が出来た時の準備もせず、一時の熱情にかられて、そのような行為をされるのは愚劣としか思えませんが?」



マリンちゃん「え~確かにそうなんですけど…」



カミュさん「子供が出来た場合に備えて、近くの産婦人科を調べておく必要もありますし。出産費用、それに生まれた場合の養育費も考えなければなりません。それに恋人同士ということは、両親に結婚の報告をしにいく必要もありますね。」



マリンちゃん「…ふ、普通はそこまで考えないと思うけど。」



カミュさん「考えて下さい。一生の問題ですよ?それとも恋人同士とは、将来のことなど考えず、ただ目先の情熱に浸りたいためにフシダラな関係になる事を言うのですか?」



マリンちゃん「で、でで、でも…何でも理屈で考えすぎじゃないかなぁ~」



カミュさん「おしゃる意味が理解できませんが?それより皆さんが何も考えず行為に及ぶ方が納得できません。」



マリンちゃん「う、う~ん。」



カミュさん「私は、何も考えず行為に及ぶのは生命に対する冒涜としか思えません。」



マリンちゃん「…ぼ、冒涜っ?」



カミュさん「子供が出来た時のことを考えないと言うのは、極論すれば「堕胎すれば良い」という考えが前提にあるからでは無いでしょうか?」



マリンちゃん「…そんなことは…無いと思うよ…たぶん。」



カミュさん「…ならばなんで気軽に行為を行うことができるのですか?新たな命を宿す…それは生命の誕生であり、一人の人生がページが開かれる瞬間なんですよ?その重みが分かっていれば、安易にそのような行いはできないはずです。」



マリンちゃん「…そうだけど、それを回避するための道具っちゅーもんが。」



カミュさん「ふぅ…つまり、人間を生み出す神聖な行為を、安易な快楽に浸るための行動にしたいと?で、その道具が役にたたなかった場合は?」



マリンちゃん「…へ?」



カミュさん「論点がずれていますが?子供が出来た場合を私は話しているんです。その道具が、何らかの不具合によって壊れたり破損したとき、責任を負うのは、誰でもない女性の貴方なのですよ?」



マリンちゃん「…う、う~ん。」



カミュさん「子供が出来た時は、堕胎すればよい。…そうお考えなら、私はもう話すことはありません。個人的に絶対に許せないですが、人の信条を侵すつもりはありませんから。どうぞ、ご自由に。しかし…」



カミュさん「子を宿すのは女性であり、その子の命を自分の胎内で絶つのも女性の役目です。最終的な責任は全て女性にかかっているんです。後悔なされないように気をつけて下さい…」



マリンちゃん「…うう、この人、固いし、怖いし、説教するし、何か嫌だよ。」




操ちゃん「そりゃ、そうですよ。神官一族ですもん。聖職者に性の柔らかさを求めても無駄ですって。」




マリンちゃん「で、でも、彼のことが好きだったんだよね?」




カミュさん「もちろんです。ですが、勘違いしないで下さい。私は彼のパーソナリティー…彼という個人を好きになったのであって、彼が男だから好きになったわけではありません。」



マリンちゃん「むう~」



操ちゃん「マリンさんは男ならOKってかんじだもんね。」



マリンちゃん「ひ、人をアバズレのように言うなぁ!」



操ちゃん「おかえし!おかえし!」




カミュさん「そういうわけですので、私と彼は、恋人であった時は、そのような行為を行ったことはなく、教えられることも何も無いと、申し上げたんです。」



マリンちゃん「でも、彼氏さんは我慢できたの?」



カミュさん「前にも言いましたが、付き合い自体は長かったので、私の考えを彼もよく理解してくれました…もちろん、多少の妥協はしましたが。それでも最後の一線までは越えることはありませんでしたよ。」



マリンちゃん「う、う~ん。多少の妥協ですか…」



カミュさん「それに彼には常々、因果を含めていましたし。」



マリンちゃん「…因果って、なにそれ?」



カミュさん「…あまり人に言う事でもないのですが…子供をつくるときは、少なくとも、卒業し、社会に出て、生活基盤を確保し、その上で子供を育てられる余裕が出てきてから、行いましょう…と彼に伝えていたんです。」



マリンちゃん「な、何て気の長い話…それまで彼氏さんはオアヅケですか?別れるとか言われなかったの?」



カミュさん「その程度のことで別れると言うのなら、こちらからお付き合いを、お断りします。…単なる体目的で、近づいてきたということですから。」



マリンちゃん「…あれ?…これってノロケられていんの?」



操ちゃん「そうだよ!ママ必殺の、遠まわしノロケ!」



マリンちゃん「…やっぱり!」



カミュさん「…本当に好きであるなら、何年でも待ってくれる…と言いたかったダケです。」



操ちゃん「…否定はしないんだよね(ニヤニヤ」



マリンちゃん「…くそぉ、ここまでの話が、自分がノロケるための前フリだなんて…恐るべしママさん!」



カミュさん「…ふぅ。もう良いです。ですから、彼が付き合ってから一年半後、「君の全てが欲しい」と彼に呼ばれて家へと向いましたが…」



マリンちゃん「…ああ、一番最初の台詞に戻るんだね。」



カミュさん「…正直、不安で仕方ありませんでした。」



マリンちゃん「…なんで?」



カミュさん「…彼の求めに…心でしか受け止められない以上、彼はきっとプロポーズしてくると思ったからです。」



マリンちゃん「良いじゃん。それで何が不安だったの?」



カミュさん「…まだ、大学を卒業もしてませんでしたし、社会にも出てなかったのですよ?このような状況でプロポーズを受入れられるわけがありません…ですが拒否することも…絶対にできません。」



マリンちゃん「贅沢な悩みをいってらぁ。」



カミュさん「…ですから、私は卒業まで保留という形で、何とか決着を計りたかったんです。ですが…」



マリンちゃん「はい、はい、彼の熱意に押されちゃったんでしょ?もう、聞かなくても見当がつくよ。」



カミュさん「…10月15日、私は彼の家に訪れました。今は、まだ…結婚できないことを伝える為に…」



第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」



マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いが、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。

操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。


カミュさんカミュさん
GOGOカミュさん!の主人公。自他共に厳しい奥様。夫を深く愛しているが、その深さの分だけ容赦しない。





つねならぬ話 - 第四話「捕らわれし者1」

マリーとメイデンのつねならぬ話

マリンちゃん「今回は愛について、それじゃあ早速、操ママさんの恋愛体験をきこー!」



操ちゃん「…ついに議論すら、しなくなってしまいましたね。」



マリンちゃん「小娘2人の会話より、大人の体験談の方が、どれだけ役にたつか…それが前回の結論だったはずだよ?」



操ちゃん「しんしょうなこと言ってらぁ。興味本位のくせに。」



マリンちゃん「自分のママの過去を他人が聞くからって、やさぐれないの!それじゃあ、ママさんどうぞ!」



カミュさん「分かりました、では失礼して…
…コホン。」



マリンちゃん「わくわく。」


カミュさん「私と主人…つまり彼と、いわゆる恋人同士でいたのは大学に入ってから…そうですね。約1年半ぐらいの間です。」



マリンちゃん「あれ?意外と短いね。恋人から結婚って、そんなもんなの?」



カミュさん「私と彼は、高校時代から何年も一緒にいましたから、付き合い自体は長いといえますね。もっとも、集団交際…という類のにもならない、気の合う仲間の一人、という程度ですが。」




マリンちゃん「恋人同士の時って、何て呼び合っていたの?ハニ~とか?」



カミュさん「ハニーとは…そういう呼び方は私は苦手でしたので、彼のことは名前で呼んでました。私は、恋人同士…というよりも、仲間内では『カミュ』と呼ばれていましたね。」



マリンちゃん「カミュ?」



カミュさん「本名のカミヨとは発音しにくかったんでしょう。基本的に知り合いは、全員そう呼んでいました。もちろん、彼もそうです。」



マリンちゃん「ふ~ん、そうなんだ。じゃあ次に、どうやって恋愛関係になったのか聞いていい?」



カミュさん「…そう…ですね。
私が彼を気になる存在として認識したのは、隣街の図書館へ行った帰りでした。」



マリンちゃん「図書館の帰り?」



カミュさん「…ああ、話を急ぎすぎましたね。
私は読書が趣味で、よく図書館へ通っていたんですが、そのさいに一緒にいてくれたのが彼だったんです。」



マリンちゃん「えーと、読書仲間ってこと?」



カミュさん「ええ、簡単に言えばそうですね。知り合いの中にも本を読むのが好きな人は沢山いらしたのですが、図書館にまで行かれる方は少なかったんです。」



マリンちゃん「それで、さそってラブラブって感じに…」



カミュさん「さそって…というわけでもないんですが…大学に入って何気なくあいさつをしているうちに…そうです…ね。時間合わせて、といいますか。一緒に本を読むようになりました。」



マリンちゃん「自然にぃ、怪しいなぁ~実は狙っていたんでしょ。」



カミュさん「そういう発想は、少なくとも私には無かったですね。」



マリンちゃん「そ、速攻で否定!?」



カミュさん「あえて、あの時の私達の関係を言葉にするのなら『同じ趣味を共有する、同好の士』でしょう。」



マリンちゃん「じゃあ、どうやって恋人同士に…」



操ちゃん「それをこれから話すんじゃないか。あんまりガツガツするとママに嫌われちゃうぞ。」



マリンちゃん「むぅ~」



カミュさん「ええ…と、図書館へ一緒に行く所まで話ましたね…一緒に図書館へ行く様になってしばらくすると、今度は共に本の散策にでかけるようになりました。」



マリンちゃん「散策って?」



カミュさん「地元の図書館や本屋に無い本を探しに、街を歩く…といったところでしょうか。」



マリンちゃん「え?でも図書館の本は少しぐらい遠くでも予約できるし、本屋なら本を無料で取り寄せることもできるよ?」



操ちゃん「マリンさん。良く知ってますね。」



マリンちゃん「あたしゃ、これでも魔女だよ?魔法を極めるために、年がら年中、本を読んで勉強しているんだよ。もちろん師匠の家にない本を探しに図書館にも本屋さんにも行くし。」



