つねならぬ話 - 第三話「恋愛なる話」

マリーとメイデンのつねならぬ話
マリンちゃん「今回は愛戦士、ラヴリ~ソルジャー・マリンちゃんと、愛だの恋だのについて語りましょー」



操ちゃん「引き続き、僕とママが一緒に語ります。よろしくネ!」



カミュさん「よろしくお願いします。
…操さん。そろそろ降ろしてはもらえませんか?」



操ちゃん「いやぁ~、ママをずっと抱っこしているの~」



マリンちゃん「そうだよ。そろそろ放したほうがいいよ。そうでなくても、ママを子供が抱っこするなんてシュールな光景なんだし。」



操ちゃん「そんなこと言って…ははん。
マリンさん。さては、うらやましんですね。」



マリンちゃん「う、うらやましくなんてないもん!もういいよ話を始めるよ!」



カミュさん「…ふぅ
ところで、恋と愛とは、随分深遠なテーマですね?」



マリンちゃん「命短し恋せよ乙女!女子には永遠のテーマなんだよね!」



操ちゃん「…三話目になって、ようやく女の子らしい話ができそうですね(ボソ」



マリンちゃん「そこ!ボソボソ言わない。ハッキリ言う!」



操ちゃん「ん~ハッキリ言うと、
僕は特に興味無いんですけどね。」



マリンちゃん「…ママさんがいなかったら、グーで殴っている所だぞ。」



操ちゃん「え~ん。ママぁ、この人がイジメるよぉ~」



カミュさん「…ホホをすりすりしながら、ワガママいわない。協力しない操さんが悪いんですよ。」



操ちゃん「むにゅ~」



マリンちゃん「さすがは大人!話が分かる。」



カミュさん「…でも、すぐに暴力にうったえるのは、どうかとは思いますが。」



マリンちゃん「まぁ、女の子の暴力なんてカワイイもんですよ。」



カミュさん「暴力にカワイイなんてものはありません。暴力で人を従わせようとするのは最低の行為だと認識すべきです!」



マリンちゃん「は、はい。」



操ちゃん「そーだ、そーだ!」



カミュさん「操さんは、ちゃんと協力する!」



操ちゃん「むにゅ~」



マリンちゃん「(…うう、やりにくいなぁ)
じゃあ、とりあえず『恋とは何か』から語ろうじゃないか。」



操ちゃん「はぁ…でも恋って何でしょう?」



マリンちゃん「まぁ…人を好きになることだよね。」



操ちゃん「人を好きになるのは愛じゃないですか?愛情って言いますし。」



マリンちゃん「…そ、そうだね。じゃあなんだろう?改めて考えると良く分からないもんだよね。」



操ちゃん「…人を好きになってドキドキすること…かな?」



マリンちゃん「それだ!じゃあ、それについて語ろうじゃないか操くん!」



操ちゃん「でも私、人を好きになってドキドキしたことありませんよ?」



マリンちゃん「んなアホな。いくら生娘でも、その年になりゃ2度や3度ぐらい、ドキドキしたことあるでしょうが!」




操ちゃん「…う~ん。空から地上に落下する降下訓練や、実戦訓練の時はドキドキしてますよ。」



マリンちゃん「そりゃ、緊張しているんでしょう!」



操ちゃん「あ、でも恋のドキドキも同じなんじゃないですか?好きな人といると緊張やしてしまうんですから。」



マリンちゃん「なるほど…そう言われれば、そうかも。」



操ちゃん「ていうか、愛戦士のわりに何も知らないんですね。」



マリンちゃん「黙まりゃ!知ってはいるのさ。気がつかないダケだい!」




操ちゃん「…だめだめですね。」



マリンちゃん「まあ、いいや。ここで語ってみよう!」



操ちゃん「恋って緊張!」



マリンちゃん「………」



操ちゃん「………」



マリンちゃん「…何だろう。この胸の奥にある『納得できねぇよ』感は。」



操ちゃん「理論と現実が合わない場合は、理論があってないせいだと学校で教わりました。」



マリンちゃん「簡単に言うと、あんたの答え間違っとるやないけって…感じ?」



操ちゃん「平たく言えばそうかと。」



マリンちゃん「冷静に対応するアナタに、強烈な怒りが湧き起こるのを抑えきれない私がいる…」



操ちゃん「…しかし、彼女は思った。ここはグッと我慢して年上の心意気をみせてやろう…と。」



マリンちゃん「そんなナレーションで私の怒りが収まると思うんか!」



操ちゃん「ちょっ…ちょっと、待ってください。こういうのって、ここから話が盛り上がったり、広がったり…」



マリンちゃん「『恋って緊張!』のどこに、盛り上がりと広がる要素があるっちゅーねん!」



操ちゃん「いやぁ~許して~」



マリンちゃん「許さん!罰としてお前のママさんを代わりに抱っこさせろ!」



操ちゃん「それだけは許して~僕のママを奪わないで~」



カミュさん「随分グダグダですが…これで、大丈夫なんですか?」



マリンちゃん「全然、無問題!」



操ちゃん「単なる穴埋めですもんね。どうでもいいんですよ~」



