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ブログ小説:マリンさんちのパパさん その1


ゆるふわのファンタジー・ライトノベルを目指して書いています!ちなみに、僕の好きな小説は「日本本土決戦」「東京地獄変」「日本壊滅」です!


まず初めに行っておくが、パパというのは俺の名前だ。

パパ・ランド・フェデル。

ランドは隠し名で、通称はパパ・フェデル
ふざけた名前だ。

売春婦だった俺の母親が、上客であった大司祭に認知を迫って失敗したことから、パパなんてあてつけがましい名前をつけたらしい。

そして俺が最初に殺した人間は、その親父・・・なのかは知らんが、母親が認知を迫った大司祭だ。

なぜって?それは、そいつが俺の母親を殺したからだ。

俺が10歳の頃だ。
当時、母親が付き合っていた男と言うのが、またロクデナシのゴンボロだった。
つまらないプライドで、母を殴り、暇さえあれ他人を恫喝していたクズだった。
俺も何度か、目つきが気に入らない。という理由で殴られたが、それはどうでもいい。

問題は、そのクズが、俺の認知騒動の話を母親から聞きつけ、大司祭を恐喝したことだ。
一週間もしないうちに、そのロクデナシは、路上で何者かに殺され、母親は魔女の汚名をつけられて火あぶりにあった。

で、俺はどうなったかというと
「魔女とゴロツキに囲われていた可哀想な子供」
として、孤児院に入れられて、神学校に通わされた。

スラム街の売春婦から一転、知的階層の司祭の世界に飛び込んだ。

といえば聞こえは良いが、ようは軟禁。飼い殺しだ。
でも、まぁ、俺は子供ながらに卒業までは我慢しようと考えていた。

少なくとも、俺の父親?である大司祭は、俺を殺さなかった。
多少の情はあるに違いないと思っていたからだ。

甘かった。

孤児院についた、その夜。
一緒に入ってきた子が施設の役員に犯された。

聞けば、他国はいざしらず、この国では普通らしい。
施設の大人たちは、孤児たちを教育の一環として殴り、罰として犯した。

そこには俺のそだったスラムとどっこいどっこいの地獄がある。
いや、絶対的な権力者が、力の弱い人間に暴力を振るう分だけ、スラム以下だ。

なぜならスラムで暴力を振るう人間は、自らも暴力に襲われる危険がある。

だが、この施設では目上の者による一方的な暴力しかない。
孤児たちは力が弱く、貧しく、抵抗もできない。

俺は怒りに震えたが、まだ我慢していた。
少なくとも施設の人間の暴力は俺には向かわれなかったからだ。

「彼は大司教の息子だ」

施設の人間はそう言って、俺を避けていた。
大司教や金持ち、貴族が産ませた愛人の子が孤児院に送られるのは珍しく無いそうだ。

俺にすり寄ってきた施設の人間によれば、その手の愛人の子は「養子」として、本来の父親の元へ送られる。いや、送り返される。

孤児を引き取れば、名声が上がるし、法的にも自分の子として扱える。
相続は微妙だが、少なくとも自分の血を持つ子を合法的に子供扱いできるわけだ。

そして、そういう孤児達は、当然施設の人間は手を出さない。
それどこら、むしろ丁寧に扱われる。

まかり間違い、自分達が折檻した相手が、貴族の当主になったら目も与えられない。
実際、昔にそういったケースがあって、孤児院の人間が、院長を含めて三分の二も、「あらゆる苦痛を与えられ」処罰されたらしい。

そういう話も聞いていたので俺も若干油断していた。

母を嫌いな子供はいない。
とは言うが、正直、母は好きでは無かった。

愛人のゴロツキは死んで当然の男で思い入れも無い。

このまま大司祭の息子として、悪く無い気もしていた。
しかし、それはどちらかといえば希望とか願望の類のものだった。

孤児院に入って半年後。

初めて会った大司祭の姿を見た瞬間。
すべては儚い幻であると確信した。

大司教は俗物意識丸出しの、腐臭を放つ老人であった。
俺を見る視線は、息子を見る父親のそれではなく、これからどうやって獲物を料理しようかと舌なめずりする狩人のものであった。

俺の全身に危険信号が放たれた。

そして、初めて「実の父親」にあったその日の夜。

俺は大司教を刺殺した。

穢れた女を抱くのは聖書に反する行為だが、清らかな童子と愛するのは、神が許したものだ。
というわけのわからない理由で、息子の俺を犯そうとした大司教を、あらかじめ用意していた果物ナイフで刺し殺した。

人を殺すのは初めてだったが、犬や鳥を殺すのには慣れていた。
ようは首を切り裂けば良いのだ。

あとは勝手に死ぬ。

大司教にとって不運だったのは、俺が、スラム街出身だったことだろう。
この孤児院でそだった子供たちは抵抗の仕方をしらない。

だが、俺はそうじゃ無い。

そして、大司教と、この施設の人間は抵抗されることに慣れていなかった。

施設の人間は血まみれの俺に襲われると、見るも無残な命乞いをしてきた。
一方的に相手を蹂躙した人間は、自分がやられた場合、どうなるか容易に想像できるものなのだろう。

俺は孤児たちを扇動して奴らをしばりあげると、施設に火を放って姿をくらました。

おおよそ、20年以上前の話だ。
そして、俺は今、どうなっているかといえば…

「てめぇ、覚悟はいいか!?」

寂れた酒場でイカサマ博打をして死にそうになっているわけだ。
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