カミュさん「そうですね。特定の本があればそれで十分なのですが、関連性のある本を探したり、漠然としたテーマだけあって本自体決めてなったり、私一人では入りずらい古本屋さんにも…一緒にいると入りやすい、というのもありましたね。」



マリンちゃん「テーマがあった場合か、それは分かるなぁ。私も知りたい魔法の本を探すのに、丸々二日もかかったもん。二人もいれば効率よくさがせるね。」



操ちゃん
「そこの本屋の人探してくれなかったんですか?」



マリンちゃん「探してくれたけど、彼氏さんがいれば、その分多く探せるでしょ?二人より三人の方が良いよね。」



カミュさん「ええ、そうですね。実際、彼がいてくれると大変助かりました。それで…知らず知らずのうちに甘えてしまい…何かあると、彼に一緒に来てくれるようにお願いしていました。」



マリンちゃん「ふ~ん。」



操ちゃん「ママの甘えん坊♪」



カミュさん「そうして二人で散策していたある日のことです。彼が電車の中で…私に向かって、こう言いました。」



マリンちゃん「なんて!」



カミュさん「その…二人でいるとデートみたいだね…って。」



マリンちゃん「うひょ~言っちゃたんだね、彼氏さん!それで、それで!?」



カミュさん「え?あ、ああ…一瞬、何のことか分かりませんでした…というか混乱しちゃって…」



マリンちゃん「どういう事?」



カミュさん「さ、さあ…なんでしょう。とにかく…その…こういうことには、あまり馴染みが無かったものですから…」



マリンちゃん「今でも、思い出すと混乱しちゃうの?」



カミュさん「ええ、まぁ…そうですね…」



マリンちゃん「…ふ~ん。」



カミュさん「…や、やっぱり止めませんか?こんな恥ずかしい話、役に立ちませんよ、きっと。」



マリンちゃん「えーダメ!聞くー!」



カミュさん「…わ、わかりました。エッヘン…その時、私は彼に言ったんです。」



マリンちゃん「…なんて?」


カミュさん「そういう混乱させるようなことは言わないで下さい!…と。」



マリンちゃん「…そうとう混乱してるよね。」



カミュさん「今、考えるとそうですね。混乱の極致ですよね。」



マリンちゃん「それで、どうなったの?」



カミュさん「…そ…その後にですね…疲労が溜まっていたせいか、不覚にも…彼に寄りかかって寝てしまいました。」



マリンちゃん「ほー、よりかかって。」



操ちゃん「…マリンさん。目がエロいよ。」



カミュさん「今考えると、凄い不覚です…男の人の体に…寄り添って寝てしまうなんて。これでは、まるでデートだというのを肯定しているようなものじゃありませんか。」



マリンちゃん「てか、デートやね。」



カミュさん「デ、デートではありません!その…彼のことを信じていましたから安心して身を任せてしまったためで…いえ、違うんですよ!」



マリンちゃん「まーまーそれでそれで?」



カミュさん「その…次の日、来週の日程を決めるために合う予定もありましたので、ついでに誤解を解こうと彼の元に行きました。そうしたら…」



マリンちゃん「そうしたら!」



カミュさん「君のことが好きだ…と言われてしまいまして…」



マリンちゃん「おお、やったね!」



カミュさん「ずるいと思いませんか!人が否定しに行ったというのに、告白するなんて、こんなことを言われてしまったら「昨日のことは違います」なんて言えなくなってしまうじゃありませんか!」



マリンちゃん「えー言っている意味が良く分からんのですが。結局、告白されて何と答えたんですか?」



カミュさん「…そ、その「また、混乱するようなことを言わないで下さい」と。」



マリンちゃん「なんなんですか、それは…」



カミュさん「…し、しりません!とにかくそういうことなんです!」



マリンちゃん「そういうことですか。」



カミュさん「そういうことです。」



操ちゃん「ぷぷ…ママ可愛い!」



カミュさん「それで…次の目的地を動物園に決めて、行く事になりました。」




マリンちゃん「とりあえずデートをしようと考えたわけだね。」



カミュさん「デ、デートではありません。目的はあくまでも周辺の本屋さんや図書館です。」



マリンちゃん「なんつーか、混乱しすぎじゃない?ママさん。」



カミュさん「…とにかく、動物園に行ったんです。」



マリンちゃん「彼氏に手を握られて?」



カミュさん「な、なぜ、手をひかれていたのを知っているんですか?」



マリンちゃん「…良く感が鋭いといわれるよ。はぁ…でキスをそこで?」



カミュさん「キ、キスなんてしません。デートじゃないんですから!」



マリンちゃん「えーと、さっきから内容と表現が、あってない気がするよ。」



カミュさん「…大人の世界ではよくあることです。」



マリンちゃん「この場合は全くちがうと思うんだけどなぁ」



カミュさん「何にしても動物園での話は、ここで終わりです。手は引いてもらいましたが、それだけのことです。ただ…予想してないことが起きてしまいました。」



マリンちゃん「予想しないこと…って何だったの?」



カミュさん「本屋へ行かなかったんです。」



マリンちゃん「…はぁ?」



カミュさん「散策が中心だと言うからついていったのですが、動物園の中を見るだけでで終わってしまったんです。ひどいと思いませんか?」



マリンちゃん「ま、まぁ…約束を破るのはわるいよね。」



カミュさん「ええ。これではデートをしに行った様な者です。幾ら楽しくても、嘘をついて不意打ちするなんて卑怯ですし、いけないことです。」



マリンちゃん「不意打ちですか…不意打ち…ねぇ…」



カミュさん「ですから、私も帰りの列車に乗り込んだ時は…嘘をついてまで彼は私とデートしたかったのかと思うと、何ともいえない気持ちで…少しピリピリしてました。」



マリンちゃん「…ママさんって、何か少し変じゃない?(ボソ」



操ちゃん「…ママは潔癖症なんですよ。約束を守らないと怖いんですから(ボソ」



マリンちゃん「…う~ん(潔癖とも違うような)」



カミュさん「それで列車に乗り込みましたが、中はすし詰め状態で、座ることもできず。私達は立ちつくすしかありませんでした。
その時です…彼が…」



マリンちゃん彼が!



カミュさん「お、大きな声を出さないで下さい。ドキドキしてしまいます。」




マリンちゃん「私も期待でドキドキしてるよ!」



操ちゃん「僕もドキドキだよ!」



カミュさん「操さんまで同調しない!」



マリンちゃん「いいから早く、早く!」



カミュさん「…その、私達はお互い正面を向いて車内で立っていました。ですから、後から圧迫された時に…彼の胸の中に…押し込められてしまいました。」



マリンちゃん「やったぁ!」



カミュさん「彼は私の体に手を回すと…優しく抱きしめました。驚いて、彼を見上げる私に、彼は…『君は…小さいから、押しつぶされないように守ってあげようと』なんて…言い訳がましく…言ったんですよね。」



マリンちゃん「それで、それで、何て返したの!」



カミュさん「私は『体は小さいですが、気にかけてもらうほど弱くはありません』と反発しました…でも、彼の好意を無にするのも失礼かと思い…そのまま…」



マリンちゃん「おお、ツンデレ!」



カミュさん「…?何ですかそれは?」



マリンちゃん「ツンツンしながら甘えてしまう事です、マザー!」



カミュさん「…素直になれない…と言われても返答のしようがありません。父以外の男性に抱きしめられたのは初めてだったのですから。」



マリンちゃん「でも、嬉しかったんでしょ?」



カミュさん「…否定はしませんが、現実問題として彼から離れられる空間がありませんでした。」



マリンちゃん「嫌じゃなかったくせに~」



操ちゃん「くせに~」



カミュさん「もちろん。彼に安心して身をゆだねましたのは事実です。…あ、いえ、抱かれている内に安心したのが本当かもしれませんが。」



マリンちゃん「ほほ、安心しましたか…それはさぞかしホホなどもゆるやかになれたことでしょうねぇ~」



カミュさん「…そんなに詮索ばかりしていると、嫌な子だと思われてしまいますよ?」



マリンちゃん「真実を求めるものは常に嫌われるものなのだよ…」



操ちゃん「ゴシップ好きが、何言ってるんですか。」



マリンちゃん「うるへ~、で、その後はどうなったの?」



カミュさん「…その後は、その…笑ってしまいました。」



マリンちゃん「笑うって…なんで?」



カミュさん「…乗客の方々がいつしかいなくなる中で…私は、抱きしめられている理由も無くなったのに…離れようとは考えませんでした。」



操ちゃん「パパにギュッと抱きしめられて気持ち良かったんだね!」



カミュさん「…ええ。気持ち良くて…人目をはばからず…抱擁し合っていました。その時に、気がついたんです。ああ、私はこの人に好意をもっているんだと。」



マリンちゃん「それで笑ったの?変なの~」



カミュさん「本当に…変ですよね。でも、その時はおかしかったんです。何でこんな簡単な事実に気がつかなかったんだろう…と。でも、その時からです。彼を…私の恋人と認識したのは。」



マリンちゃん「…ふ~ん。」



カミュさん「列車から降りた後、彼は私を家まで送ると言い、手を引いてくれました。それで私の自宅の近くまで…来たのですが…」



マリンちゃん「お、口ごもるってのは何かあるんだよね!」



カミュさん「近くの社(やしろ)の前で…その…彼がは、私を突然振り向かせて…顔を近づけてきました。」



マリンちゃん「彼氏とのファーストキスだね!」



カミュさん「…と言いたい所なのですが、私はとっさに身構えてしまったばかりか…反射的に抵抗しようと頭突きを…」




マリンちゃん「…へっ?」



カミュさん「一応、口と口を当てたことは当てたのですが、思いっきり歯を強打してしまい…私達は二人して口中を血だらけにして、その場でもんどりうってしまいました。」



マリンちゃん「…なんじゃそりゃ!」



カミュさん「…その時の痛さといったら、少女漫画でキスするときは鼻がじゃまにならないかな?…という文章を見たことがありますが、一番気をつけなければならないのは、歯であると理解しました。」



