ゲーム紹介:1552天下大乱


製作:アスク講談社 機種:PCエンジンCD-ROM2
種別:戦略SLG 価格:8,800円


リアルじゃないからクソ

という否定の言葉がある。

一説には、元々フライングシミュレータのスレットで書き込まれた一文だとも言われているこの言葉は、一昔のシミュレータ/シミュレーション系のゲームでは、よくダメ出しに使われていた。

挙動がおかしい。銃の排出音が違う。ダメコンがなっていない。
当時の兵器とあきらかにおかしい…などなど

軍事ファンならば、細かいことに気がつく場面も多くあり、それが「リアルじゃないからクソ」という言葉に繋がっていると思われる。

もっとも、シミュレーションと言っても、あくまでも飛行機を操るフライング・シミュレーションや、潜水艦を動かす、サブマリン・シミュレーションや艦船シミュレーションなど、挙動などにこだわるアクションよりのシミュレーションにこだわった話で、私がよく遊ぶようなシミュレーションでは、当てはまらないことが多々ある。

本格的にリアルなシミュレーションなどをやりたい場合は軍人になって、図上演習でもやるしかない。もっとも、これは2.3日ぶっつづけでやり、面白くも何とも無いそうだが。

もちろん、軍人でも何でも無い一般人は、あくまでも面白いゲームを、遊びたいのであって、必ずしも「リアル」なゲームを遊ぶ必要は無いと考えている人が多いだろう。

そのため、戦略ゲームの場合は、複雑な場面の多くを抽象化することで、遊びやすくし、それによって遊ぶ人に快感をもたらせるのが、主になっている。

だが、あえて、リアルさに拘って作られた戦略戦国ゲームがある。
それが、本作品である。

ゲームデザイナーは伝説の戦略ゲーム「不如帰
で有名な岡野修身。

これは期待せざるおえないというもの!
もう、どのようなゲームになるか…


超リアル・信じるか信じないか貴方次第!システム
お笑い芸人のスティーブン・セキルバーグ(関暁夫)は、その著書・都市伝説のタイトルで「信じるか信じないか貴方次第」という副題をつけていますが

このゲームは、まさに「信じるか信じないか貴方次第」という斬新なシステムを導入しています。

さて、まず先に、戦国におけるリアルさとは何でしょうか?
それは情報がまず、正しいか、正しくないか。
この判断を行わなければならないという事です。

この時代、情報は必ずしも全て正しいとは限りません。
これは別に戦国時代に限らず、現実の世界でも大いにありうることでしょう。

例えば人物の能力などはどうでしょう?
現実では、その人の話や対応など、こまかな人物像を精査した上で、判断しますが、このゲームの場合は、家臣達の進言を信じるか信じないかで、判断しなければならないのです。

このゲームでは、人物の能力が分かりません。
どの程度の能力かは、主君であるプレイヤーが、決めるのです。

例えば、ある人物の評です。
彼は、農作業が得意で、収穫を多くとるでしょう
この進言を「信じる」なら、その武将の評価は高まるでしょう。
逆に「信じない」のなら、その武将の評価は低くなります。

そして問題は、プレイヤーが降した評価と
実際の武将の評価が違うことがままあるという点です


その武将が、どの程度役にたつかは、実際に働かせて、報告があって始めてわかるのです

ですが、内政技術などは、色々な人物にやらせれば、どの程度か把握できますから問題ありませんが、これが戦争時になれないと戦闘力が実際には分からない。というのは、かなりの困り者です。

能力は遊ぶたびにランダムに変わると言うシステムだったはずなので(それでも有名な武将にはそれぞれある程度の補正がありますが)遊ぶたびに四苦八苦するのは必定。

さらに、このゲームの進言には虚実が存在し単純に進言者のミスから、敵の謀略の場合などで嘘の報告がなされる場合があります。

なお、本作品はリアルさが売りですので
軍を動員したからといって、すぐに軍隊を形成することはできません
さらにいえば、移動にもタイムラグがあって、実際の命令には時間がかかります。
そのため、ある程度敵の動きを事前に察知して、軍を動かさないと
まったく機能せずに、壊滅することもあるのです。

そのため、敵の謀略に引っかかって、
軍を動員してしまった時の悲惨さはありません。

別の城をせめられても、そこに行くまでの時間が並大抵では無いのです。
もちろん、解散して、また集合などという戦術はとれません。

また、敵の戦力が、実数どおりにあるかどうかの進言も
それを信じるかどうか、全てプレイヤーまかせのため

いざ、行ったら報告以上に敵の軍勢が多かった。
なんて場合もあります。

何もかもがあいまい。
なにもかもが不明。
虚実いりまじった情報。
何か行動するにも時間がかかるので、事前に予測しなければならない。

まさに、当時の戦国大名の立場をリアルに体験できるゲームなのです。
これこそ、本作品で表現したかった部分であり、オマケ要素の「高円寺博士の戦国時代コーナー」をみれば、どれだけ戦国時代に思いいれがあって作られたかも分かるでしょう。

人によっては

リアルだからクソ。

やってられないクソゲー


とい言うかもしれませんが。


不如帰の続編!戦国Spirits

さて、かような名(迷)作ですが、岡野修身プロデューサーは、さらに不如帰の続編「戦国Spirits 」を2010年にNDSで発売いたしました。これがファニーで、スパイシュで、アクロバティックなものだとして、ネットのごく一部では祭りになったという作品です

ファミコンの「不如帰」CDROM2の「1552天下大乱」などは、さすがに遊ぶには厳しいと思いますが、ニンテンドーDSの「戦国Spirits 」ならば、容易に遊ぶ事ができるでしょう。

岡野修身プロデューサーの素敵戦国観にどっぷりとハマりたい人には、オススメです!(※自分に合わなかったからって、ブログを炎上させちゃダメだぜ!!