マリンちゃん「…生娘、アンタあんまりヒドイことばかりいうと、アンタの名前ヴァージニア(処女地)からウェイストランド(荒れ地)にされちまうぞ。」



操ちゃん「ひ、ひどい。何ですか。その意味不明な嫌がらせは!?」




マリンちゃん「ま、いいや。こうなったらアレよ!」



操ちゃん「アレってなんですか?」



マリンちゃん「人妻ママさんに聞いてみよう!」



操ちゃん「はぁ…結局、人様に丸投げですか。」



マリンちゃん「人妻ってからには、恋愛経験も豊富でしょーし、とっかえひっかえ男を手玉にしているだろうし…きっと恋愛の達人に違いないはず!」



操ちゃん「ひ、人の親をアバズレみたいに言うなぁ!」



マリンちゃん「でもね。そんなもんよぉ?現実をみよーぜ!」




操ちゃん「マ…ママはそんなにフシダラじゃないもん!違うもん!」



マリンちゃん「まぁ、まぁ、チミもあと数年たてば分かるってもんさ。」



操ちゃん「うー!うー!」



カミュさん「…マリンさん。あまり操さんをイジメないで下さい。」



マリンちゃん「はーい。ごめんなさーい。」



カミュさん「…当家には『家人の尊厳を傷つけた者を許すなかれ』という家訓があります。」



マリンちゃん「…………(ゴク」



カミュさん「…色々と口に出したい年頃であるのは分かりますが、もう少し慎まれることを覚えておいた良いと思いますよ。」



カミュさん「…特にその人の身内に関することは…ね。」



マリンちゃん「ご…ごめんなさい。」



カミュさん「結構。ところで、恋と愛の説明…ですよね?」



マリンちゃん「は、はい。そうです。」



カミュさん「私も、そんなに達人というわけではありませんので。大したことは言えないのですが…」



マリンちゃん「わくわく」



カミュさん「『恋』とは『心』が『変』と書きます。そして『愛』とは『心』を『受』入れると書きます。思うに、恋とは人を想う心が掻き乱されるさまを言うのでしょう。愛は、文字通り、相手の想いを、心を受入れることだと思います。」



マリンちゃん「じゃあ、恋は一人で出切るけど、愛は一人では出来ないってのは?」



カミュさん「恋は相手を想う自分を指すのですから、一人でもできるのでしょう。しかし、愛は相手の方が自分の心を受入れてくれる状態を指すのですから、自分と相手の方、二人必要だと思います。」



マリンちゃん「へ~さすが人妻!思わず納得しちゃったよ!」



操ちゃん「らぶりぃーソルジャーとは思えない発言ですね。」



マリンちゃん「うるさいな生娘は!自分だって分からなかったでしょ。」



操ちゃん「そりゃ、僕は別に愛戦士じゃないし。」



マリンちゃん「へ理屈言うな!」



操ちゃん「なんでやねん!」



カミュさん「答えに満足されたようですね。そろそろ、おいとましたいのですが。」





マリンちゃん「いや、またれいママさん!」



カミュさん「なんですか?」



マリンちゃん「いや、ここまできたらママさんの恋愛体験も聞きたいなぁ、と思うわけですよ。」



カミュさん「…恋愛体験?」



マリンちゃん「そう、パパさんと出会い、恋愛し、結婚するまでの一大叙事詩!」



カミュさん「…あまり、面白いものではありませんよ?」



マリンちゃん「え~いいじゃん。教えてよママさん。」



操ちゃん「…止めた方が良いと思いますよ。」



マリンちゃん「なんで?アンタは気にならないの?パパとママのよもやま話!今後の私らの恋愛に大いに役にたつと思うよ。」



操ちゃん「いや…その…僕、知ってるし。」



マリンちゃん「あれ、そうなの?自分ばっかり、ずるいな~」



カミュさん「…私の体験を聞いて何かを学ぼうと?」



マリンちゃん「そそ、決して興味で聞いているわけじゃないよ~」



操ちゃん「…一般的な恋愛に馴染まないから。止めた方がいいと思う。」



マリンちゃん「んなもん。聞いてみなくちゃわからないじゃない。ね、いいでしょ?」



カミュさん「…わかりました。良いでしょう。」



マリンちゃん「やっほ~!今夜は焼肉だ(意味不明」



カミュさん「…ただし。」



マリンちゃん「はい?」



カミュさん「…途中退場は許しませんよ?」



マリンちゃん「お、おう。」



第一話-「萌ゆる話1」
第二話-「萌ゆる話2」
第三話-「恋愛なる話」
第四話-「とらわれし者1」
第五話-「とらわれし者2」
第六話-「とらわれし者3」
第七話-「とらわれし者4」




マリンちゃんサイコちゃん
当ブログのマスコット。魔女っ娘。口は悪いが、性格も悪い。「奈落のマリン」の異名を持つ。将来の夢はお嫁さん。

操ちゃん操ちゃん
宇宙海兵隊学徒隊員。未来の士官候補生。つっこみ担当の筋肉バカちゃん。


カミュさんカミュさん
GOGOカミュさん!の主人公。自他共に厳しい奥様。夫を深く愛しているが、その深さの分だけ容赦しない。


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