操ちゃん「勉強になるよ!マリンさんも気をつけようね!」



マリンちゃん「…勉強に…なるかなぁ」



カミュさん「こうなってはキスどころの話ではありません。私達は血だらけになった口をおさえると、それぞれ家路につきました。私はすぐ近くだったので、問題ありませんが、彼はきっと大変な思いを味わったでしょう。」



マリンちゃん「…パパさんの場合は、自業自得のような気もするけどなぁ。」



カミュさん「家に帰ってきてからも、もう散々でした。血まみれの私をみた家族は、最初は何事が起きたかと大騒ぎし、次に内容をきくと呆れ、最後は笑いものにされてしまいました。」



マリンちゃん「…そりゃ血まみれになって帰ってくりゃねぇ。」



操ちゃん「血もしたたる良い女、ですよ!」



マリンちゃん「…ホラーじゃないんだから」



カミュさん「…あの時は本当に散々でした。母は笑い転げてましたし、父は『加減も知らないような奴とは別れろ』といきり立っていましたし…おまけに、思ったよりも口内に損傷があり、2..3日は流動食で我慢しなければなりませんでした。」




マリンちゃん「あれ?つき合っているのを親に報告してたの?」



カミュさん「驚くようなことでは無いと思いますが?私達は健全なお付き合いをしていましたし、そもそも、彼は父も母も知っている私の交友関係の一人でしたから。」



操ちゃん「他の人って、自分の友達の事とかパパやママに言わないのかな?私も前に驚かれたことがあるよ。」



カミュさん「操さんと私もそうですが、家族とは良く話をしますね。父はともかく、母などは、私と彼がちょくちょく、他の街へ出かけていたので、『てっきり、キスぐらいはしていると思ったけど』と笑っていました。」



マリンちゃん「仲良し親子だねぇ。」



パパ画像1
「自分の交友関係は、小まめに話した方が良いぞ。さもないとワシの知り合いのように、突然死んだ時に誰にも連絡できん、なんて自体もおきるからのぉ。」



マリンちゃん「ええい!女の会話にヤローがでしゃばるな」


ドガ


パパ画像1
「げぶら!」



カミュさん「…マ、マリンさん!?」



マリンちゃん「気にしないで、正月のオモチを蹴飛ばしたダケだから。で、その後は?」



カミュさん「…その後、ですか?」



マリンちゃん「まだ、ファーストキスしてないよね~」



カミュさん「…気づきましたか。やはり、言わないとダメですか?」



マリンちゃん「もちろん!キース!キース!」



カミュさん「…あの後、二週間ぐらいして彼の部屋に訪れました。」



マリンちゃん「おお、積極的~」



カミュさん「何を考えているかは想像つきますが、それが目的で彼の家へと赴いたわけではありません。」



マリンちゃん「まぁまぁ…でで?」



カミュさん「私が…そうですね…彼の部屋の本棚から、本を探してきた時「手伝うよ」と後から、声をかけてきました。私が身構えるまでもなく、彼は私の後ろに回りこむと、肩に手をかけてきました。」



マリンちゃん「ドキドキドキ。」



カミュさん「さすがの私も、彼が何をしようとするか理解できました。来る…と身構えるのと、ほぼ同時に彼は勢いよく私に…キスをしました。」



マリンちゃん「今度は大成功だ!」



カミュさん「いえ、実はそんなに成功はしては無くて、やはり前歯を思いっきりぶつけてしまいました。」



マリンちゃん「ダメじゃん!興奮しすぎだよ!」



カミュさん「ええ、でも歯医者に通わなくてはならないほどのものではありませんでしたし。キスはちゃんとできましたよ。」



マリンちゃん「…そうなの?ふーん。」



カミュさん「…どうかされましたか?」



マリンちゃん「…いや、さっきまで、混乱したり口ごもったりしながら話してたのに、随分スラスラ~ってしゃべるなぁ、って思っただけ。」



カミュさん「…気持ちが落ち着いてきたからでしょう。別にキスぐらいどうというものでもありませんし。」



マリンちゃん「じゃあさ、キスの味を教えてよ。」



カミュさん「…キ、キスの味…ですか?」



マリンちゃん「そう、キスの味。彼氏さんとのファーストキスはどんな味?」



カミュさん「味、と言われましても…その…何といいますか…血のような味だっと思います。」



マリンちゃん「血、出てるやん!」



カミュさん「いえ…正直にいうと、私も頭が真っ白になってしまい。良く覚えていないんです。彼と…夢中で…キスしていたものですから…」



マリンちゃん「夢中ですと!具体的にはどういうことですか!?」



カミュさん「…具体的には…その唇とか…」



マリンちゃん唇とか!?


カミュさん「舌とか…」



マリンちゃん舌とか!?


カミュさん「…ああ…なんで私…こんな恥ずかしいことを…もう…顔から火が出そうです…」



マリンちゃん後学のため!後学のためなのだ!(ハァハァ」



操ちゃん「息を荒くして何を言っているんですか!ママをイジメると僕が許さないぞ!!」



マリンちゃん「うう…仕方がないねん。他の人の恋愛に興味しんしんなのねん。そーゆーお年頃なのねん。」



操ちゃん「年頃のせいにするな!僕より年寄りなのに分別もないんだから!」



マリンちゃん「と…年寄りだと!?その言葉、宣戦布告と判断する!」





カミュさん「…と、様々あり、私は彼と正式に恋人として付き合うことになりました。」



マリンちゃん「ち、しまった。マトメられたか!…ふふ、でもねぇ。まだ、まだ、終わらないよ!最後の段階が残っているしね!…ひぃーひひ。」



操ちゃん「…君、一体何なんですか?」


第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」




マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いが、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。