さいこ画像久しぶりのクソゲー紹介だね!


パパ画像1「不適切な発言があったことをこの場を借りて陳謝いたします」


さいこ画像「否定はしないんだ!」


パパ画像1「万人が面白いと思うゲームは無いと思うのじゃ。つまり、どこかしらとっぽいところがあった方が、好き。という人も多いはず」


さいこ画像「ニッチ志向ってこと?」


パパ画像1「暗中摸索の世界で、手探りで進める戦略ゲームなど、これ意外には見たことはない。そういう意味では稀有な作品と言っても良いじゃろう!」


さいこ画像「ダレもが爆死するとわかって手を出さないものに、手を出して『俺スゲー!!』って言うのは、中学二年までだと思うの」


パパ画像1「誰もやらなかった所に手を出したという意味では、褒めたたいと思うのじゃ!ちょっと検索すれば、よくできた名作。新機軸を打ち出した良作。という評価を目にすることもできるのじゃぞ」


さいこ画像「で、それで売れたの、このゲーム?」


パパ画像1「このゲームは、発売延期があってなぁ、時期を逸してしまったのじゃよ。ほんと、機会損失じゃな!」


さいこ画像「結局対して売れなかったのかよ!そんなことで、やっていけると思っているのか!業界舐めんな!」


パパ画像1お主は誰視点で話をしておるのじゃ!?




スポンサーサイト

この記事へのコメント

No title - 巨道空二 - 2012年01月12日 10:28:00

お久しぶりです。
時間とお金があったら、ちょっとやってみたいゲームですね。
ゲームを作れるとしてら、こんなゲームを作ってみたい。
そう思っていた要素がけっこう入っているみたいです。

No title - zabara - 2012年01月13日 20:20:00

お久しぶりですノノ
個人的には、結構好きだったんですが、やはり、あまりにもとっぽいかったせいか、結構駄作扱いされているんですよね。
まぁ、確かに、この信じるか信じないか、ってのはかなりファンシーなシステムですから。

もし、機会がありましたら、是非、触れて見て下さい。多分、想像を絶する内容です!(お

トラックバック

URL :

プロフィール

zabara

Author:zabara
ガンダム・オンラインで
第029(お肉)部隊を率いる
Zabara(じゃばら)のブログ。
ブログのコンセプトは
企業の手先



ブログ特集
ゲーム改造M0D紹介
ゲーム日記AAR紹介
雷神7AAR&改造コーナー


過去に製作したMOD等は
ここぱのUPローダ
で、ダウンロードして下さい

ゲーム通販

最新記事
カテゴリ
ブログ告知 (17)
ゲーム日記AAR紹介 (2)
案内:DL購入方法 (9)
紹介:一般作 (2)
紹介:ゲーム (19)
紹介:SLG (19)
紹介:ゾンビ (10)
紹介:映画 (6)
紹介:書籍 (4)
紹介:サイト (3)
紹介:RPG (5)
紹介:注目 (2)
紹介:ブラウザゲーム (4)
雑記:歴史の影 (5)
雑記:動画 (3)
雑記:色々な考察 (2)
雑記:怪傑じゃばら伝 (2)
雑記:政治 (1)
雑記:アニメ (5)
雑記:ゲーム (19)
雑記:その他 (22)
ゲーム:ギレンの野望 (20)
ゲーム:信長の野望 (13)
ゲーム:源平争乱 (18)
ゲーム:戦ノ国 (30)
ゲーム:空母決戦 (7)
ゲーム:EUローマ (13)
ゲーム: SPORE (6)
ゲーム:M&B (21)
ゲーム:MOOを遊ぼう! (6)
ゲーム:7 Days to Die (4)
ゲーム:天下戦国の上 (22)
MMO:ガンダム (25)
ガンダム:雑談 (2)
ガンダム:動画 (1)
ガンダム:MA紹介 (2)
ガンダム:マイナー機 (2)
特集:Empyrion (4)
特集:雷神7とは? (1)
特集:雷神7情報 (5)
特集:雷神AAR (18)
特集:雷神MOD (17)
特集:雷神7改造方法 (6)
特集:雷神7銀英伝MOD (16)
特集:雷神7ガンダムMOD (17)
日記 (38)
自主作:GOGOカミュさん (55)
自主作:エロット (7)
自主作:つねならぬ話 (7)
自作:ぼく☆さつ (11)
自主作:イラスト (18)
自主作:二次創作 (4)
自主作:小説 (10)
作業:AAR (6)
作業:MOD (14)
作業:翻訳 (31)
未分類 (0)
ゲーム:スカイリム (5)
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
FC2カウンター
検索フォーム

RSSリンクの表示
リンク
おすすめ一覧
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード
FC2ブックマーク