操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。


カミュさんカミュさん
GOGOカミュさん!の主人公。自他共に厳しい奥様。夫を深く愛しているが、その深さの分だけ容赦しない。






つねならぬ話 - 第三話「恋愛なる話」

マリーとメイデンのつねならぬ話
マリンちゃん「今回は愛戦士、ラヴリ~ソルジャー・マリンちゃんと、愛だの恋だのについて語りましょー」



操ちゃん「引き続き、僕とママが一緒に語ります。よろしくネ!」



カミュさん「よろしくお願いします。
…操さん。そろそろ降ろしてはもらえませんか?」



操ちゃん「いやぁ~、ママをずっと抱っこしているの~」



マリンちゃん「そうだよ。そろそろ放したほうがいいよ。そうでなくても、ママを子供が抱っこするなんてシュールな光景なんだし。」



操ちゃん「そんなこと言って…ははん。
マリンさん。さては、うらやましんですね。」



マリンちゃん「う、うらやましくなんてないもん!もういいよ話を始めるよ!」



カミュさん「…ふぅ
ところで、恋と愛とは、随分深遠なテーマですね?」



マリンちゃん「命短し恋せよ乙女!女子には永遠のテーマなんだよね!」



操ちゃん「…三話目になって、ようやく女の子らしい話ができそうですね(ボソ」



マリンちゃん「そこ!ボソボソ言わない。ハッキリ言う!」



操ちゃん「ん~ハッキリ言うと、
僕は特に興味無いんですけどね。」



マリンちゃん「…ママさんがいなかったら、グーで殴っている所だぞ。」



操ちゃん「え~ん。ママぁ、この人がイジメるよぉ~」



カミュさん「…ホホをすりすりしながら、ワガママいわない。協力しない操さんが悪いんですよ。」



操ちゃん「むにゅ~」



マリンちゃん「さすがは大人!話が分かる。」



カミュさん「…でも、すぐに暴力にうったえるのは、どうかとは思いますが。」



マリンちゃん「まぁ、女の子の暴力なんてカワイイもんですよ。」



カミュさん「暴力にカワイイなんてものはありません。暴力で人を従わせようとするのは最低の行為だと認識すべきです!」



マリンちゃん「は、はい。」



操ちゃん「そーだ、そーだ!」



カミュさん「操さんは、ちゃんと協力する!」



操ちゃん「むにゅ~」



マリンちゃん「(…うう、やりにくいなぁ)
じゃあ、とりあえず『恋とは何か』から語ろうじゃないか。」



操ちゃん「はぁ…でも恋って何でしょう?」



マリンちゃん「まぁ…人を好きになることだよね。」



操ちゃん「人を好きになるのは愛じゃないですか?愛情って言いますし。」



マリンちゃん「…そ、そうだね。じゃあなんだろう?改めて考えると良く分からないもんだよね。」



操ちゃん「…人を好きになってドキドキすること…かな?」



マリンちゃん「それだ!じゃあ、それについて語ろうじゃないか操くん!」



操ちゃん「でも私、人を好きになってドキドキしたことありませんよ?」



マリンちゃん「んなアホな。いくら生娘でも、その年になりゃ2度や3度ぐらい、ドキドキしたことあるでしょうが!」




操ちゃん「…う~ん。空から地上に落下する降下訓練や、実戦訓練の時はドキドキしてますよ。」



マリンちゃん「そりゃ、緊張しているんでしょう!」



操ちゃん「あ、でも恋のドキドキも同じなんじゃないですか?好きな人といると緊張やしてしまうんですから。」



マリンちゃん「なるほど…そう言われれば、そうかも。」



操ちゃん「ていうか、愛戦士のわりに何も知らないんですね。」



マリンちゃん「黙まりゃ!知ってはいるのさ。気がつかないダケだい!」




操ちゃん「…だめだめですね。」



マリンちゃん「まあ、いいや。ここで語ってみよう!」



操ちゃん「恋って緊張!」



マリンちゃん「………」



操ちゃん「………」



マリンちゃん「…何だろう。この胸の奥にある『納得できねぇよ』感は。」



操ちゃん「理論と現実が合わない場合は、理論があってないせいだと学校で教わりました。」



マリンちゃん「簡単に言うと、あんたの答え間違っとるやないけって…感じ?」



操ちゃん「平たく言えばそうかと。」



マリンちゃん「冷静に対応するアナタに、強烈な怒りが湧き起こるのを抑えきれない私がいる…」



操ちゃん「…しかし、彼女は思った。ここはグッと我慢して年上の心意気をみせてやろう…と。」



マリンちゃん「そんなナレーションで私の怒りが収まると思うんか!」



操ちゃん「ちょっ…ちょっと、待ってください。こういうのって、ここから話が盛り上がったり、広がったり…」



マリンちゃん「『恋って緊張!』のどこに、盛り上がりと広がる要素があるっちゅーねん!」



操ちゃん「いやぁ~許して~」



マリンちゃん「許さん!罰としてお前のママさんを代わりに抱っこさせろ!」



操ちゃん「それだけは許して~僕のママを奪わないで~」



カミュさん「随分グダグダですが…これで、大丈夫なんですか?」



マリンちゃん「全然、無問題!」



操ちゃん「単なる穴埋めですもんね。どうでもいいんですよ~」



マリンちゃん「…生娘、アンタあんまりヒドイことばかりいうと、アンタの名前ヴァージニア(処女地)からウェイストランド(荒れ地)にされちまうぞ。」



操ちゃん「ひ、ひどい。何ですか。その意味不明な嫌がらせは!?」




マリンちゃん「ま、いいや。こうなったらアレよ!」



操ちゃん「アレってなんですか?」



マリンちゃん「人妻ママさんに聞いてみよう!」



操ちゃん「はぁ…結局、人様に丸投げですか。」



マリンちゃん「人妻ってからには、恋愛経験も豊富でしょーし、とっかえひっかえ男を手玉にしているだろうし…きっと恋愛の達人に違いないはず!」



操ちゃん「ひ、人の親をアバズレみたいに言うなぁ!」



マリンちゃん「でもね。そんなもんよぉ?現実をみよーぜ!」




操ちゃん「マ…ママはそんなにフシダラじゃないもん!違うもん!」



マリンちゃん「まぁ、まぁ、チミもあと数年たてば分かるってもんさ。」



操ちゃん「うー!うー!」



カミュさん「…マリンさん。あまり操さんをイジメないで下さい。」



マリンちゃん「はーい。ごめんなさーい。」



カミュさん「…当家には『家人の尊厳を傷つけた者を許すなかれ』という家訓があります。」



マリンちゃん「…………(ゴク」



カミュさん「…色々と口に出したい年頃であるのは分かりますが、もう少し慎まれることを覚えておいた良いと思いますよ。」



カミュさん「…特にその人の身内に関することは…ね。」



マリンちゃん「ご…ごめんなさい。」



カミュさん「結構。ところで、恋と愛の説明…ですよね?」



マリンちゃん「は、はい。そうです。」



カミュさん「私も、そんなに達人というわけではありませんので。大したことは言えないのですが…」



マリンちゃん「わくわく」



カミュさん「『恋』とは『心』が『変』と書きます。そして『愛』とは『心』を『受』入れると書きます。思うに、恋とは人を想う心が掻き乱されるさまを言うのでしょう。愛は、文字通り、相手の想いを、心を受入れることだと思います。」



マリンちゃん「じゃあ、恋は一人で出切るけど、愛は一人では出来ないってのは?」



カミュさん「恋は相手を想う自分を指すのですから、一人でもできるのでしょう。しかし、愛は相手の方が自分の心を受入れてくれる状態を指すのですから、自分と相手の方、二人必要だと思います。」



マリンちゃん「へ~さすが人妻!思わず納得しちゃったよ!」



操ちゃん「らぶりぃーソルジャーとは思えない発言ですね。」



マリンちゃん「うるさいな生娘は!自分だって分からなかったでしょ。」



操ちゃん「そりゃ、僕は別に愛戦士じゃないし。」



マリンちゃん「へ理屈言うな!」



操ちゃん「なんでやねん!」



カミュさん「答えに満足されたようですね。そろそろ、おいとましたいのですが。」





マリンちゃん「いや、またれいママさん!」



カミュさん「なんですか?」



マリンちゃん「いや、ここまできたらママさんの恋愛体験も聞きたいなぁ、と思うわけですよ。」



カミュさん「…恋愛体験?」



マリンちゃん「そう、パパさんと出会い、恋愛し、結婚するまでの一大叙事詩!」



カミュさん「…あまり、面白いものではありませんよ?」



マリンちゃん「え~いいじゃん。教えてよママさん。」



操ちゃん「…止めた方が良いと思いますよ。」



マリンちゃん「なんで?アンタは気にならないの?パパとママのよもやま話!今後の私らの恋愛に大いに役にたつと思うよ。」



操ちゃん「いや…その…僕、知ってるし。」



マリンちゃん「あれ、そうなの?自分ばっかり、ずるいな~」



カミュさん「…私の体験を聞いて何かを学ぼうと?」



マリンちゃん「そそ、決して興味で聞いているわけじゃないよ~」



操ちゃん「…一般的な恋愛に馴染まないから。止めた方がいいと思う。」



マリンちゃん「んなもん。聞いてみなくちゃわからないじゃない。ね、いいでしょ?」



カミュさん「…わかりました。良いでしょう。」



マリンちゃん「やっほ~!今夜は焼肉だ(意味不明」



カミュさん「…ただし。」



マリンちゃん「はい?」



カミュさん「…途中退場は許しませんよ?」



マリンちゃん「お、おう。」



第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」




マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いが、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。

操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。


カミュさんカミュさん
GOGOカミュさん!の主人公。自他共に厳しい奥様。夫を深く愛しているが、その深さの分だけ容赦しない。


つねならぬ話 - 第二話「萌えゆる話2」

マリーとメイデンのつねならぬ話

マリンちゃん「というわけで、今回は操ママさんの登場です!」



操ちゃん「はしょり過ぎです!
前みてない人はさっぱり分からないじゃないですか・」



マリンちゃん「そんなん知らないよ。見ない人がわるい。
てか見るようなこと、何かあったけ?」



操ちゃん「君、色んな意味で最低だよ!」



マリンちゃん「ごめんね。私、過去は振り返らない主義なの。」



操ちゃん「…うう、もういいや。」



マリンちゃん「というわけで、操ママさん登場~!!」



カミュさん「始めまして。操の母、榊神代(さかき・かみよ)です。」



マリンちゃん「………」



操ちゃん「………」



カミュさん「…あの」



マリンちゃん萌え~!



操ちゃんママ萌え~!



カミュさん「ちょっ、いきなり抱きつかない…」




マリンちゃん「凄いよ!どうみても小学生やんか!ロリロリやん!」



カミュさん「三十路の女性を捕まえてロリと言わないで下さい。
それはとても失礼なことですよ?」



操ちゃん「ね、ね、凄いでしょ!ギューと抱きしめちゃって下さい!」



マリンちゃん「おうよ!いわずもがな、抱きついたるねん!」



カミュさん「…(二人とも聞いていませんね)」



マリンちゃん「ああ、もう舐めちゃおう!」



操ちゃん「ほおずりしちゃえ!」



カミュさん「…いい加減にして下さい。
私を愛玩する目的の為に呼んだのなら、帰らせてもらいますよ。」



操ちゃん「エー違うよ。ママがあんまり可愛いから、皆に自慢したかっただけだよ。」



カミュさん「…ふぅ、操さん。貴方はとても良い子だけど、もう少し自重を学んだほうが良いみたいですね。」



操ちゃん「そんなこと言わないで。僕は大好きなママを見せつけたいだけなんだよ。」



カミュさん「それを自重しなさいと言っているんです…いつまでたっても、甘えん坊なんだから。」



操ちゃん「…へへへ」



カミュさん「…所で、先ほどから私の頬を舐めまわしている方。

離れて頂きませんか?」



マリンちゃん「え、私?私はマリンです、よろしくね。いや~しかし、美味しいほっぺ。ミルクの味がするよ~」



カミュさん「マリンさんですか。よろしくお願いします。ミルクの味がするのは…今朝、牛乳を飲んでいたからでしょう。」



マリンちゃん「いや、いや、この味はそれだけじゃないね。ママさん、お肉とか食べないでしょう?食肉者特有の臭味が無い!」



カミュさん「食べないことは無いですが、お肉特有の匂いが、

あまり好きでは無いので、確かにあまり食べませんね。」



マリンちゃん「お肉が好きじゃないなんて勿体無いなぁ、でも美味しいほっぺに免じて許すよ!」



カミュさん「…ありがとうございます。
所で、もうそろそろ離れくれませんか?」




操ちゃん「そうだ!いつまで僕のママを汚しているんだ!早く離れろ!」



マリンちゃん「だって可愛いねん。舐めたいねん。キスしたいねん。」



操ちゃん「娘の僕が我慢しているんだから止めないと駄目だよ!」



マリンちゃん「我慢は体に良くないなぁ。君もこっちへ来て反対側のほっぺを舐めるよろし。」



操ちゃん「…うう、誘惑に勝てない僕がいる。ママごめんなさい貴方の娘は堕ちました。」



カミュさん「…二人とも、いい加減にしないと怒りますよ?」




マリンちゃん「…はう」



操ちゃん「…ごめんなさい」



カミュさん「それでは改めまして…
操の母、榊神代(さかき・かみよ)です。宙間運搬会社「ペイドロク」の社長をしております。」



マリンちゃん「榊?東じゃないの?」



操ちゃん「東は戸籍上の苗字、榊は母方、つまり僕のおばちゃんの苗字です。
なんでも古い祭祀の家らしく、ちょくちょく神事をお手伝いしに行くんで
旧姓を名乗ってるんだって。」



カミュさん「…それは少し違うのですが、古来からの形式により、榊の姓を名乗らせて頂いています」



マリンちゃん「ふぅ~ん。通り名みたいなもん?」



カミュさん「ちょっと違うのですが、そう考えて下さって結構です。」



マリンちゃん「しかし…生娘!アンタ、生意気に社長令嬢だったの!」



操ちゃん「あはは。社長令嬢といえば、聞こえはいいけど家族しかいない、ちっちゃい会社だよ。」



カミュさん「従業員は私と主人、娘6人の計8名…
操さんが軍事学校へ行ってからは7名ですが。」



マリンちゃん「娘が、ろ、6人ですと!…そのボディで!?
ママさん頑張りすぎだよ!」



操ちゃん「…萌えるでしょ?」



マリンちゃん「ロリ妊婦とは完璧だよ…
アンタのママ、私を萌え死にさせる気か!」



カミュさん「外見でロリと言うのは止めて下さい…
私はもう三十路を越えているんですよ?それに7人目が中々できないので、ちょっと落ち込んでいるですから」



マリンちゃん「まだ産むつもりですかママん!?」



操ちゃん「パパとママは、今でも新婚ほやほやなのさ。
じゃあ、僕も幸せを追求するためママを膝の上にのせますか。」



カミュさん「…あっ操さん。」



操ちゃん「きゅぴーん。母子合体!
これで戦闘力は30%上昇だ!」



カミュさん「…もう。人前で抱っこするのは駄目でしょう?」



操ちゃん「母を膝の上にのせる子の喜びって奴ですよ。なでなで…」



カミュさん「操さん、人前で私の頭をなでないの。」



マリンちゃん「…ちょっと、うらやましいかも。」



操ちゃん「がるる…あげませんよ!」



マリンちゃん「…むう。」



カミュさん「…ふぅ。ところで、私を呼んだ本当の理由を
聞かせてもらいたいのですが。」




マリンちゃん「本当も何も、さっき生娘が言った通り
あんまり自慢するんで見たかっただけ。」




カミュさん「…帰らせて頂きます。」



操ちゃん「いやぁ~駄目~もっと自慢するのぉ~」



カミュさん「本当に困った子…今回だけですよ?」



マリンちゃん「それにしても、本当にちっちゃいねぇ。
身長どれくらいなの?」



操ちゃん「え~と、確か136cmだっけ?」



カミュさん「138cmです!…操さん、物事は正確に覚えて下さい。」



操ちゃん「え~いいじゃん2cmぐらい。ちっちゃい方が可愛いよ?」



カミュさん「いけません!そういう細かい所を覚えておかないと、社会に出てから大変苦労することになりますよ!」



マリンちゃん「もしかして、縮んだとか?」



カミュさん「縮んでません!!」



マリンちゃん「そ、そんなに怒らなくても…」



カミュさん「不愉快です!
嘲笑するために呼ばれたのなら帰ります!」



操ちゃん「マリンさん、早く謝って下さい!
ママは身長の事を言われるのが何より嫌いなんです!」



マリンちゃん「ご、ごめんなさい。」



カミュさん「…全く。女性の身長を聞くなんて、良いことではありませんよ!」



マリンちゃん「う~。でも凄く幼く見えるよね。
どう見てもロリロリだよ。」



操ちゃん「遺伝ですね。
お婆ちゃんも、ちっちゃいですし。」



マリンちゃん「お婆ちゃんの場合は、身長が縮…」



カミュさん「…(ギロリ」



マリンちゃん「で、で、でも凄いよね。こんな小さい体で6人も産むなんて。生命の神秘を感じるよ。」



操ちゃん「そうなんですよねー。こんなちっちゃいのに私を産んだんですよ。その時の画像があるんですけど見ますか?」



マリンちゃん「お~ロリータ妊婦萌え!」



カミュさん「…言っておきますが、この時は既に成人に達していましたから。」



マリンちゃん「うわぁ、たまんないよ!ロリータが妊娠しているよ!ハラボテだよ!」



操ちゃん「はぁ~この時、ママの中に僕がいたんだよねぇ…」



カミュさん「…(やっぱり聞いていませんか)」



操ちゃん「あ、そうだ。画像もあるんですよ。出産の場面を…」




カミュさん「操さん!それだけは止めてください!!!!」



操ちゃん「え~つまんなーい。」



カミュさん「もう、分けがわかりません。一体なんなんですか…」



マリンちゃん「つまり、こういうこと…
萌えとは!可愛く心安らぎ興奮するものなり!」



カミュさん「それは『萌え』というよりフェチのような気がしますが…」


第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」




マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いが、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。

操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。


カミュさんカミュさん
GOGOカミュさん!の主人公。自他共に厳しい奥様。夫を深く愛しているが、その深さの分だけ容赦しない。




つねならぬ話 - 第一話「萌えゆる話①」

マリーとメイデンのつねならぬ話



マリンちゃん「よっ!またサイコちゃんだよ。今回はちょっと等身を高くしての表示だから、いつもとはちょっと違う雰囲気だけど、大丈夫!いつも通りイカレてるからね!」


操ちゃん「こんにちわ僕はバージニア・ウエストです!
機動歩兵教導大隊学徒隊に所属、通称アイアン・メイデンです。
このコーナーのアシスタントをつとめます。よろしくね」


マリンちゃん「本名は東操(ひがし・みさお)ちゃん。
破壊と蹂躙が好きな筋肉バカちゃんです」


操ちゃん「こらっ!初っ端から何を言っているんですか!」


マリンちゃん「ちなみにサイコちゃんの本名は、マリン・スクェアって言うんだよ。通称はマリー!でも親しい人にしか言わせてないから、皆は言わないでね!」


操ちゃん「いや、誰も聞いて無いんですけど…」


マリンちゃん「ちなみに、操ちゃんにも言わせてないのさ!バカが直ったら言わせてあげる♪」


操ちゃん「…殴って良いですか?グーで」


マリンちゃん「マリン正直ものだから、嘘つけないの。ごめんね!」



ドガッ


マリンちゃん「いたぁーい。何でも暴力で解決しようとするなんて、軍人なんてオーボーだよ!」


操ちゃん「あはは、同じ女の子に甘えた声だしたって無駄ですよ」


マリンちゃん「…ち、小娘が」


操ちゃん「僕に言わせれば、テメェこそ小娘だろ?って感じなんですけどね。
とりあえず…何なんです。このコーナーは?」


マリンちゃん「よくぞ聞いてくれました!このコーナーはね。恋とか、愛とか、憎しみとか、裏切りとか、悪意とか、
そーゆー私の趣味全開の話をするコーナーなの!」


操ちゃん「思いっきり私的なものを…ゾンビコーナーだってあるじゃないですか…」


マリンちゃん「ゾンビだけじゃあ、サイコちゃんの魅力を十分に発揮できねぇんだよ!もっと私に語らせろ!そして閉鎖しちまえ!」


操ちゃん「君は何をブログでしゃべるつもりですか!?」


マリンちゃん「ん~…悪意?」


操ちゃん「あっさり言いきりやがった!?」


マリンちゃん「まぁまぁ良いじゃないか!男だとシャレにならないけど、女の子の口だとまろやかになるものさ!」


操ちゃん「中の人の立場ってのが…」


マリンちゃん「知らないよ、ブログ主なんて。どうせ翻訳作業しかしてないし。黙って私に渡せばいいのさ!」


操ちゃん「はぁ…もう好きにして下さい


マリンちゃん「ま、最初だからね。恋愛の話でもしようじゃないか!」


操ちゃん「お、それは女の子らしいですね。良いじゃないですか」


マリンちゃん「恋にまつわるハァハァするような話とか。
男女を巡るいんぐりもんぐりな話とか!」


操ちゃん「…帰っていいですか?」


マリンちゃん「いやぁ~まってぇ~貴方がいなくなると困る~」


操ちゃん「はぁ~マリンさん。僕は人を効率よく解体する話ならできますけど、いんぐりもんぐりな話なんかできませんよ?」


マリンちゃん「人を解体って…さらりと、凄いこというなぁ…
まあ、操ちゃんが出来なければゲストを呼ぶから無問題!」


操ちゃん「…それで今日はどんなおしゃべりをするんですか?」


マリンちゃん「もうちょっと、こーしょうーな言い方しようよ。
会談とか、語り合いとか、討論とか」


操ちゃん「そういうことは中身を伴ってから言うもんじゃないですか?
ぐだぐだお話するだけなんですし」


マリンちゃん「べらんめぇ!お釈迦様なんて弓矢を見て悟りを開いたんだぞ!」


操ちゃん「そんな何兆分の一の確率でおきるような、
すごい人の一瞬を例にされても…」


マリンちゃん「つっぱりすぎず、緩ませすぎず…これが悟りの心意気…」


操ちゃん「…もういいです」


マリンちゃん「ノリがわるいなぁ…
しょうがない、じゃあお題を変えようか!
今回のお題は「萌え」!萌えるよ~萌え萌えだよ~」


操ちゃん「はぁ、女の子同士で萌えの話ですか」


マリンちゃん「どうしたん?そんな顔してブスだよ?」


操ちゃん「ブスは余計だよ!
…なんと言うか「萌え」って男の人が話すもんじゃないかと思うんだけど?
正直、僕は「萌え」って何だかよくわからないんです」


マリンちゃん「『萌え』とは!笑顔が溢れ出るほど可愛らしく、思わず熱中してしまうことを指すのだよ!」


操ちゃん「それって、赤ちゃんとか、猫ちゃんとか、ですか?」


マリンちゃん「ま、そーゆーことかな?もう、堪えきれないほど可愛らしいってのがポイントだね」


操ちゃん「ん~、でもそれだと対象が広すぎませんか?」


マリンちゃん「~まあ、自分の気持ちを表すものだからねぇ。ま、大きなお友達だと魔女っ娘とか、主に小さい女の子を指して使うことが多いみたいだけど、中には鉄道の車両に萌える!なんて人もいるぐらいだしねぇ…自分が可愛いと思ったりしたものでOK!OK!」


操ちゃん「いい加減だなぁ」


マリンちゃん「なんだよ~このお題も嫌なのかよ~なら、女の子らしく初体験の話とかの方がいいの?」


操ちゃん「そ、それいいです。萌えの話で十分です」


マリンちゃん「でも、こういうのって気になるよね…
初めて男の子と手をつないだとか、キスしたとか…」


操ちゃん「ああ、もう!萌えの話をしましょうよ!」


マリンちゃん「ちぇ、意気地なし」


操ちゃん「で、まぁ萌えは何となく分かりましたけど、マリンさんは、どんなものに萌えるんですか?」


マリンちゃん「ふふふ、良くぞ聞いてくれた娘っこ!
私の萌えはズバリ妊婦なのだよ!」


操ちゃん「…はぁ
妊婦ですか?」


マリンちゃん「お腹の、あの膨らんだ微妙なライン!
体からかもしだされる母のにほひ!
なにより、ただでさえ可愛い赤ちゃんが胎内にいるという幸せ!」


操ちゃん「…はぁ」


マリンちゃん「妊婦萌え~」


操ちゃん「…一つ聞いていいですが?」


マリンちゃん「なんじゃらほい?」


操ちゃん「赤ちゃん好きでしょ?」


マリンちゃん「好きだよ」


操ちゃん「…結婚したら、いっぱい産みたいと思ってますよね?」


マリンちゃん「もちろん!」


操ちゃん「~ん。それって妊婦『萌え』じゃなくて
妊婦『願望』じゃないですか?」


マリンちゃん「生娘えらい!よく分かった!」


操ちゃん「生娘言うな!」


マリンちゃん「そーなの。私、結婚したら子供を沢山欲しいと思ってるんだ!」


操ちゃん「子供、好きなんですね」


マリンちゃん「うん!いっぱい、いっぱい、うみたい!」


操ちゃん「…(ちょっと可愛いかも)」


マリンちゃん「やっぱり、女の子に生まれたからには、赤ちゃん産まないとねぇ~」


操ちゃん「つまり羨望を込めて『萌え』なんですね?」


マリンちゃん「別にそこまで深く考えてわけじゃないけど、そういうのもあるかもね」


操ちゃん「う~ん。萌えるかどうかは分かりませんけど、
温かい気持ちになるのは私も理解できますね」


マリンちゃん「操ちゃんは、何に萌え?」


操ちゃん「僕ですか?僕はもちろんママ萌えです!」


マリンちゃん「ほぇ?ママ萌え?マザコンってこと?」


操ちゃん「マザコンって言い方は、あまり好きではないんですけど、
ママ好きを言うのなら、間違いなくそうですね。」


マリンちゃん「女の子でマザコンって珍しいね?」


操ちゃん「僕のママって、ちっちゃくて、凄く可愛いんですよ!
子供の頃なんて、お人形さんじゃなくてママを抱いていたぐらいですから」


マリンちゃん「ちっちゃいの、ママさん?」


操ちゃん「それはもう!
ママが運転していたら無人車と勘違いされて警邏隊に追われたとか
バックを背中に担いで検問を通ったら、小学生と間違われるとか…」


マリンちゃん「そりゃ凄い」


操ちゃん「もう伝説のママなんです!ママ萌え~なんです!」


マリンちゃん「そこまで言われると見てみたいね君のママさん」


操ちゃん「じゃあ呼びましょう!」


マリンちゃん「え?いいの?」


操ちゃん「私は、親馬鹿ならぬ子馬鹿だから、ママを自慢したいんです!」


マリンちゃん「よっしゃ!それじゃ、話を変更をして、操のママさんを呼ぼう!」


操ちゃん「やっほー!じゃっさっそく呼びましょう!でも…」


マリンちゃん「なに?」


操ちゃん「最初から途中で話をかえちゃってもいいんですか?」


マリンちゃん「大丈夫!ここでは私が法律だ!」

第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」



登場人物


マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いし、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。


操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。




ゲーム&ゾンビ紹介 - LEFT 4 DEAD 日本語版(X360/PC)



ストーリー紹介-

アメリカの一都市で、謎の疫病が発生して二週間後…感染者で溢れ返った都市に、四人の生存者達がいた。彼らは手に武器をとり、襲い掛かる感染者達を倒しながら、都市から脱出を試みる!果たして彼らは生きて戻れるのだろうか?



さいこ画像
うん、またマリンちゃんなんだ。すまない。
でも、マリンちゃんを見たときのトキメキは忘れないと思う。
さぁ、ゲームの紹介をしようではないか!

というわけで、今回のゾンビ紹介は映画じゃなくてゲーム!
しかも一人称視点でゲームを進めるから、もうドキドキだね!
ゲーム自体も何やら、映画を上映しているような雰囲気で始まるし、自分が、ゾンビ映画の一キャラクターとして登場している気分になって、もう嬉しさ満点だね!
絶望感で一杯とか言うな。

え?このゲームでは別にゾンビって言ってなく感染者といっている?
ばっきゃやろー細かいことは気にすんな!
マリンちゃんがゾンビだっていえば、そればゾンビなんだよ!

ゲームシステム

さて、さて、このゾンビゲームは、FPS(一人称視点シューティング)外国では良くある形式のシューティングだけど、基本的に他の良くあるシューティングと同じく、目的地までヒャッハー汚物は消毒だ!と叫びながら(注:叫ぶ必要ありません)敵を倒しまくればOKっていう、実に頭がカラッポで遊べるナイスなゲームなんだ!

ストーリー?そんなものはねぇ<hr>
いや、まぁ、一応はね。あるんだよ?脱出地点まで行くっていう…ただ日本的な、例えば他のキャラクターが登場して「実はこの病原体は。。。」なんて謎解きや会話シーンが一切無く、基本的に主人公四人とゾンビだけで構成されている世界ってことなの。

ひたすら主人公の四人から、ゾンビを倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して倒して
目的地につくまでがストーリーなのさ!

ちょっとページを閉じるのを止めてぇ
これはクソゲーじゃないから。

ゲーム内容
このゲームはゾンビを倒して目的地まで行くのは分かった。でも、やたらシンプルじゃない?と思った貴方は鋭い!
実はこのゲームは、元々オンライン(もっと言えば二人協力プレイ)が中心で作られたゲームなのだ。
だから、一人でじっくりと遊ぶタイプのゲームじゃないの。
みんなでワイワイ、ゾンビを倒していく、いわばパーティゲームに近いものなんだよね。

だから、このゲームは、洋ゲームにありがちな、無慈悲な難易度では無く、基本かなり楽チンなんだよ。
なにせ、ゲームのゾンビは弱い!難易度ノーマルだと、なんと2.3発弾を命中させただけで昇天しちゃう。しかも戦闘力も大したことが無い(もちろんボス級の敵は除く)
ゲームの要所要所で、すごい数のゾンビ(感染者)が、そりゃもう鮭の産卵かと見間違うぐらい襲い掛かってくるんだけど、わりと簡単に撃退できる。
弱いというよりも、むしろ友達と一緒に、ゾンビを倒す爽快感を味わうために設定されているだと思うのよ。

だからシューティングゲームが苦手でも、気軽に遊べるから、皆で一緒に騒ぐにはと~ても良いゲーム!ただ、ゾンビが苦手じゃなければね
ヘッドショットで頭が飛散するし。。。ヒヒヒヒ

シングルモードはどうなんじゃい?

>…と、ここまで読んだ人は、オンラインがメインなら、シングルモードは大したこと無いんじゃないの?と思ってしまうかもしれないけど、じっつは、ここから本番!
シングルゲームは、基本的にオンラインと同じマップを使うんだけど、主人公四人のうち、味方の三人はCOMが担当することになるんだけど、、、このCOMが、またむちゃくちゃ頭が良いの!

元々このゲームを開発したValveという会社は、ハーフライフというゲームで名を上げたんだけど、このハーフライフの最大の特徴が、何といってもCOMの頭の良さだったんだよね。何せ、ハーフライフ発売以後五年たっても、同レベルのAIが出来なかった。なんて言われるぐらいだったし、その頭の良さと、力強さは折り紙つき!

要所、要所で適切な援護はしてくれるわ、プレイヤーが危機になればすぐに助けてくれるわ、体力がなくなれば医療キットを使ってくれるわ、と、とにかく頼りになって大助かり、しかも、こちらか指示しなくてもやってくれるサービスっぷり!
もう人間プレイヤーなんていらないほど十二分な活躍をしてみせてくれるのだ!つか、本気で人間いらねぇや。

そうなれば、あとはオンラインゲームとほとんど同じ、いや、プレイヤーがミスしても怒られない分、シングルゲームのほうが、遥かにやりやすいかな?
仲間のCOMと一緒に、ゾンビを倒して倒して倒して脱出してやろう!

ゲーム全体を掌握する謎のAI
このゲームは仲間と一緒にゾンビから逃げるだけのシンプルな脱出ゲーム。というのは理解してもらえたと思う。で、で、で、これに花を添えるのが、Valveが開発したシステム「AIディレクター」これは簡単に説明すると、「ゲーム全体を掌握し、敵の襲撃や、ゲーム中の音楽などを適時プレイヤーに提供していくシステム」というのが一番分かりやすいかな?

このゲームには基本的にゾンビ(感染者)と武器弾薬がランダムで配置されているんだよね。(注:場所によっては固定に配置される場合もあります)それも全てAIディレクターが行っているの。AIディレクターは、プレイヤーの動きや能力を把握し、どうすればゲームが盛り上がるか、調整してゾンビや武器を配備していくんだけど、それがただのランダムでは無い証拠に、ゾンビ達の行動には一定の波があるのが、遊んでいくうちにわかってくると思う。

例えば、しばらく静かだと思ったら、ゾンビが現れ、倒していくうちに大量のゾンビが、効果的な音楽と共に現れる。あるいは、ボス級のタンクと呼ばれるゾンビが、壁を破壊しながら襲ってきてプレイヤーをピンチに陥れる。。。。そして再び静かになり、しばらく進むと。。。という具合に、ゲーム中に静と動を巧みにつかいわけて、ゲームを盛り上げていくんだよね。だから、何度遊んでも、毎回違う配置、違う襲撃ポイントが発生するから、いつも新鮮な気持ちで遊べるのさ!
(ちなみに続編といわれる2では、天候すら(!)もランダムで行われるらしい)


値段はどのくらい?
このゲーム、マリンちゃんとしては前々から欲しかったんだけど、少女のお小遣いじゃちょっと買うのがためらう値段だったんだよね
だから傍観したんだけど、最近廉価版が出ていてびっくり!だって、発売して一年ぐらいしかたっていないんだよ!?

ああ、やっぱり×360だし、あまり名前も売れないし、こんなもんだろププ!

とか、思った人いるでしょ!実はマリンちゃんも思っていた
で、それが間違っていることに気がついたのだ!

なんとこのゲーム、一年しかたっていないのに、もう続編が出るんだって
だから、廉価版がでたみたい。2が出れば前作を遊びたくのる人情だしね!
ていうか、続編出るの、早すぎでしょ?開発期間は半年か!?!?!

もともと開発に三年もかけて、あやうく挫折しそうになり、いざ販売してみたら本国では大好評を博しBest of E3賞も貰ったもんだから、かなりイケイケになっているみたい!
なんと2の広告費に22億(4Gamer.net情報)をつぎ込んだとか!
開発費じゃなく、広告費に!開いた口がひろがらないよ!

でも、まぁ何だかんだいっても、こんな名作ゾンビゲームが3000円ぽっきりで買えるのは、ひじょ~にリーズナブル!2を遊ぶ前に是非とも購入することをマリンちゃんはおススメするよ!てか、もう買え!


マリンちゃんのお得情報♪
日本語版を購入しても、そのままだと実は日本語表示(日本語字幕が)出ないよ。まず最初に字幕表示を設定しないとね!


色々紹介


生存者
このゲームには、基本的に主人公四人とゾンビしか登場しないが、シングルモードだと、プレイヤー以外の主人公の一人が死んでしまった場合、生存者を発見することができる。生存者は、死んだ主人公一人と同じ容姿、同じ名前なので、間違うことは無いだろう。なお近づくと、助けたことになり、勝手に仲間となって戦ってくれる。

ノーマル・ゾンビ
普通のゾンビ。ただし、ジョージ・A・ロメロ監督のような半腐敗のトロトロ移動なゾンビでは無く、バタリアンや28日後…に代表される、高速移動可能な俊敏なゾンビである。(そういえば、病原体によるゾンビ化など、28日後…に、かなりオマージュされている部分は多い)あまりにも高速で襲い掛かってくるので最初は驚くだろうが、実際の攻撃力、防御力は見た目ほどは無く、あっさりと倒せる。なお、主人公の四人は抗体を持っているせいか、襲われて(そして死んでも)ゾンビ(感染者)になることは無い。

Tank
病原体が変異したせいか、やたら体が巨大なゾンビ。いわゆるボス。要所要所で現れては、破壊の限りをつくす。ボス扱いのためか、一度に一体しか出てこない。なおラストには必ず二回出てくる(ノーマルの場合


witch
泣き女ゾンビ。個人的にバンシーと呼んでいる。
いつもは泣いているだけだが、近づくと襲撃され、プレイヤーの場合、ほぼ100%即死する
発見したら距離をとり、そっとしておくのが一番。
どうしても通らなければならない道にいるときは、味方を犠牲にして倒すしか手は無い。(自分が犠牲になった場合、助かる見込みは無い。

Booear
デブなゾンビ。なぜか知らないが、こいつの体液がゾンビの大好物
特にゲロは美味しいらしく、プレイヤーがゲロ攻撃を受けると、ゾンビ達が大量に現れて襲撃してくる。またあまりにも近いと体液がかかり、やはりゾンビが集まってくる。




エロット キャラクター紹介 - ジン・サユラ

EROTキャラクター・ジン・サユラEROTキャラクター・ジン・サユラ アイコン
 名称:ジン・サユラ
 所属:コロニー・バン・シネマ
 所有者:コロニー・バン・シネマ

 コロニー内に幾つか存在する活動映画の製作会社に所属している俳優(介護用)エロット。いわゆるB、C級映画や、自主制作映画等に俳優として出演。映画のかたわらヒーローショウになどにも登場し、そこそこの人気を持っている。

映画及び会社の宣伝をかねて社長命令で出場。忍者の格好は社命である。しかし、ただの変装ではなく、入手可能な忍術の本はあらかた読破し実演/吸収しているので、そこそこの腕前はもっている。ただ忍術自体が諜報活動の術なので、真正面においての戦闘力自体はそんなに高くは無い。

「貴方のお命頂戴します!出来れば戦わずに!」



すぐに何か書けないときはエロット紹介に限るでござる。
ジン・サユラは、どちらかというと、見掛け倒しのやられ役の一人。
何しろ映画の宣伝できているわけなので、本気で戦おうとする他の選手とはやる気が全く違う。ようするにやる気はなっしんぐ。ウケればそれで良いと思っているので、あとあと悲劇が。。。ナムナム。

紹介 - フロント・ミッション4


今回紹介するのはフロントミッション4。
ちなみにフォーでは無く、フォースと表記するのが正しいらしい。
理由は知らない。

さて今回のフロントミッションは、舞台を次世代機PS2に移して製作されたものです。
さすがはスクェアだけあって、その映像美の素晴らしいこと!
PS2の進化はまさに、このゲームを作るためにあったといっては過言では無いほどのビジュアルを見せてくれます。
まぁPS3や×360の今の時代では、さすがに少し劣りますが、それでも感動すること間違い無しです。
特にオープニングの謎の部隊によるドイツ軍基地強襲シーンは、最低三回は見るべきの素晴らしいクオルティです!

ストーリー
2096年、ドイツ軍基地が謎の軍隊に強襲され壊滅した。E.Cは陸上戦術研究機関…未だヴァンツアーの有効的な戦闘を研究するために組織された、特殊機関「デュランダル」に調査を命じた。そして同じ頃、南米はベネズエラで、独立騒ぎが勃発した。USNはベネズエラの独立を封じ込めるために軍隊を派遣するが、ベネズエア軍に力を貸す、謎の部隊により行動が阻まれていた。ヨーロッパと南米で起きた二つの事件。この二つの事件が一本の線でつながるとき、真実が浮かび上がる。




改正/改悪?追加変更点
映像に関しては、もはや天下のスクェア。何もいう事はありません。
もう、これでもかというぐらい、美しき鋼鉄の塊を見せてくれます。
ただ、システムに関しては3から4にかけて幾つか変更点があります。

まず木や車などのオヴジェクトが破壊できなくなりました。個人的にはマップ上のオヴジェクトを無意味に破壊する行為が好きでしたが、この破壊行為自体にはもちろん意味があります。例えば木の陰に隠れている敵を、木を破壊することで攻撃できるようになったり、敵の手前にある車を破壊することで、近接戦闘をしかけることが出来るようになる。そいう意味があるのです。しかし、今回の改正で、木の陰に隠れている敵を攻撃できなくなった反面、敵のミサイルから身を守るために、木の裏に隠れる。という戦術的な行動がとれるようになったことを意味します。

どちらのシステムが優れているかは正直わかりません。まぁ一長一短といえます。


あと重要なポイントとして人間が戦闘場面から姿を消しました。
これはどういうことかというと、ヴァンツアーVS歩兵という図式が見れなくなったということだけではなく、ヴァンツアーから兵士が降りることも無くなったということも意味します。
当然、ヴァンツアーの捕獲も出来なくなっています

これはゲームを遊んでいない人にはいまひとつピンとこないでしょうが、このフロントミッションというゲームは基本ゼニゲバ仕様となっています。
つまり資金を多く持ち、より高性能な装備をヴァンツアーに装着させたものこそが勝利を握るのです。人の熟練度なぞ、オマケ以下の添え物にすぎません(これは言いすぎですが)
3では、敵ヴァンツアーを捕獲することにより機体(そして各部分のパーツ)を手に入れることができました。特殊部隊などのレアなものや警察の貧弱な武装まで自由に手に入れられ、いらないパーツは売却して資金にすることができたのです。そうなると基本はいかに敵を降伏させパーツを手に入れる(そして売ってお金にする)のが、なによりも重要となってきました。

ところが、今回はそういった行動が出来なくなってしまいましたので、別な方法で資金を手に入れなくてはなりません。そこで今回、資金を手に入れるために行うのが戦闘シミュレーションです。戦闘シミュレーションとは、いわゆる実戦とは別の模擬戦闘です。

3でも一応ついてはいたのですが、本当にヴァンツアーの戦闘力を確かめるぐらいにしか役に立ちませんでした。しかし、4では、シミュレーションをクリアすると、戦績におうじて資金を得ることができるのです。なんで仮想戦闘で資金を得られるのか、、、、どういうシステムなのかよくわかりませんが、とにかく模擬戦闘を終ると資金と、そして経験を得られます。これは一度に二度美味しいシステムでしょう。

まるまる一ステージ余分にやる必要があるとも言えますが。


追加といえばリンクシステムを忘れてはいけません。
このリンクシステム、簡単に言えば味方の支援を受けられるシステムを言います。
あらかじめリンク(攻撃)を設定していた味方に、行動力が残っていれば、敵を攻撃したさいに支援を行ってくれるのです。支援内容は自分で決められるのですが、基本は手に持っていた装備となります。つまり、銃や格闘攻撃などです。

味方を囲んで敵を攻撃すれば一斉攻撃となり、相手に大ダメージを与えます。
一見すれば素晴らしいシステムですが、当然、支援を行った味方の行動力は減ります(その結果、自分の番になったら動けなくなっていた、なんてこともあります)し、何より敵もリンク攻撃を行ってきます。
ついうっかり、敵の懐に飛び込んだら集中砲火をあびて倒されていた。という自体も招きかねません。

さらにいうのなら、このリンクシステムは設定がいちいち面倒であり、そうでなくても複雑なシステムのフロントミッションをさらに複雑にします。
リンクシステムを起動させるには、リンクポイントを手に入れなくてはならず、それにはレベルを上げなくてはなりません、そしてリンクを手に入れたと思ったら、次に支援を行って欲しい相手をえらび、どの武器で支援を行うかを設定するのです。
最初は、もう本当にわけがわかりません。
この段階でもしかしたら挫折した人もいるかもしれません。
もちろんリンク設定などしなくても戦えないことは無いのですが、難易度があがってしまいますので、どうしても学ばなくてはなりません。

素晴らしいシステムですが、遊ぶ人を選んでします。そんな姿勢が素敵で日本的ともいえますね


ネタバレ注意!

やっぱり愉快だった!?今回のお話

さて、今回のシナリオは時間的には、前作3よりも前、2より後の話になっています。内容に関しては、前作のように愉快な内容になっていませんが…ですが途中、よく分からないことが多々あり、頭を悩ませる部分があります。

例えば今回の発端となったドイツ軍壊滅は、ドイツ軍指揮官グレーザー准将が、資源輸出大国のザーフトラ共和国(ロシア)と手を組み、ポーランドの資源地帯を破壊して、ドイツを儲けさせ、あわよくば「ヨーロッパは指揮権を統一すべきだ!(そして指揮権はドイツがもっていやる!)」という構想を練っていたことから始まるのですが、、、南米とは基本関係無いのです。南米のベネズエラ独立を謀ったディアス知事は、汚職を連邦議会に知られるのを恐れて決起したという、素晴らしい小物であり、ザーフトラ共和国(ロシア)が外貨獲得(傭兵として)のために、協力していたというのが真相です。

ところが、ベネズエラの部隊を、ヨーロッパに回す計画がるだけで、それ以外にはあまり関連性がみあたらない。
ストーリーの中では、USNとECをぶつけて戦争を起こす計画があったようですが、別にUSNの目を南米に向けている間に計画を。。。といったことでも無いようで、本当にただの外貨稼ぎだったというのが真相のようです。

でも、まぁ別にさほど混乱するほどのことでも無いですし、全体的にみれば些細なことでしょう。大きな枠組みでは、シナリオはよく練られていますし、そしてなにより今回の主人公は、男女ともに軍属であり、3の暴走あんちゃんのようなアレっぷりは無いので安心です。

シナリオは二重で楽しさ二倍!?

さて、4の目玉の一つに、主人公二人による、別々の場所での二重ストーリーがあります。本編のストーリーは、ヒロイン・エルザの所属するデュランダルが謎の組織(正体はグレーザー准将と、協力しているザーフトラ共和国(ロシア)軍)を調査するためにヨーロッパ各地を転戦する、ヨーロッパ編。そしてサブストーリーは、ヒーロー・ダリル軍曹が所属するUSNで仲間と共にベネズエラで戦いぬく、南米編です。

ストーリーが二つあるということは、話が二つ楽しめるのと同時に、単純に装備の確保や整備に二倍の時間がかかるということで、これはまた結構な苦痛で、同じ事を何で二回もやらなきゃならんのだ!(もちろん国が違うので購入できる兵装も違うのだが)という気持ちになってしまうことは請け合いです!

登場人物の紹介!

さてさて、今回は前回のようにアレな主人公はいないと書きましたが、実を言うと主人公よりも敵の方がよっぽどダメ人間であり、最後に真相を知ってしまうと、なんでこんなやつらに引っ掻き回されたのかと、感涙できること間違いなしです。

まぁゲームを購入して遊んでみてもらうのが一番ですが、そんな時間の無い方だけに簡単に、どこがダメ人間なのか紹介してみましょう。

ダメ主人公紹介!
ダリル軍曹・レンゲス伍長・チェイファー上等兵
南米編の主人公三人。USN軍の装備を横流しする程度のチョイ悪だが、ベネズエラのディアス知事の隠し財産を発見すると、基地から軍用トラック引っ張りだして、財産をもってトンズラする。ところが、知事の軍勢にトラックを破壊され、交戦するハメとなり、同じく知事軍と戦っていたゲリラ達と行動をするになる。最終的にゲリラ達に協力してベネズエラを解放、知事の隠し財産の半分をベネズエラ復興にと渡して高飛びする。なお、USN軍は破壊されたトラックを発見し、三人を脱走兵では無く戦時行方不明者扱いにしているようである。

ダメ敵紹介!
ストーリーも主人公もマトモなのに、よりにもよって敵の指揮官がどいつもこいつもダメすぎる…

グレーザー准将。
叩き上げの将軍であり、ドイツ首相からの信任もあつい。祖国ドイツの興隆のため、ザーフトラ共和国(ロシア)と手を組み、今回の一件を企てたが、途中からそんなことはどうでもよくなり、自分の作戦が上手くいく快感に酔いしれ、自分自身の戦略能力を十分にいかせる環境こそが全てとなってしまった。最終的にドイツからザーフトラ共和国(ロシア)に亡命し、巨大機動兵器で、ヒロイン・エルザ率いるデュランダルに立ち向かうが、最後の最後で「軍人らしい最後を見ろ!」と自爆したふりをして逃亡を謀るなど、小物臭ただよう存在と化してしまった。


ヴァグナー
ドイツ軍特殊部隊の隊長だが、その正体はザーフトラ共和国(ロシア)の潜入工作スパイ。若い頃からドイツに送られてきたらしい。グレーザー准将とザーフトラ共和国(ロシア)の仲介をしていたようである。あまりにも若い頃からドイツにいるせいか祖国に対する忠誠心も無く、任務だけが全てだと思っている。そのため、ヒロイン・エルザ率いるデュランダルに負け続け、アイデンティティが崩壊。ついには「オレには祖国も、民族も関係ない!任務が失敗した以上、もう自由だ!」などと意味不明なことを叫び、再起をはかろうと後退を指示するグレーザー准将の命令に従わず、デュランダルに特攻をしかけて戦死する。

幾らなんでもたった一回の作戦失敗で自我が崩壊するとは珍しい敵である

普通は祖国に戻り新しい作戦に従事すれば良いだけなのだが、愛国心のカケラも無い彼には、それも無理だったのであろう。スクエニの敵キャラの中でもトップクラスに悲しい存在なのは間違いは無い。


ニーツカ・イワノヴナ・アレクサンドロフ
ザーフトラ共和国(ロシア)軍、ベネズエラ派遣部隊の女指揮官。わずか22歳で大佐の地位についている。人格は戦闘狂の一言で説明でき、とにかく機動兵器にのって前線におもき、笑いながら敵を殺しまくるという完全なダメ人間。血の量によって出世したタイプに間違いない。グレーザー准将が敗北後、「好きなようにやってやるよ!」と、無意味なヨーロッパ襲撃作戦を全軍に命じるという、完全なネジが外れた行動をとる。よりにもよって、こいつがラスボス。




イラスト - 宇宙人こもごも

今は亡き、マトンさん(死んで無い死んで無い)
が戦略シミュレーションを製作しているということで
送らせて頂いた、宇宙人画像。

18種族×2類で製作
(男女分けではなく、黒人や白人のような人種別)

イラスト - 宇宙人こもごも

左上から)
装甲星人 ロボ星人 クジラ星人
トカゲ星人 サイボーグ星人 ライオン星人
鬼女星人 草食鳥星人 アース星人
三つ目星人 カメ星人 肉食鳥星人
モンキー星人 魚類星人 緑化星人
ラクダ星人 セミ星人 戦車兵星人


せっかく描いたのだから
何かに使えたらいいとは思うんですが、今の所使い道なっしんぐ




SR2020翻訳作業 10/10

SupremeRuler2020-01
499,諜報報告-の上まで翻訳
(行数にすれば1526行分)
http://hayasoft.com/hiko/paradox/other/source/up3136.csv

次の区切りまで六百行近くあるので、そこまでやるか
途中でUPするかは、今の所不明。
(六百までやったら年内にUPできるかどうか)




GOGOカミュさん!0026

GOGOカミュさん0タイトル

GOGOカミュさん!0026



SR2020翻訳作業 - 1450行目

SupremeRuler2020-01

恒例の翻訳UP
http://hayasoft.com/hiko/paradox/other/source/up3121.csv

LocalText-NEWSITEMS.csv
// AI Regions(COM国家)の上まで翻訳
(行数にすれば1450行分)
今回は百行ぐらいの翻訳なので、ちょっち早い。

イラスト - 銀河英雄伝説アイコン

昔、シミュレーションゲームのHOIで銀河英雄伝説の拡張データを作ろうとしたさいに、製作したものです。
データ自体は残念ながら、完成しなかったのですが、同盟軍のキャラクターアイコンだけが残っていましたので、記念にUPします。

銀河英雄伝説アイコン

ちなみに帝国側のキャラクターはほとんど作っていません。
ちなみにデータもどこへいったのやら。。。


プロフィール

zabara

Author:zabara
ガンダム・オンラインで
第029(お肉)部隊を率いる
Zabara(じゃばら)のブログ。
ブログのコンセプトは
企業の手先



ブログ特集
ゲーム改造M0D紹介
ゲーム日記AAR紹介
雷神7AAR&改造コーナー


過去に製作したMOD等は
ここぱのUPローダ
で、ダウンロードして下さい

ゲーム通販

最新記事
カテゴリ
ブログ告知 (18)
ゲーム日記AAR紹介 (2)
案内:DL購入方法 (9)
紹介:一般作 (2)
紹介:ゲーム (19)
紹介:SLG (19)
紹介:ゾンビ (10)
紹介:映画 (6)
紹介:書籍 (4)
紹介:サイト (3)
紹介:RPG (5)
紹介:注目 (2)
紹介:ブラウザゲーム (4)
雑記:歴史の影 (5)
雑記:動画 (3)
雑記:色々な考察 (2)
雑記:怪傑じゃばら伝 (2)
雑記:政治 (1)
雑記:アニメ (5)
雑記:ゲーム (21)
雑記:その他 (22)
ゲーム:ギレンの野望 (20)
ゲーム:信長の野望 (13)
ゲーム:源平争乱 (18)
ゲーム:戦ノ国 (30)
ゲーム:空母決戦 (7)
ゲーム:EUローマ (13)
ゲーム: SPORE (6)
ゲーム:M&B (21)
ゲーム:MOOを遊ぼう! (6)
ゲーム:7 Days to Die (4)
ゲーム:天下戦国の上 (22)
MMO:ガンダム (25)
ガンダム:雑談 (2)
ガンダム:動画 (1)
ガンダム:MA紹介 (2)
ガンダム:マイナー機 (2)
特集:Empyrion (4)
特集:雷神7とは? (1)
特集:雷神7情報 (5)
特集:雷神AAR (18)
特集:雷神MOD (17)
特集:雷神7改造方法 (6)
特集:雷神7銀英伝MOD (16)
特集:雷神7ガンダムMOD (17)
日記 (38)
自主作:GOGOカミュさん (55)
自主作:エロット (7)
自主作:つねならぬ話 (7)
自作:ぼく☆さつ (11)
自主作:イラスト (18)
自主作:二次創作 (4)
自主作:小説 (10)
作業:AAR (6)
作業:MOD (14)
作業:翻訳 (31)
未分類 (0)
ゲーム:スカイリム (5)
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
FC2カウンター
検索フォーム

RSSリンクの表示
リンク
おすすめ一覧
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード
FC2ブックマーク